アルマの黒歴史
この物語には、多少RPG要素が含まれております。
それは無理!という方は見るのをお控え下さい。
ある広い土地に、アルマという小さな王国があった。しかし、この王国の辺りでは、人間を襲う世にも恐ろしい魔物がたくさんいる。この魔物はアルマを攻撃し始めた。彼らの攻撃は非常に強く、城の外壁は破壊され、魔物は中に入って来る。もう終わりなのかと思った初代アルマ王。魔物はぐんぐん迫って来る。この時、見るに見かねた全知全能の神が、共にアルマ王国を守り始める。
しかし、相手は強大だった。押し寄せる魔物は全て強力で、その数もすごい。神も力尽きようとしていた。神は、力尽きる前に最後の力を振り絞り、5つの偉大なる守り神を作り出した。
ガーディアンである。
神によって作られた強力かつ賢い彼らは、魔物を次々と倒し、アルマ王国を最後まで守り抜き、こう言った。
「我らの役目は終わった」
そして、それぞれ住処の塔に戻り、玉と化した。玉と化したと同時に、彼らは深い眠りについた……
しかし、人間はまだ地上に魔物が存在していた事を知らなかった。
1つの家族が命を失くすまでは。
「もう外も安心だね!遊びに行って来ます!」
その数秒後に、事件は起きた。
「うわあああああああああああ!」
悲鳴を聞いて両親が駆けつけた時にはもう遅かった。両親が見たのは血の海の中に倒れる子供の姿。その子供の腹に魔物の爪らしき物が刺さっていた。このショックで両親は自ら命を絶った。
この知らせを聞いたアルマ王は、有名な強い兵士を魔物退治に向かわせたが、生きて帰ってきた者はいない。
黒い雲が、再びアルマ王国に立ち込めていた。
始めまして、キャラメルです!リアル生活での多忙もありまして、更新はゆっくりになると思います。小説を書くのは初めてで、まだまだ未熟な所が多いですが、よろしくお願いします。