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破壊命令

≪この小説はフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。≫

 「総理、緊急事態です、〇国の宇宙ステーションが地上に落ちてきます」


 「何だと? 何故だ? 落下予想地点は何処だ? 落ちるのはいつ頃だ?」


 「〇国からは何の通告もありません、現在精査中ですが、米軍からの最新情報だと、日本の中部地方南アルプス付近に落下しそうです、あと数十分後かと・・・」


 「陸上自衛隊と海上自衛隊に、落下してくる宇宙ステーションの破壊命令を出す、対処を急げ、海上で、排他的経済水域内の上空で破壊だ、急げ、間に合わせろ」


 「了解しました」


 「新Jアラートシステム発令急げ、あとは今年発足した『超広域災害救助隊』にも緊急出場要請だ、琵琶湖に配備した新装備の『消防飛行艇 すいしん』が飛ばせるかも確認しろ、落下した破片で山火事、事故も発生するぞ」


 「了解しました、新Jアラートシステム発令、超広域災害救助隊にも緊急出場要請します」


 「情報収集急げ、判った分から逐次報告しろ、自衛隊で性能評価試験をしていた霞ケ浦の『消防飛行艇試験0号機』も飛ばせるか確認しておいてくれ」


 総理官邸の危機管理センターは、この日、中央リニア新幹線の開業でお祝いムードだったのが一転、全く想定していなかった、原因不明での宇宙ステーションの大気圏再突入で、緊急事態の対処に追われることとなった。

 地表からわずか400~500km程度の衛星軌道とは言え、宇宙空間で起きた事故に対する情報収集だけでも、困難を極めます。


 こればかりは地上とは全く違いますから、当然、事故現場に駆けつけての即時対応なんで、絶対に不可能ですからね~


 時間も無く、ほぼ何も判らない、ほぼ何も出来ない現状で、いったい何が出来るのか、本当に迎撃・破壊は可能なのか、避難等は可能なのか、無理難題が山積みなのに、正しい回答が全く見えてこない悩ましい状況がしばらく続くのでしょうね~ ガンバレ総理官邸危機管理センタースタッフ。

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