攻略
今回はこの小説に関するお知らせがあります。詳しくは私の活動報告からどうぞ。
ガーディアンはこっちへ迫って来る。あの怒りをしずめるのは無理だろう。
もう逃げるしかない、そう考えたその時、目の前に輝かしい光が現れた。
「ねえ、助けて欲しい?僕なら守り神の怒りをしずめることが出来るよ」
俺は森で起きた事を思い出して少しとまどった。しかし、他に俺達が出来る事は何も無い。
結局、助けてもらう事にした。
「ちょっと外へ出てくれる?話して来るから」
俺達は本当に助けてもらえるのだろうか?また森の時と同じように騙されて危険な目にあうのだようか?そんな事を考えながら三十分が経った。
ようやくさっきの光が出て来て、
「待たせてごめん。説得出来たよ」
その声を聞いた俺達はガーディアンの所へ飛び込んで行った。ガーディアンの赤く光っていた目は自然な黒に変わっていて、逆立っていた毛も戻っていた。その時、ガーディアンから声が!
「人間よ、これを持って行け。我の力が入っている。いざという時これを使えばお前は我の力を使う事が出来る」
その時、俺の手に透明な玉が現れた。それは不思議なオーラを放っていた。
俺達は光の神殿を出て再生の神殿へ行った。大神官は言う。
「光の神玉を手に入れたようですね。それをここに置いて下さい」
大神官の言う通り玉を置いた後、国王にこの事を報告するべくアルマ王国へ行った。
なんだか王国が少し活気付いている気がした。噂によれば周辺の魔物の数も減ったらしい。
これも、守り神の力なのだろうか。そう思いながらアルマ城へ入った。国王の所へ行くと、ものすごく嬉しそうな顔で王が俺を見ていた。
俺が話そうとする前に国王が口を開く。
「よくやってくれた、勇太よ!」
国王がこんな嬉しそうに話しているのに謎の光に助けられたなんて言えっこない。
「残りの三つもこの調子で頑張るのじゃ!」
とは言ってもまたあの光が助けてくれるわけじゃない。次はどのようにガーディアンをせっとくすれば良いのだろうか。
従太によるとつぎに行くのは水の神殿。その神殿は水没していて、ボンベが無いと入る事が出来ないらしい。