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プロローグ
ふぅ~~今日も疲れたなー
社会人になってからもう5年がたつ。
俺はアニメおたくの無能社員の称号をもつ、どこにでもいる大人だ
もちろん無能と呼ばれているのでやることは雑用ばかり…
そんな俺の楽しみは残業が終わった後に家に帰りアニメを見ることだ。
この時だけが唯一の楽しみ
そんなことを考えていながら電車から降り駅のホームを歩いていると突然手を引っ張られて
キキィ~!
と大きな音がした。
振り返るとそこには
線路に落ちる自分と手を引っ張たであろう女子高校生がいた。自殺だろう。
だがこんな俺が一人の女の子の役に立てるのならそれでいいと思った。
だけど…最後に好きなアニメの映画とか見に行きたかったな
ぐちゃっ
そして俺は意識を失なうのであった