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アナタはいつも唐突にやってくる

今日もいつも通りの電車に乗り、(あきら)は帰路に向かっていた。


いつもと同じ電車の風景。いつもと同じ帰宅路。いつもと同じ風景。いつもと同じ季節。


玲にとって《変化》という二文字は宝くじの高額当選よりも縁がなかった。



『今日の晩御飯は何にしようか』

『納豆ご飯とカップラーメンでいいか⋯』



家のポストを開けると見知らぬ宛名からの封筒が入っていた。


【防衛庁直属、新部隊編成の為の応募選考書類】


玲はとっさに

『んっ?どうして俺宛に防衛庁から?』


玲はその場で封を切り、中の書類に目を通し始めた。



その書類にはこう記されていた。


【防衛庁はこの度、地球外生命体からの防衛策として新たな部隊を新設することが決まりました。


主な任務は

・地球外生命体の侵略の阻止及び防衛

・地球外生命体への遊撃


この任務を遂行する部隊の名を

[遊撃特殊部隊トップスター]

と命ずる



『ようは、国が新たに人員を募集しているんだな』


まだ玲は特に関心を持たなかった。


自分には関係のないことだと早々と決めつけて、世界や他者と一線を引こうとするのは玲の十八番だ。


だが、今回はそうならなかった。

正確には


《そうさせてもらえなかった》


ふと書類下に記載されている応募条件が玲の目に止まった



【応募条件】


【この書類が届いた全ての方に応募条件があり、それ以外の条件は無し】



『学歴や職歴や資格とか関係ないってこと?』

『この書類が届いた人なら誰でも応募できるってこと?』



玲の心に長らく忘れさられていた『変化』が目覚め始める…




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