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三話 発見?

しばらく歩いていると、無邪気に手を振ってくる幼馴染の姿が見えた。もう集合場所についているらしい。僕はため息をつきながら彼女の方へ歩みを進める。ほどなくして距離が近づくと、えらく上機嫌に話しかけてきた。


「ねえねえ、手がかり見つかった?」


すごい嬉しそうだ。


「これといって見つからなかったけど...。見つかったのか?」


「うん!見つかったよ!シロも私の先祖のことは知ってるよね?」


「ああ、魔人族だろ?」


「そうそう!その魔人族の先祖の手記があってね、それに魔人族代々の特訓方法が書いてあったの!」


「マジか!?すごいな!あの魔人族の特訓方法だっていうんならきっと強くなれる!」


「それでね?その特訓方法があったのはあったんだけど、それが...その特訓方法が読めないの。」


「暗号か?」


「暗号っていうか...特別な字でね?古代リリエンタール文字っていうので、最近は使える人がほとんどいない文字なの。お父さんも見つけたけど、そこだけは読めなかったから放っておいたんだって。」


「お前の親父さんでも読めないなんてどんな文字なんだ?」


ルリエの親父さんは軍警の歴史学者で、数々の古文書を読んできた人だ。そんな人が読めないなんて...。


「これなんだけど...。」


そう言ってルリエが取り出したのは古ぼけた紙の束で、ところどころ紙の繊維が解けてしまっていた。僕がそれを受け取ると、突然全身になんとも言えない違和感が襲ってきて、僕の意識はそこで途切れてしまった。


しばらくして目をさますと、見慣れた我が家の天井が視界に入ってきた。傍らには、ルリエが僕の寝ているベッドに体重を預けて眠っていた。僕が体を起こすと、その揺れで目を覚ましたのか、ルリエが起きた。ルリエは僕に気づくと、今にも泣きそうな声で、いや、泣きながら、


「よかった。よかったよぅ。」


と言った。どうやら僕は倒れたそうだ。そしてベッドに寝かせたはいいものの、ずっと目を覚まさずに1日ほど眠っていたらしい。


「ルリエ、あの手記は?」


「え、手記?そこの机の上にあるけど...。」


僕はその手記を手に取ると、読み始めた。


「ちょっと!それ持ったせいで倒れたんだからやめときなよ!」


ルリエが注意するのも聞かずに読み進めると、親父さんが解読した部分も、読めなかったという特訓方法の部分もすらすらと頭に入ってきた。


この手記を書いた人には感謝しなきゃな。おかげで強くなる方法がわかった。


「なに...?どうしたの?」


「わかったんだ。強くなる方法が。」


「嘘、なんで?」


「わかんないけど、これだけはわかる。この特訓方法なら強くなれる。」


僕はそう確信すると、早速その本に書いてあることをし始めた。まず、紙の上に指定された魔法陣を書いて、その上に銀を20グラムとして銀貨2枚を置いて、血を一滴たらす。すると、銀が変形して指輪になり、僕がそれを指につけると、僕の頭の中に僕のステータスが表示された。


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シロ (8)

せいべつ:おとこ

HP:12

MP:8

ちから:8

すばやさ:13

たいりょく:4

かしこさ:10

うんのよさ:7

さいだいHP:23

さいだいMP:8

*異能*

○落下速度低下 I


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...うん。できた。これで訓練のための準備が整った。僕はステータスを確認すると、訓練に移った。

次回、訓練回です

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