【10/23】リスケする人間と、リスケされる人間
リスケ、便利な言葉だ。リ・スケジュール。ラ・カンパネラみたいな感じなのに、ラ・カンパネラは、ラカンとは言わない。羅漢らかんみたいに聞こえるから?
羅漢とは、仏教で「悟りを得た聖者」のこと。
そうなん、ずいぶんやん
仕事のリスケが多い。来るはずの仕事が、「原稿が遅れてるみたいなので、リスケします」みたいな。原稿を作る仕事は私なのだが、私は何を待っているのか。たぶん、資料のことなんだろうな。
悪気がないスラックの通知に、めいっぱい書かれたリスケの理由も、回数を重ねると「リスケです。また連絡します」とだけスナックに入り浸っていた母親の置手紙みたいに見える。
リスケの数だけ強くなれる、そんなふうに思ってみても、所詮1件の仕事がいつまでも、コネコネされているだけで、ギャラは変わらないし先延ばしされている。不倫相手の「もう、妻と別れるからっ」という常套句よりタチが悪い。それならいっそ「いや、妻とは別れないが、キミが欲しい」ぐらい言う気概が必要ではなだろうか。
というわけで、延々と続いているリスケ案件は先ほどとどめを刺しました。仕事があまりない割に、仕事に正しい主張を入れたがるのは厄介なのだが、
「自分はしょうもない人間なんで、しょうもなく扱っていただいていいですよ。なんせ、しょうもない人間ですから」というのは、本当にしょうもない人間だと思うからだ。
ヒトとの予定で、仕事に限らず、アソビや用事、リスケなのか中止なのかははっきり言った方がいい。リスケはシーズン2に続く感があるので、これどうするねん?というモヤモヤ感が残るからだ。
という僕も人生初デートでリスケされたクチだ。体調不良とのお相手。そりゃいかん、お大事にとなるが、それから35年近く経ってしまった。
相手のあること、相手を考えられる人間でいれば、いつか羅漢になれるんじゃないのかな。そう思う今日でした。




