27.面倒な恋愛に時限爆弾はつきものである
「……うーん」
飾森が住むマンションへと向かう途中、俺は考えていた。
催眠術が実在するかは一旦置いておいて、春乃先輩からの思考盗聴を何とかしたいのも事実は事実。盗み見られてもいいことなんて特にないからな。
(とはいえ、何かが引っかかる……)
行くのはいい。だが〝このまま〟で、という部分だけが妙に気になっていた。
そんな風に隣でそわそわしてるのが気になったのか、飾森が淡々と聞いてくる。
「どうかしたのかしら。あぁ、どうかしてるのはいつも通りだったわね、ごめんなさい」
「自己完結するな。いや、まだ何か……大事なことを忘れてる気がすんだよな」
「これのこと?」
礼儀正しく失礼なお辞儀をした後、飾森は財布からそれを取り出す。
「ぶ、ふっ! お、お前ねぇ……」
その箱には〝魅惑の0.03ミリ!〟とはっきり書かれていた。
だ、ダメだっ。取り戻しようがないレベルでペースを握られているっ!
ど、どうすればいいんだ……俺は。さっきからもう公園でキスした時の、溶けたように赤らんだ微笑みが脳裏をちらついてしょうがない。
怖いよ、これダメなやつだよ。助けて小夏! このままじゃ俺、壊れちゃう……っ!
「足りない? 安心して。もっと薄いのは私の部屋にあるから」
「……そういうことじゃ。ない、です」
俺の慌てぶりを見た飾森は、からからといい顔で笑う。
「と、というか親は? いないのか、この時間」
「言ったことなかったかしら。共働きよ、特別裕福ではないもの。当たり前でしょう」
「いやいや、だとしても。近所の誰かに見られ、て……見られて?」
……見られる? 誰に? 何を……?
尻の先から出そうになった答えに、あと一歩届かない。
「まぁ、シスコンを拗らせた愚姉はストーキングしているでしょうね。けれどあれは気にしても仕方ないわ、天災だもの。それに……いちゃついていれば勝手に滅ぶわ」
「ストー、キング……?」
ストーカー、樽沢凪咲。飾森の一言で、その名前にようやく辿り着いた。
樽沢は渡会先輩ファンクラブで幅を利かせていたらしい、二年の先輩だ。
俺は自然と腕に抱き着いてきた飾森を気にせず、思考の海へダイブする。
(まさかとは思うが……いないよな?)
彼女はつい先日の体育祭で、小夏へ暴力を振るった絶対に許せない相手だ。
しかしその報復として春乃先輩主導のもと、夜襲を仕掛けた結果。今度は何故か、俺に付きまとう立派なストーカーに進化してしまった悲しきモンスターでもあった。
(前に見た時は校内だったが、あの感じは家を知られてても不思議はない。で、不思議がないってことは……今いるなら、昨日の公園にもいた可能性が極めて高いッ!)
不安になったおれは、がばっと勢いよく背後を振り返る。
そこには朝の程よく騒がしい空気だけがあり、誰も視界に入らなかった。
しかし、だ。これだけでストーカーを発見できるなら世の中、苦労はないだろう。
当然ながら自意識過剰である場合を除いて、と思ったのだが……う、動けない?
「あの、ちょっと動きづらいとかじゃなくて動かないんですが」
「やだ」
「や、やだってお前……」
さすがパワー系女子。全てを我儘と力で解決しようってんだな? いつもいつもそれで上手くいくと思うなよ? まぁ、今回だけは許してやろう。勝てないからじゃないぞ。
「いやあの、自分で言うのもどうかと思うんだがね? 実は俺のストーカーが近くにいるかもしれないから捕まえたいん……です。もしかしたら昨日の会話も聞いてたかも」
「そう。じゃあ、んっ」
と、飾森は急にかわい子ぶりながら小指を差し出した。俺は指を絡め、約束する。
(おぉい。なんか結構、本格的に面倒くさい女だぞ。こいつ……どうしよう)
――ミシミシッ。
思考した途端、今にももぎ取れそうな異音が小指から聞こえてきた。
えっ、痛い。
「これも一種の思考盗聴なのかしらね」
「お姉さん、許して……」
「うん、いいよ」
許された。
俺は狂ったように走り出し、全ての路地をチェックしていく。
猫、震えた爺さん、車、散歩中の婆さんと犬。目についたのはこれくらいだった。
(隠れられそうな物陰は車くらいか……正直、他所の家の敷地にいたらお手上げだぞ)
樽沢は全く見当たらない。やっぱり全部、俺の考えすぎなんだろうか。
……というか、この爺さんは道の真ん中でなにを震えてんだ? 視線も虚ろだし。
「あの、お爺さん。大丈で――……」
「ぁ……」
男の声ではものが聞こえ、俺はそれと目が合った。
「い、いたぁああああっ!」
爺さんの真後ろ。同じポーズで影に潜んでいる樽沢凪咲がそこにいたのである。
「あはははっ!」
瞬間。目をカッと見開いた爺さんが、糸の切れた操り人形のように笑い始めた。
驚きで身体がわずかに硬直し、その隙に樽沢は俺の横を駆け抜けて通り過ぎてく。
「ちょ、おい! し、飾森! そいつ捕まえてくれ!」
「…………」
清々しいまでの無視だった。どうして?
飾森は一歩たりとも動かず、彼女を見過ごそうとしている。
「えうぇっ、なんっ――……あっ」
――次からふたりの時は飾森って呼ばないで。
うん、絶対これだ。しかもあいつの性格的にもう、普通じゃ反応してくれないッ!
「み、瑞希ちゃん! マイハニー! 助けてください宜しくお願い致しますぅ!」
「うん」
直後。飾森が動きを見せたかと思えば、樽沢は秒で床ペロしていた。
それから飾森は彼女の首根っこを掴み、お米様抱っこで担ぎ上げる。
「これでいいのかしら、ダーリン?」
「あ、あぁ……」
お、恐ろしく速い腹パン……だよな、たぶん。
あんなのと戦闘が成立するの、やっぱ春乃先輩だけだろマジで。つーか、口論も知力も暴力も勝てる気がしないんだがこれ、恋愛的に籠絡するしか脱出手段ないのでは?
「そ、そいつも一緒に連れてってもらっていいか?」
「ダーリンがわたしにそうして欲しいなら」
あっ、やばい。呼び方がこのままダーリンに固定されそう。当然、逆も然り。
案の定。道中で何度もハニーと呼ばされ、嬉しくて泣いちゃった。
*
(……普通だ)
俺の家からもさほど離れていないマンション。五〇二号室。
ついに飾森家へと足を踏み入れた俺の、率直な感想はそれだった。
どうやら玄関を上がってすぐ左手が飾森の部屋らしい。
「さ、どうぞ」
「お、お邪魔します……」
妙に緊張する。
ちっとも嬉しくもないはずなのに、彼女という肩書き(?)が存在するだけで喉が渇いてくるのは、俺が男だからなんだろうか。
これがレンタル彼女を借りる人間の心境。深いな……闇が。
部屋に入ると、飾森が樽沢をベッドに放り投げる。
ドアから遠ざけたのを見る限り、一応逃がすつもりはないようだ。
俺は深呼吸をしつつ、室内をぐるりと見渡す。
「普通だ……」
比較対象が小夏なのでハードルは地面に埋まってるのだが、子供っぽさを感じられない落ち着きのある内装だった。本人もこれくらい落ち着いてたらいいのに……。
「どういう意味かしら」
「もっと家中が筋トレ器具まみれとか、魔女の部屋みたいなの想像した」
「筋トレなんて生まれてから一度もしたことないわ。あぁ、ボディラインが出るスポーツウェアとレギンスを着たわたしが、汗をかくところが見たかったのね。ごめんなさい」
「一言も言っとらんわ」
まぁ、ちょっとだけ見てみたくはあるかもしれない。つーか、ノー筋トレってマジ?
と、感情が表情に出ていたのか、飾森は勝ち誇った彼女面で聞いてきた。
「あら。じゃあ、見たくはない?」
「見た……見たっ、くは――」
「嘘ついたらバラすわ」
「ありま、す」
ずるい。というか話題がそっちに流れるのは敗色濃厚!
とっとと本題を済ませて学校へ行くべきだ。長居するのは色々とまずい。
「じゃなくてほら、早く終わらせて登校するぞ。が、学生の本分は勉強だっ!」
「そうかしら。人生一生勉強なのだから、学生の本分は遊びと恋愛だと思うのだけれど」
ぅ、ぐ。反論しにくいことを言うのはやめろ、やめて……。
彼女がいないのに、別に頭も良くはない俺に悪いとは思わないのかっ!?
「と、とにかくだ! 催眠術ってのは都合よく記憶を消したりできんの?」
「せっかちね、ダーリンは。えぇ、できるわよ。条件付きだけれど」
「できんのかよ……」
すげぇな、催眠術。え、エロいことされたらどうしよう……。
こ、こういうこと考えるのって普通、逆だと思うんだけどなぁ。
「なら先に樽沢に掛けてくれよ。昨日公園にいたなら記憶は消しておきたいし、ついでに俺のストーカーもやめさせて……あと、渡会先輩と小夏への執着も消してくれ」
「――――っ! ……そう。体育祭のあれは、そういうことだったの」
「…………」
どうやら小夏が髪を短くした理由と、あの日の俺の怒りが繋がったらしい。
飾森は頭の中で言葉を選びながら、ゆっくりと続けた。
「直接、聞きたくないから聞かなかったけれど。あなたは東雲さんが好きだから久住春乃と組んでどうにか奪ってやろう、と思っている……そういう認識でいいのよね」
「あぁ、今ならはっきり言える。俺は小夏が好きだ。飾森、お前よりもずっとな」
はっきり告げると、飾森は自身の唇を甘く噛んだ。
「…………それで、ダーリンはそこの彼女のことはどう思っているの?」
ベッドで気絶した樽沢を横目に、飾森が儚げな表情を浮かべる。
それがどういう感情なのか、俺には分からない。だが、返すべき言葉は決まっていた。
「どうも思ってねぇよ。ただ……このまま小夏の世界からは消えて欲しい」
「モノみたいに乱暴に扱って人生、滅茶苦茶にしてやりたいってこと?」
「違げぇよ、なんでだよッ!?」
「冗談よ」
「お前そう言えば何でも許されると思ってない……?」
絶対、思ってると思う。羨ましい。俺も女装して女割を体感したいくらいである。
そんな思いの俺を見て、飾森は心からのしたり顔だった。
「ところで、ダーリンは催眠の醍醐味って何だと思うかしら」
「催眠の、醍醐味? え、と……常識とはかけ離れた行為をしてる、みたいな?」
「えっ? 催眠と聞いてすぐにエロ用途が前提の発言をするひとって……」
「!?」
まるで喋るゴミを見るような目でドン引きされた。
「こ、これは詐欺だ! お、俺は悪くねぇ! 醍醐味って聞き方が悪いだろぉっ!?」
「冗談よ。けれど、そうね……成人向けゲームを例に出すなら普通に進めていくだけで、ストーリー外のアルバムも埋まっていくものが好ましい、と。わたしは思うのよ」
「い、いやっ、でも心は普段通りの方が好きって人も絶対いるだろ」
つまり、飾森は催眠に掛かっていると認識していない方が良い派らしい。
しかし認識していない場合、背徳感とか征服感みたいなものが物足りないと思う。
俺がそう反論すると、飾森はわずかに怒りを含んで剛速球を返してきた。
「心の中じゃ嫌われてる? それって催眠を使いたい人間の日常でしょう。それは催眠が好きなんじゃなくて、嫌がる女って属性が好きなだけよ。気持ち悪い」
「……なんでそんなひどいこと言うの?」
独断と偏見がすごい。少なくとも飾森は〝催眠〟が好きなんだろう。理由は知らんが。
てか別に嫌われてるとは限らないじゃない。好かれているかもしれないじゃない!
ほぼ可能性はゼロに近いとしても、夢くらい見たっていいじゃないのさ……。
「ん? で、つまり……どういうことだ?」
「こういうことよ」
言って、飾森が制服から取り出したコインを指で弾いた。
美しい回転をしながら銀のコインは宙を舞っている。
「コインだけ見ていて」
俺は頷く。
恐らくこれが催眠を掛ける手順の一つなんだろう。
飾森がコインをキャッチし、再び親指で高く弾いた。
(あれ、なんか二枚に増えた……?)
三度目になると、今度はコインが三枚に増えていた。
すでに何かが起こっている。
そう自覚した時にはもう、身体は硬直して動かなかった。
(目を閉じ、ら、れな……い……)
そうして、五度目。俺の世界は全ての色と音を失った。
辛うじて飾森の口が揺れていることだけは分かる。
「……せっかく一番の問題だった東雲さんがいなくなったと思ったのに、急に生えてきた久住春乃とかいうふざけた女に邪魔されるわけにはいかないの」
熱っぽい吐息が頬にかかるのをおぼろげに感じ取った。
直後。視界はぐにゃりと歪み、次第に上下の感覚もなくなっていく。
「ねぇ、たぶんわたしはあなたが思うよりずっとずっと我儘だから。欲しいものは全部、まとめて手に入れてみせたいの。過程なんて、そんなのどうでもいい……あなたが、誰と何回寝たって関係ない。最後の最後に、あなたの隣で笑うのは――――わたしよ」
一番記憶に残っているのは、とても息がしづらかったということだけだった。
*
「あれ? 俺の席……」
一時間目の終わりに教室へさっさと入り込むと、俺の席に女子が座っていた。
それは恐らく、人によって絶望して挙動不審になるシチュエーション。
まぁ、休みなら座ってもいいだろうって感覚は分からんでもないがな!
「ん。あぁ、席替えか?」
小夏が窓際の席にいるからたぶんそうだ。一時間目にやったのかもしれない。
すると、登校してきた俺に気付いた柚本が声をかけてくる。
「あ、信二くんだ! どうしたの、寝坊? あ、席替えしたからウチの後ろだよ!」
「おぉ、そうなのか。助かる」
「えへえへ」
なぜか柚本はすごく笑顔だった。素直に可愛らしいと思う。
さすが俺のママだ。俺も鼻が高いよ。
というか、好きってヤツも割といそうだけどな。どうなんだろ、その辺のクラス事情。
「今日、瑞希ちゃんも休みなんだよね。何も聞いてないや……どうしたんだろ」
柚本が寂しそうにそう言った。ママ泣かないで!
聞いた話によれば、ふたりは小学校からの幼馴染で親友らしい。
正反対の性格だから上手くやっていけてるとか、たぶんそんな感じだろう。
「あー。教室来る途中に会ったけど、なんか今にも漏れそうって顔してたぞ」
「えっ。えぇー? ……瑞希ちゃんが? ぜ、全然想像できない……」
うん、俺もできない。なんたって嘘だからな。これくらい許されるだろ、いや許せ!
全部が嘘ってわけでもないからな。
あいつが「お手洗いに行くから先に行って」と俺に言ったのは本当だ。
まさか一緒に入るのを嫌がったわけじゃない……と思う。
で、結局。飾森が来るより前に化学を受け持つ先生がやって来た。
(……飾森遅いな、うんこか?)
程なく授業が始まり、十数分後。
カバンの中で俺のスマホが一生、バイブレーション機能をフル活用していた。
「……はぁ。誰だ? さっきから」
先生も気にしない方針だったようだが、さすがの頻度に無視できなかったらしい。
当然ながら俺の周りも薄々気付いており、観念して自首するしかなかった。
「す、すみません。俺です」
「また真田か。今すぐ電源を落とすように」
まったくもっておっしゃる通りだと思います、はい。けどまたって何だ。またって!
口先だけでもひとまず謝っておき、俺はカバンからスマホを取り出す。
画面には《飾森瑞希 写真を送信しました》という通知が来ていた。
(……おかしい。小夏と春乃先輩以外、今は通知切ってるはずなのに)
決定的に何かが間違っている。歪んでいる。これは……たぶん、俺の勘違いじゃない。
考えられる可能性は一つ――今朝、飾森から施されたらしい催眠だろう。
(あ、あいつまさか……俺の催眠中にロックを突破した?)
一種の自白剤みたいなものか。恐るべし、催眠。ドスケベされてないよな……?
なんかもう、あいつは取調室の人か何かに就職した方がいい気さえする。
とはいえ別に今、あいつから送信された内容を確認する必要性も必然性はないッ!
「――――ッ!?」
だが。そのはずと理解している指先は、なぜか飾森のトーク画面を確認していた。
「ぶッッ!?」
そして開いた瞬間、俺はあまりの衝撃に吹き出すしかなかった。
なんと送られた写真は全て、トイレの個室にいる飾森の自撮りだったのだ。
しかもブラウスのボタンは当然のようにその大半が外れ、無駄に大人びた下着と色白な素肌をやりたい放題なくらいさらけ出してしまっている。
(な、なにが催眠の醍醐味は本人が気づいていないことだよ、バカ野郎! そういうのは彼氏作って勝手にやっててくれよ! そ、それに今は小夏の件もあって……え、えっちな自撮りはっ、タイムリーかつご遠慮願いたい話題なん――……)
小夏の、えっちな……自撮り? 彼氏……? か、かか、かかかかっ!
喪失していた記憶を取り戻しかけ、その反動の濁流が俺を襲う!
壊れたお脳みそは、おのずと尋常ではない拒絶反応を引き起こし――
「うわぁああああああっ!」
いきなり席を立って叫んだ俺に、教室全体がびくりと身体を震わせる。
勢い余ってスマホも手から滑り落ちてしまい、後ろの席の方へ転がっていった。
「真田ぁ……そうやかましいと次のテスト、十点引くからな。いいか、先生は本気だぞ。先生は他人が苦しむところを見るためなら自己犠牲をいとわない大人なんだ」
「「えぇ……」」
教室中から呆れた声が漏れるが、どうでもよかった。
(お、俺はお前が恐ろしいよ、二度とやらないでくれ。お願いです、何でもしますから。あぁ、やばい。スマホも落としちゃ――……それはまずいぃいっ!?)
しかし置かれた状況を理解し、スマホの行方を捜した時には手遅れだった。
真後ろの席――朝霧さんが親切心からすでに拾ってくれている。゛あ゛りがど゛うッ!
「あ、真田君。スマホ、落とし――……」
(おしまいだ……)
幸いにも下手に操作されなければ、写真の人物が飾森だとは気付けないだろう。
まぁ、だとすると客観的に見て俺は、トイレシチュ好きの変態ってことになるがな!
「……最悪」
結果。その一言だけを添え、汚物を扱うみたいにスマホを投げ返された。
(ぁあああああああああああっ!?)
こうして、俺の女子からの評判は〝貧乳には一切の関心を示さないおっぱい星人〟から〝授業中のスキマ時間すらエロ画像漁りに必死なカス〟に降格したのである。
『妖刀に生命力を吸われて死にかけた私、しぶとすぎて魔へと転ず。』
という現代退魔ファンタジー(ほぼプロット)の短編と、
『七年間、毎日欠かさずレスバしてきた相手が同じクラスの清楚可憐な高嶺のお嬢様だった。』
という現代ラブコメの短編を投稿するつもりですので、覚えていたらよろしくお願いいたします。
最後にこれを読んでくださっている読者様方の好みとは外れるかもしれませんが、
『Project:Embody〜ガシャ運のない俺が、長年使えない雑魚だとバカにされてきたカードたちの真の実力を引き出し、世界最強にのぼりつめるまで〜』
というロボ小説も書いていますので、そちらもぜひよろしくお願いいたします…!




