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【毎日・昼まえ・更新したい】ぼくのホーム オフィスには 人間きぶんの 猫が2匹いる  作者: 常に移動する点P


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【1/9】鈴木亮平のことを、中2の僕に伝えたい

鈴木亮平、知ってる?もちろん知ってる。役柄に合わせて体重増減なんて朝飯前な(ホントは違うと思うけど)俳優だ。西郷隆盛にも見えるし、冴羽僚木亮平、知ってる?もちろん知ってる。役柄に合わせて体重増減なんて朝飯前な(ホントは違うと思うけど)俳優だ。西郷隆盛にも見えるし、冴羽獠にも見える。


語学も堪能で、ディズニーの吹き替えも。


歴史上の癖アリ人物からヒーロに悪役に、これを多才というのだなと。


朝の芸能ニュースで彼を見かけた。年齢が42歳と表示されていた。


42歳

マジか。マジだな。僕は52歳。ちょうど10歳も違う。いや10歳しかなのか。とにかく、52歳にもなって口から出てくる言葉としては、憚られるのだが


「年下やん」



社会人になりたての頃、編集プロダクションでゲームの説明書を作っていた。僕は大卒で25歳ぐらい、周りは高卒や専門卒で早めに社会に飛び込んだ同僚が多い。明らか年下の同僚、ずいぶんと年下だと思っていたんだよ。


でもね、このまえばったり会った。道端で。


ちょっと立ち話だったけども、


「元気?」

「元気ですよ。久しぶりですね」

「えー、20年ぐらいたつかな?」

「そうですねー、2000年ぐらいにめちゃ仕事してましたよね」


みたいな、探り思い出し話で、突然その元同僚が

「僕も、もう50歳ですわ」と。

おろ?2歳しか変わらんかった?え?もうそれ、同じ年やん。


20代は中2の頃並みに、年齢によるヒエラルキー意識が高かった。1年先輩がめちゃくちゃ仕事できる風に思えていた。実際そうだったから。だから2歳差は、会社ではデカかった。20代はね。


中2の頃、上にも下にも1歳差がいるあの時代。先輩と後輩に挟まれ、唯一無二の価値観が醸成される。


「歳の差ってデケえ。1歳違ったら、めちゃ違うやん。」



この記憶が再覚醒させられるのが、社会人になって3年目ぐらいで後輩ができるあたりなのだ。


そのまま、転職したり、地元に帰ったりと元同僚たちとも散り散りバラバラになった。あの


「歳の差ってデケえ。1歳違ったら、めちゃ違うやん。」

をセーブデータに保存したままで。


だから、再開すると、そこから保存データが再開されて、

「あぁ、あの時の、まだまだな後輩だったなー」なんて記憶が脳内で再現される。


でも、50歳と52歳のリアリティでは、同世代だ。もう、同級生だって思えるほどに。


それを再実感させてくれたのが、鈴木亮平なのだ。


もう年齢なんて関係ないよな。頭でわかっていても、古いセーブデータがしぶとく生きているものだからタチが悪い。そんなときは、鈴木亮平。10歳も年下なのに、もう立派すぎる。何も言うことがない、何も言えない。何も聞こえない、思春期に少年から大人になったけど、大人として上書きアップデートせねばならない。


あぁ、鈴木亮平がそれをわからせてくれる。


という、ことだ。自分のなかの、古くカビの生えた価値観は、意外と手強い。じっくりコトコト煮込み過ぎて、焦げ付いている。焦げなんてそう簡単に取れないのだ。


そういうときは、自分の身の周りにいる人なんて手近なところで済ませずに、決して会えることもない人に思いを馳せて、価値観をぶっ壊すのだ。


中2の頃の僕。4歳の鈴木亮平に会っても、まだそのすごさには気づけないだろう。だが、安心しろ。52歳で気づく(48歳ぐらいで気づいても良かったのだが)。よくわからないロックばっかり聞いていてもダメだ。みんな、お前のお兄ちゃん・お姉ちゃんばかりだからだ。憧れに年上を重ねるな。それが、人を見誤ることにもなるぞ。


人生で、自分を変えてくれる人がいるというのは、まぁなんにせよ、気持ちのいいものだと思うのだ。

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