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【毎日・昼まえ・更新したい】ぼくのホーム オフィスには 人間きぶんの 猫が2匹いる  作者: 常に移動する点P


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【12/1】今日何喰う?ひるめしの問題。どうして、決められないのか?について、考えて結論を見つけたぞ

フリーランスになってから、困りごとというか、毎日頭を悩ませる問題―「ひるめしの問題」です。ひるめし、お昼、ランチ、呼び方はなんでもいいけれど、何を喰うかなんてサラリーマン時代はあまり考えたことはない。


昼のチャイムが鳴る頃に、誰かに誘われるがままに定食屋・ラーメン・牛丼に、時間に余裕があれば回転寿司なんてことも。逆に時間がない日はコンビニでおにぎりとサラダとか。


立ちはだかる、「ひるめしの問題」

考えたことはないのだ。流れに身を任せる。妻が健康を気遣って、お弁当をもたせてくれる日なんてのもあったから、尚のこと。これまで「ひるめしの問題」が僕の人生問題(ドンナモンダイ)として立ちはだかることはなかったのだ。


ところがどうだ、フリーランスになるやいなや、毎日のように攻め込んでくる。「ねぇねぇ、何喰うんだい?今日は」と言った具合に。


都合よく、前の夜の残り物や賞味期限が近い袋麺なんてあれば、何も考えることもないが、「冷凍ご飯ストックなし」「おかずなし」みたいな日、何を作るかという日がある。


遊びたいけど、レゴブロックしかないみたいな。もう、自分の右脳と左脳を驚異的に連携させて、何かをクリエイトせねばならない。もち、外食だってしてもいいのだが、家で昼メシが食えるのに外食はなんだかもったいない。


ラーメンなら作れるし、米だって炊けばいいのだから。


時に、外食もするとしても、「じゃぁ何を食べるのさ」って問題からは逃れられない。


江戸時代、力仕事が増えてきたこともあって、朝夕の一日二食から、お昼も参入して、朝昼夕の一日三食になったとな。なんてことを!昼がないなら昼がない世界線だってあったのかもしれない。


僕は根っからの生まれついてからの、生粋のまがうことない「蕎麦好き」だ。だからといって、ディーンの池森秀一氏のごとく、エブリデイ・蕎麦というわけにはいかない。つまり、そこまで好きでもないのだ。


厄介だ。同じモノは喰いたくない、外食は控えたい、作るのはやぶさかではないが手間だ、そんな年中補欠のサボローみたいなヤツが、ひるめしというエブリデイ・ルーティンと戦わねばならんのだという。


いっそのこと、煮込みでも朝から作ってやろうかとも思う日もある。目覚めた瞬間、回転寿司に行ってやると、「今日、会社辞めてやる」ぐらいの勢いが目覚まし時計とともに覚醒することだってある。


今日なんて、昼前に白ご飯を炊いておいて、朝からスーパーに行って、安い肉買って、焼き肉やってやる!と息巻いた。巻いた息はすぅーーっと吸い込んで、何事もなかったかのように吐き出して、もずくスープと納豆と白飯を喰って終わった。というか、終わらせた。


ひるめし、ってもしかしたら、自己承認の儀式なのか?

たいてい、スーパーに行くのは朝の散歩の帰り道すがら。9時を過ぎた頃。エコバッグをぶら下げての散歩は、何かを買うかもしれないからという欲張りさが具現化したものだ。


朝の9時、うちは朝食が6時。朝食3時間後に、ひるめしのことを考えるのは難しい。江戸時代に昼ごはんをたべるようになったのは、午後からの力仕事に備えるためにみたいな、カロリー消費前提だったからと聞いた。


ところがどうだ、朝9時の時点で、吾輩の忙しさは確約されていない日もある。ヒマな日もあるってことだ。なにより、今日午後からそんなに頑張るってどうか、確約されてもいないのだ。


つまりだ、「午後からもがんばりんさい!」の意味を込めたひるめしは、「午後からがんばれるかどうかわからない」というフリーランス(仕事が充実しているかわかんないから)にとっては、愚問なのだ。


そうなると、ひるめしに何を喰うかにおいて、肉を焼くとか、煮込みを作るとかといったグレードアップめしはあり得ない。外食も同様だ。


さすれば、必然的に納豆食って、インスタント味噌汁にあれば白飯ぐらいのラインナップだ。ドラクエ2並みの三人編成(納豆・味噌汁・白飯)、ときどきドラクエ3ぐらいになって、四人編成でキムチぐらいがついてくる。


つまりはだ、「ひるめしの問題」てのは、自己承認の儀式をどう通過するかだと思う。今日の俺はいい!素晴らしいんだから、こういうひるめしがふさわしい!みたいに、自分を認められるか。


自分のことを、心から応援できる日は、寿司だって焼き肉だって、煮込みだって、うなぎだって何喰ってもいいんだよね。そうでもない日は、水族館の魚たちのように、スーパーをぐるぐる回遊してばかりで、カゴに何も入らない。


どちらかというと、これから始まる今日の午後、つまりちょっと先の未来に自分からエールを送れるかどうか問題、これが「ひるめしの問題」なのだ。

なんとも厄介なランチタイムである。

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