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異世界転生したので精一杯頑張ります  作者: 辻本ゆんま
第5章 ルマニミ王国
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At71.ドルトリス・グリプトン・ジ・ルマニミア

 今は夕方6時。ここはルマニミ王国の王都カムタス。予定通りルマニミ王国の王都に到着した村正一向。既に村正以下、インディアル王国国王ギルディスが来国することを知らされいたのか、カムタスの街に入るのに検査が無かった。そこから先は、対応した人の案内でルマニミ王国の王城へと案内される。

 正面からは入らず、王城に勤める人たちなどが出入りする裏口に通される。正面から入るにはあまりにも不自然すぎるからだ。裏口ならこの国の王が招いた大きな商隊に見えるとか。


 「ここがルマニミ王国の王都。」

 「ネレラルとはまた違った雰囲気ですわね。」

 「フェアリも初めてなんだっけ?」


 日の入りの時間だからあまり全体的には見えなかったが、夕日が綺麗だったのが深く印象に残ってる。反射版というのが日の光をより長い時間街へ入るように工夫されている。

 

 「はい。私もこの国に来るのは初めてになります。」


 今回のルマニミ行きは非公式ながら、フェアリにとっては初めての公務となる。それだけでもフェアリはかなりプレッシャーを背負っている。

 ルマニミ王城に通された村正達。村正達の馬車と、ギルディスの乗る馬車が横並びになる。


 「私は挨拶がありますので先に降りますね。」

 「うん。」


 フェアリは、ギルディスと共に出迎えの人に挨拶をしている。村正達、同行組はそれぞれの馬車から必要な物を降ろす。


 「紺野君、シロちゃん。」

 「「はい。」」


 村正とシロはイブに呼び出しを受ける。イブの元には数名の人たちが集まっている。見たところ、ルマニミ王国の人間の様に見える。

 イブのところに向かうと、イブが互いを紹介する。


 「紺野君、シロちゃん。今の内に紹介しておくわね。」

 「では、イブさん。この子達が。」

 「ええ。今回の同行者。」


 同行者、と言う事はこの人達が今回の遺跡調査を行う人たちか。


 「は、初めまして。クレア学園1年の紺野村正と言います。」

 「お兄ちゃんの契約精霊のシロです」

 

 こういう時どうすれば良いのか分からず、取りあえず、この場合自分の方が立場が下になるので自分から名乗っておく。僕が名乗ったのでシロも後に続いた。

 

 「よろしく。私は今回の遺跡調査の指揮をとるアレンよ。よろしくね。」


 その後もその場の人と自己紹介を繰り返していく村正とシロ。自分の仕事が一瞬にしてなくなり、イブはその場に取り残される。


 「あ、あれ?私、要らなかった?」


 アレンさんから聞いた今回の遺跡調査のこと。先に、イブさんが先行調査をしたらしいが、そこまで大した結果が得られなかったようだ。別に、何もなかった、と言うわけではなく、僕がシロと出会った様な事が無かっただけであり、その遺跡に関する詳細は把握できている。

 

 「今回の遺跡で1つ聞いても良いですか?」

 「何かな?」

 「えっと、その遺跡って歩いて行けますか?」


 村正が気にしたのは、イブの研究室の様に別空間に隔離されていないかと言う事。イブの研究室の場合当時の王がシロを隠すために別空間に当時の街ごと隔離した。もし、今回の遺跡もそうなっていれば、どこかに精霊具が眠ってる可能性が浮上してくる。尤も、複数の地で同じような手段が取られているとは考えにくい。

 

 「ええ、あなたの懸念はあの人から聞いてるから概ね理解は出来るわ。私も、精霊具なんて物が発見できるとは思ってないもの。それに、仮に発見できたとしたらその精霊の意志を尊重するように、国王様にも命を受けてるから、大きな過ちは起こさないわ。」

 「すみません。余計なこと聞いて。」

 「そんなに気にしなくて良いのよ。あなたが精霊具に入れ込んでるのは、この子を見れば十分よ。」

 「あ。」


 シロはずっと、村正が話をしている間、村正の袖を掴んでいた。自分のことが他国の人間に知られることに大きな不安を抱いた。もし、自分が原因で両国に蟠りが出来てしまったら、それは村正に大きな負荷を追わせてしまうことに直結するからだ。それだけはシロとしては何としても避けたい。そんな白の不安を感じ取ったアレンは、シロを安心させようとする。

 シロが不安な時に村正の傍にいるのは村正とシロの関係性が大きなものになってる良い証拠だ。村正がシロの力を決して悪いようにしていないことが伝わっている。


 「ごめん、あまり多くの人に話さない方がよかった?」

 「いえ。大丈夫です。王国の外の方とお話しする機会が久しぶりなのでつい。」

 「それでもちょっと不安だった?」


 シロはあまり自分自身の事の不安を村正に打ち明けることが少ない。その他の不安要素は次々と上げて来るが。でも、シロも昔は国外の人と話すこともあったんだな。

 

 「ちょっとだけです。この人たちはとても良い方達なのはお見受けしただけで分かりますので。」

 「嬉しい事言ってくれるのね。」

 

 シロとアレンさんは互いに目を併せる。ただ、アレンさんとシロでは身長差があるのでアレンさんがシロを見下ろす形に、シロがアレンさんを見上げる形になる。アレンさんの身長は僕と同じくらい。

 僕らが挨拶を交わしている間に、ギル殿の方も終わったみたいで、僕らは城内に案内される。その途中で僕らは二手に分かれた。主に、ギル殿、フェアリ、僕&フェアリ、イブさん。この面々はこのままルマニミ王国の国王に謁見。残りはシケベックさんが率いて別の場所に向かう。僕の場合イブさんによって連れて行かれたに等しいが。


 「えっと、シギーさん。僕はこの後は?」

 「この国に居る間は基本お母さんの指示で動いて良いわよ。」 

 「分かりました・・・」


 村正はシギーの指示に言葉を失う他に他ない。あくまで自分は今回シギーの下に居る存在。しかし、そのシギーからイブの指示に従うように言われればそうするしかない。だが、イブの指示に従うというのは村正にとって嫌がらせでしかない。でないとどんなことをさせられるのか分かった物じゃないから。


 「だって、紺野君。よかったわね~。」


 よくねーよ。とは言えなかった。そんな僕の背中をシロがポンポンと叩くのであった。

 話を戻そう。今、僕らは王城内の3階の一番奥の部屋の前に来ている。この先がルマニミ国王の居る間になるらしい。正直今でも僕がこの中に混ざっていて本当にいいのか不思議でたまらない。イブさんはともかく、僕らはマジでまずいのでは?

 扉が開かれ僕らは中へ通される。そこは僕が思っていたような部屋ではなく、至って普通の部屋だった。インディアルのお城の中にある会議室に似ている。まだ、この部屋には誰も居なかった。


 「それでは少しお待ちください。」


 僕らを案内した人はそう言うと部屋を出ていく。


 「なんか前にも似たようなことがあったな。」


 僕は軽いデジャヴを感じていた。

 

 「外が気になるのですか?」

 「ああ、やっぱりネレラルの街とはだいぶ違うね。」

 「そうですね。ですが、なんとなく似てるところを感じます。」

 「どの辺?」

 「賑やかなところです。」


 村正とフェアリは窓の前で談笑する。その2人とは別にギルディスとイブは座って待っている。


 「この国はな、祭りの多さで有名なんだ。」

 「祭りですか?」

 「ああ、今の時期だとそうだな、竜神祭あたりだな。」

 「あら、もうそんな時期だった?」


 イブは竜神祭の事を知ってる様子。


 「竜神祭って何ですか?」

 「色の竜については聞いた事あるか?」

 「ああ、はい。」

 「この国は青の竜のが恵みを与えたという逸話があってな、その青の竜に感謝するさ。」

 

 色の竜か・・・

 かつて赤の英雄の話を聞いたことがあったっけ。色の竜に選ばれると英雄となる。青の竜に選ばれると、青の英雄って感じかな。青だと、水の神様のような扱いを受けてるのかな?


 「青の竜だと、水とか雨とかそんな感じですか?」

 「ん?別にそれだけじゃないぞ。草木豊かな自然や、森の繁栄と言った自然界全体だな。」

 「へー。自然全体ですか。森とかには、また別の竜が居そうな感じがしました。」

 「青っていうのは、水の青だけでなく、草木の青々とするという意味もあるんだ。」


 ギルディスの解説を聞いて納得する村正。このことはフェアリやイブも初めて聞くらしく、2人も村正と一緒に感心している。

 ギルディスの博識ぶりは王族としての物の他にも、自身で学んでいる部分も大きいと言えるだろう。他にもギルディスは村正とフェアリにルマニミ王国についての歴史についても教えてくれる。


 「インディアルとの親交は長いんですか?」

 

 重要な案件のお願いをしに行くような間柄。それも国王が密会しに行くような関係になるとすれば、数十年程度の関係ではないと思えるだろう。


 「ああ、親交は結構長いぞ。それこそ、私の祖父の代以上さ。」

 「王国同士の関係ってやっぱり長いのが普通なんですね。」

 

 暫く話しをしていると、部屋の扉がノックされる。


 「失礼、待たせたな。」

 「ドルトリス。久しいな。」

 

 入って来た人物と握手を交わすギルディス。ドルトリスとギルディスに言われたその人物はギルディスと同年代くらいの男性。ただ、ギルディスの方が若干貫禄があるように見える。フェアリがドルトリスに向かって頭を下げたので、村正も同様に頭を下げる。


 この人が、この国の国王か?


 「村正、フェアリ、初めてだな。こいつがこのルマニミ王国、国王のドルトリスだ。」

 「おいおい、こいつ呼ばわりはないんじゃねーの?」

 「いや、私とお主との付き合いだろ。」


 見る限りかなり仲がよさそうだな。こうして悪態突きあえるのって良いな。


 「全く、つくづく思うよ。よくこれで国王が務まると。」

 「お主に言われたくはないわ。」

 「ねえ、フェアリ。」

 「何ですか?」

 「この2人ってどのくらい付き合い長いの?」


 フェアリが知ってるかは分からないが、気になったの僕はフェアリに耳打ちするように訊ねた。


 「なんでも子供のころからの付き合いだそうですよ。」

 「そんなに長いんだ。」

 「なんでも、よく悪さをして回った仲だとか。」


 ああ、見るからにやってそうだな。


 「紹介しよう。この男がこの国の国王のドルトリス・グリプトン・ジ・ルマニミア。」

 「よろしくな。あっと、ギルディスの娘と、学園の学生。」

 「「よろしくお願いします。」」


 僕らはこの後、席に着いてこれからのことについての予定を聞かされた。その中で僕にとって最も重要なのが明後日から行われる遺跡調査についてだった。僕がこの場に連れて来られた理由がこれで分かった。


 「明後日、遺跡調査に向かってもらうのだがその際、1つ学生の君に頼まれてもらいたいことがあるんだ。」


 ドルトリス自ら村正にお願いごとがあるというのは非常に珍しい事と言えるだろう。そして村正は何故自分にその白羽の矢が立ったのかが気になってやまない。


 「失礼ですが、何故僕に?」

 「うん、当然の疑問ではあるな。」


 ギルディスとドルトリスが互いに頷きあう。


 「まず、村正を今回の調査に同行させる目的は聞いてるな?」

 「それは聞いてます。」

 「そこで、今回もし仮に精霊具が見つかる様な事があった場合、村正、君に託したい、と言うのがドルトリスの考えだ。」

 「ちょっと、そんな話聞いてないわよ?」


 イブが立ち上がってギルディスに近寄る。村正も、今の発言に驚きを隠せない。まず、もし仮に見つかった精霊具をこの国で扱うというのはなら普通に納得できる。それに、どうするかに関しては、その精霊の意志を尊重するはず。


 「勿論、あくまでも第一優先はその精霊の意志を尊重することだが、もし迷うようなことになるのなら、ドルトリスは村正に託したいと思ってるんだ。」

 「何で、僕なんですか?」

 「理由は2つある。1つは村正が既に契約者であるという事実。それと、精霊具を不必要な事には使わせないためには、君のような学生の方が良いと思ってるんだ。」


 僕がシロと既に契約しているから、僕に託したいと言われても正直困るというのがある。が、一つの国が保有する危険性を心配しているのも分からなくはない。ただ、それを僕個人に託すというのは流石に僕のことを買いかぶりすぎているようにも思える。ましてやルマニミ王国は僕のことを全くと言って良いほど知らないはずだ。それなのに、何故僕に託そうと思えるのだろうか。


 「良いんですか?これで僕がその精霊具を悪用するかも知れないんですよ?」

 「そう言うことを聞くってことは、信頼して良い証拠だな。」

 「ええ、流石にそれは如何でしょうか?」


 ドルトリスの言う通りではある。まず、自分が大きな力を悪用する気が本当にあるのであれば、自らそのことを言う人間はまずいない。悪用する可能性を危惧するのは、自分にはその意思が無くても、その相手に、その可能性を考慮してるのかを確認したいから。言ってみれば、それは信用に足る言葉でもあるのだ。


 「それに、もし君がそのような道に走っても、彼女が君を止めるのだろう?」


 ドルトリスは村正の後ろに立つ、シロに目をやる。シロがどのような存在か分かってるからこそ言える発言だ。


 「契約上基本主が人の道を違えてもそれを止めることはありません。ですが、私は主と刺し違え様とも止めます。」

 

 僕とシロが戦ったらまず僕に勝ち目はないな。別にシロも刺し違えるとまでは言わなくても良いのに。


 だが、シロのこの発言は何も冗談ではない。村正は忘れているが、彼には闇の書がある。村正が闇の書の力を使えばシロでも、村正に勝つのは容易ではなくなる。もし、村正が闇の書などを用いた状態で道を誤ったら、シロは命を賭してまで止める覚悟があるのだ。


 「珍しいね、シロがぼくのこと主って呼ぶの。」

 「流石にこの場では体裁を保たせてもらいますよ。」


 この場でお兄ちゃんと呼ぶのは場の雰囲気的に良くないと判断したシロ。ただ、村正はいきなりそう呼ばれたので少し驚いた。驚く村正にシロは笑顔で返した。


 「紺野君、何も今回の目的は精霊具じゃないんだし、そんな先のことまで考えなくてもいいわよ。あくまでも、見つかったらの話なんだし。」

 「そう、ですね。見つかっても、人の言う事聞いてくれるかなんて分かりませんしね。」


 僕は一度冷静になって考える。

 そうだな、今回の目的は遺跡の調査なんだし、そもそもこうも簡単に何度も精霊具と出くわしてたまるもんか。


 「そう言えばギルディス。お主、私との対談中にやりたいことがあると言っていたな。」

 「おおそうだった、そうだった。」


 思い出したような口ぶりで手を叩くギルディス。ただ、その流れがあまりにも不自然で村正は身構える。


 「私とドルトリスが、例の件で話を行ってる間、フェアリ、お前、この国を自由に見て回りなさい。」

 「自由に、ですか?」


 うわー。本当に来たよこの展開。もしかしてあの会話フラグだった?僕が余計なフラグ立てた?


 「そうだ。明日は流石に急すぎるな。明後日からは村正が遺跡の調査に出るんだな。う~む・・・」


 ギルディスはいつフェアリにルマニミ国王を散策させようか迷う。


 「ならば、遺跡の調査が終わってからでいいのでは?」

 「そうはそうなんだがな。遺跡の調査ってどのくらいを想定してるんだ?」


 ギルディスはイブに、今回行われる遺跡調査の詳細を訊ねる。


 「今回は、私が既に先行調査を行ってるし、1日あれば十分よ。」

 「そうか、ならそこまで待つ必要はないのか。」

 「遺跡調査は何時頃向かう?」


 そう言えば僕もそれ聞いてないや。

 

 「さっきから、明後日、明後日言ってるけど、調査は明日よ?」

 「はあ?」

 

 ギルディス驚き、ドルトリス絶句。


 「言ってなかった?」

 「何でそんな大事な事言わないの?」

 「僕なんて、そもそも明後日と知ったのも今ですよ!」


 出発するときもそうだったし。僕の事忘れやすいのか?


 自分の影の薄さを危惧する村正。


 「ごめん、ごめん。ただ、今回の調査後も私はここに暫く留まるからね。あくまで今回はその中の一回に過ぎなのよ。」

 「ああ、そう言えばそうだったな。」


 イブは村正達がインディアル王国に戻った後も、暫くはルマニミ王国に留まり、遺跡の調査を続けることになっている。

 イブがインディアル王国に戻ってたことで遺跡の調査が半月ほど停滞していることもあってか早めに再開させたいのだ。


 「明日の朝、出発して、そうね、ここに転送魔法の許可をくれれば夕方には戻れるわ。」

 「そう言う事なら、そうだな、君らが馬車を止めてるあそこになら許可しよう。」


 転送魔法の許可が下りたことにより移動が大分楽になる。出ないと、戻って来るのに相当の時間を要する。行きはそれこそ、荷物が少ないが、戻ってくる時はそれなりの大荷物になる。それを歩いて戻って来るのは結構な重労働だ。


 「ありがうございます。」

 「なに、構わんさ。我々も調査を依頼した手前、少しは協力せんとな。」

 「いえいえ、私も好き勝手させてももらってますので。」


 本当に好き勝手やってそうだから怖いな、この人。遺跡の中で自由に遺跡あらしてなきゃいいけど。」

 

 「紺野君、考えてること、顔に出てる。」

 「うぇ、嘘?」


 イブの指摘に慌てて顔を拭う村正。イブはニヤニヤ笑っている。

 

 「さて、これから夕食だ。今回はギルディスの要望であまり派手には出来なかったがな。」

 「良いんだよ。今回のことは外部に露見する訳にはいかんからな。」

 「分かっておるわい。私が協力を受ける立場とは言え、この話の内容は無視できるものでもないんだからな。」


 ギルディスとドルトリスの会話だけで、いかにこの会談が大きい物かを村正に想像させる。初めはインディアル王国側が協力体制を仰ぎに行く感じだったが、今の話を聞くと、ルマニミ側も遅かれ早かれインディアルに出向いていた可能性を伺わせる。

 禁忌書庫の書士と言う存在がいかに大きく、恐怖の対象であるか。村正は、そのことがどうも他人事には思えなかった。


 「まずは、明日遺跡調査に向かう者達の体力をつけてやらんとな。」

 

 明日の行く遺跡、どんな遺跡なんだろう。ちょっとワクワクするな。





次回At72.ルマニミ遺跡

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