Ⅷ-王都までの道のり
お待たせしました。
ちょっと読みづらい部分もあるかもしれませんがすいません。眠い目擦りながら考えてたのでグダグダかもしれないです。
ではどうぞ。
※PVが1500、ユニークが500を超えました。ありがとうございます!
王都まで約2時間の道のりをセリアとカーチャで一緒に遊んでいると、御者席に座っている父さんから呼び出しが掛かる。
「ソウマー、魔物だぞ~。」
「何回目だよ!?これで4回目だぞ!この道、魔物多くない!?」
「そうゆう道だからな~。ほらさっさと倒してこい。馬車に近づけたらげんこつな。」
「理不尽!」
そう言って俺は、馬車から飛び降り、ベルトに刺した『焔刀・カグツチ』を走りながら鞘から抜いた。
今回の敵はゴブリン3体。ゴブリンの基本的な装備は木でできた棍棒一本だけだ。だが、ゴブリンは群れを作って生活する習性があるので、1体いたら5体いると思えと言われるほどである。
正直、その話を聞いたとき黒光りするあの虫みたいだなって思った。
そんなことを思い出しながら、一体目を真正面から切り、振り向く反動を利用して、もう一体のゴブリンの喉に突き刺し、抜いて最後の一体を下からすくい上げるように切った。ここまでの動作で約3秒。
ゴブリンなら一発で倒せるようにはなったけど、オークやオーガなどはまだ一発では無理だ。
ここまでの道のりでLVは多少上がったが、激的に強くなったわけではない。
「おわったよー。」
「おーう。ちょっとまだ遅ぇな。」
「父さんを基準に考えないでよ。」
「何言ってんだ?LV50位の俺基準だぞ。」
「俺まだ2桁も行ってないんですけど!?」
「なおさら、遅い。」
無茶を言うな。そんなポンポン上がるわけがないだろう。
すると、頭の中でピロンと音がなり、声が聞こえる。
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レベルが上がりました。LV【8】→LV【10】
ステータスが上昇します。
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あ、上がったわ。なんか経験値入るの遅くなかったか?
てか、なんでゴブリン3体倒したくらいでLVが2もあがりますかね?
まぁ、加護のせいだろうけど。獲得した経験値の50%追加でもらえるって相当だよな。
「ほれ、早く乗れ。」
「あいよ。」
そう言って、荷台のドアを開け、中に入るとカーチャがふにゃっと笑ってこちらに手を伸ばしてくる。
「にーたん!」
「おー、ただいま。カーチャ。」
「おかえり、ソウマ君。」
「おう、ただいま。セリア。」
カーチャの頭を撫でたあと、自分の膝の上に座らせる。
すると、カーチャは俺に向かうように座り、ペシペシとお腹のあたりを叩いたあと、ふにゃっと笑う。
「・・・うちの妹、可愛すぎませんかね?」
「激しく同意です。」
「やっぱりセリアもそう思うか。」
「だってカーチャちゃん見てると、癒されるんだもの。」
「わかるわー。」
セリアとカーチャ可愛いについて談義していると、カーチャが俺の膝の上で目を擦り始めた。
「ん?どうした?眠いか?」
「むー・・・ねみゅい・・・。」
「疲れたんでしょうね。朝早くから起きてたみたいですし。馬車も結構揺れますからね。」
「そうなのか。ほら、寝てていいぞ。カーチャ。」
「んー・・・。」
カーチャはこくりと頷き、俺にもたれかかり目を閉じるとすぐに寝息をたて始める。
「あー、これ俺動けないやつか。」
「次出てきたら私やりますね。」
「そうしてくれ。」
普段より小さな声でセリアにそう言うと、カーチャの背中をトントンと叩く。
「んみゅう・・・・にーたん・・・ねーたん・・・。」
「「・・・。」」
(・・・まじ天使!寝言ですら読んでもらえない父さんと母さん悲惨!)
「二人共ー、そろそろ1回休憩する・・・あら、カーチャ寝ちゃったの?」
母さんが御者席から馬車に入ってくると、小さな声で話始める。
「そろそろ、湖に着くと思うから、そこでお昼ご飯にしましょ。」
「分かった。それまで俺はカーチャ寝かしとくわ。」
「そうして頂戴。御者席で寝かすのは流石に危ないからね。」
「次、魔物出てきたら私がやりますね。」
「わかったわ、グレイにもそう伝えとく。」
そういって母さんは御者席に戻っていった。
「寝顔可愛いですね~。」
「妹で良かった・・・。弟だったら手に余ってたとおもう。」
「そうですね~。カーチャちゃんおとなしい子ですし、大助かりです。」
「実の親はなつかれてないのが笑えるけどな。」
「ほんとですね~、なんで私たちにばっかり来るんでしょうか?」
・・・ほとんどの世話を俺たちに任せてるからだと思います。
なんでも、母さんは家事で忙しいし、父さんは村の警備隊に所属しているので土日以外の日中はほとんど家にいないからだそうだ。
結果的に俺とセリアが世話をするわけになったわけだが・・・まぁ、俺らにばっかり懐くわな。
「この可愛い寝顔を見れない父さん・・・笑える。」
「言っちゃ可愛そうですよ~。」
「俺、自分の子供持ったら絶対親バカになる気がするわ。」
「あー、なんとなくわかります。尚且つ、娘だったら溺愛しそうですね。」
「あー、最初に結婚する相手って言ったらセリアだろ?俺とセリアの子なんて絶対可愛いに決まってんじゃん。溺愛しないほうがおかしい。」
「気が早いですよ~。それに、もうひとり出来るんでしょ?」
「その予定みたいだけどな~。この世界に来たところで会えるかもわからないしな。」
セリアには、俺の嫁になってもらう約束があるので、一通り、俺が転生者であること、そして転生する前の世界からこっちの世界に召喚されてくるであろう雛のことも、そして俺が雛の事を好きだという話もしてある。
雛のことをセリアの話したときに「私も雛って人に会ってみたい!それに、お嫁さんは何人いてもいいんですよ?この家に来たときも言いましたけど、その中に自分もいれば。」なんて言い出すもんだから、困った奴だよ。
え?両親には言ったかって?言う訳がないだろう。
そんなことを思っていると、馬車が止まる。
御者席のほうから、父さんが頭だけ馬車の中に入ってくる。
「ついたぞー。飯だ飯。腹減った。」
「そう言っても朝飯食ったの1時間位前なんだけどな。燃費悪すぎだろ。」
「ん?ねんぴ?まぁいいや。朝は少なめだったからなぁ。」
「そう?まぁ、先行っててよ。カーチャ起こしたら行くから。」
「あいよ。」
「私も準備手伝ってきますね。」
「俺もすぐにカーチャと一緒に行くよ。」
「はい。待ってますね。」
そういってセリアと父さんは馬車から一足先に出て昼飯の準備を市に行った。
「さて・・・カーチャ。カーチャ。」
「みゅぅ・・・・みゅぅ・・・・。」
「だめだこりゃ。」
なぜかって?こんな気持ちよさそうに寝てる天使を起こせるかバカ野郎!
「しょうがない・・このまま抱っこしてくか。」
そういって、カーチャを落とさないように抱え、馬車から降りる。
すると、先に出て昼飯の準備をしていたセリアがこういってきた。
「あれ?カーチャちゃん起きないんですか?」
「全然起きねぇ。揺すっても声かけてもぐっすりだ。」
「まぁ、まだ1歳ですからね~。寝るのも仕事の内ですよ。」
「起きたら起きたで軽く食べさせてやろう。それまで俺が持ってるよ。」
「はい。引き離そうにも服掴んじゃってますしね。」
「え?そうなの?位置的に全然わかんねぇけど。」
「首元のあたりをギュッとちっちゃい手で握ってますよ~。」
「まじか。」
首の角度を変えて一生懸命に見ようとするが、絶妙に見えそうで見えない。
「くそう・・・見えない。握ってる手を見たいのに。」
「残念でした。ほら、ご飯にしますよ。」
「あいよ。」
片手でカーチャを落とさないように支え、もう片方の手でセリアの手を握ると、少しビックリしたようだが、すぐに握り返してくる。
「お?ソウマ。やっときたか。もう俺は食い終わっちまったぞ。」
「どんだけ腹減ってたんだよ・・・。」
「めっちゃ。んじゃ、俺はちょっくら周りの様子見てくるわー。」
「いってらっしゃい。あなた。」
「おう。」
父さんは机に立てかけてあった魔装の柄を握ると肩に担いで湖の周りにある森に入っていった。
「あら、カーチャはまだ起きないのかしら?」
「だいぶ疲れたみたいだ。このまま寝かしとくのもいいと思う。」
「そうねぇ・・・でも今寝ちゃって夜寝れなくならないかしら?」
「大丈夫だと思いますよ、お義母さん。起きたら起きたらでまたはしゃいで疲れて寝ちゃうと思います。」
「そうかしら?ならいいけど。」
「母さん・・・少しは自分の娘なんだから世話位しなよ・・・。」
「ソウマがいいお兄ちゃんに育ってくれてよかったわぁ。」
「おいこら。スルーすんなや。」
笑い合いながら、母さんとセリアと俺の三人は、レジャーシートの上で昼飯を食べていると、俺の膝の上で寝ていたカーチャに動きがあった。
「んみゅう・・・ん?にーたん・・・。」
「ん?お、カーチャ。起きたか?おはよ。」
「ん・・・おはお・・・。」
「サンドイッチ、食べるか?」
「うー・・・食べりゅ。」
「よし、なら食べる前に湖で手を洗いに行くぞ。」
「あい。」
カーチャと手をつなぎ、カーチャの歩幅に合わせてゆっくりと湖に近づいていく。
「ほれ、湖に手を入れて。んで手と手を擦り合わせな。」
「あい。」
カーチャはソウマに言われた通り、湖に手を入れると、ジャパジャパと擦り合わせた。
「このタオルで手を拭いて。これが手を洗うってことだ。覚えたか?」
「あい!」
「いい子だ。よし。サンドイッチ食べようか。」
再度、カーチャと手を繋いで、レジャーシートの引いてある場所に歩いていく。
ヨチヨチと歩く姿がまた可愛い・・・。
「ソウマ君。顔がえらい事になってますよ。」
「はっ!?」
「ソウマはシスコンになっちゃったわねぇ・・・。」
「そうなった原因は母さんや父さんにもあるということを覚えておいてもらいたい。」
「・・・ぐぅの音も出ないとはこうゆうことね。」
(やったぜ!論破!まぁ、そんなことよりもだ。父さんはどこまで潜ったんだ?)
「セリア。カーチャのことちょっと頼んでもいいかな?」
「あ、はい。いいですよ。」
「母さん、何かあったら結界貼ってね。」
「それくらいわかってるわよ。」
「んじゃ、ちょっと行ってくる。」
『焔刀・カグツチ』をベルトに刺して森の中に行こうとするとカーチャからこう言われた。
「にーたん。」
「ん?」
「行ってらったい!」
「おう、行ってくるよカーチャ。」
カーチャの頭を撫でて、森を見つめるソウマ。
「さて、まずはこっちかな。」
父さんが入っていった方向とは逆の森に入っていくソウマ。
「えーと・・・【空間魔法】の応用で確か魔力を飛ばして索敵ができたはずだな。」
俺はこの技を【ソナー】と読んでいる。
読んで字のごとく、魔物の位置や人物の位置までわかるが、正確な名称までわからない欠陥魔法だ。
【ソナー】を使い、周りに魔物がいないか確かめているとかなりの数の反応があった。
「しかもこの【ソナー】、こっちもわかるついでに向こうにも気づかれるんだよな。欠陥だらけだ。それにしても、魔物残しすぎだろ父さん。役に立たないなぁ・・・。」
ひどい言われ様である。
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【ソナー】で確認した位置に走り、魔装で切って、走って、切ってを繰り返すソウマ。
出てくる魔物と言ったら、ゴブリンやスライムなどが多かった。たまにホーンラビットなんかも出てきていたが、まぁ全て切り捨てる。あ、もちろん換金できる素材は全部回収したよ?
「ふぅ・・・確認したのはだいたい狩り尽くしたかな?そういえば、父さんの反応が無いな。どんだけ深くまで潜ってんだろ?まぁ、戻りながらまた探せばいいかな。」
そう言って、ソウマは『焔刀・カグツチ』を納刀し、カーチャ達がいる湖まで歩き始める。
そろそろ森を抜けて湖につくかなというところで声が聞こえてきた。
(??聞いたことのない声だな。一応【隠遁】使って近づくか・・・。)
こっそりと木から覗いてセリア達がいる方を見ると、斧や剣を持った男10人がセリア達を囲むように立っていた。母さんは魔装の杖を構えてセリア達を守るように立っている。
(盗賊か?なんにしても・・・・)
チラリと男達の隙間からカーチャの姿を確認すると、セリアの後ろに隠れて震えて居たのが見えた。
(OK、殺すか。いや、流石に殺すのはマズイな・・・いや?盗賊だから別に殺っちゃってもOKなんじゃね?なんにせよ・・・)
ソウマは【隠遁】を使用したまま、魔装『焔刀・カグツチ』を抜刀し、盗賊の頭の後ろに立つ。
(とりあえず、逃げれないように足潰すか。)
そう思い、ソウマは盗賊の頭のような男、それっぽい男の両足のアキレス腱を斬った。
斬った際にバチン!と音がしたが、おそらくアキレス腱を斬ったことでそのまま断裂した時のような音がしたのだろう。
「グァァ!?いてぇ!いてぇよぉ・・・!」
その流れで周りにいた残り9人の男達も同様にアキレス腱を斬って、武器を払い除け身動きがとれないうにする。
男達全員の処置が完了したところで【隠遁】を解き、姿を見せる。
「!?だ、誰だ!お前は!一体どこから現れやがった!」
「身動き取れねぇのに元気だな。盗賊さんよ。大方、女子供しかいねぇからチャンスとでも思ったんだろうが、残念だったな。お前らはここで這いつくばってろ。」
「グゥ・・・!」
男は足を押さえたまま、地べたでうずくまっている。
「にーたん!」
カーチャがとたとたと走って俺に抱きついてくる。
「カーチャ、無事だったか?」
「うん!」
「ソウマ、助かったわ。母さん、回復と防御はできるけど攻撃は皆無だから。」
「まぁなんにせよ、無事で良かったよ。それでだ・・・こいつら殺っちゃってもいいよね?」
「まぁ、待ちなさい。それより、グレイは?」
「え?まだ戻ってきてないの?うーん、ちょっとまってね。」
そう言って、【ソナー】で父さんを探す。
「うーん、近くにはいないみたい。」
「そう・・・。」
「まぁ、そのうちフラッと帰ってくるだろ。」
「それも、そうね。」
俺と母さんはギロリと盗賊たちを睨む。
「さて、母さん。こいつらどうしようか?」
「そうねぇ・・・(自主規制)をぶった切るってのはどうかしら?」
「あぁ・・・それもいいかもしれないね・・・。」
「「ふふふふ・・・。」」
「「「ヒィィィィィィ!」」」
「まぁ、こんなこと二度としないってんなら首で勘弁してやろうかな?」
「どちらにせよ死ねと!?」
「当たり前じゃないか?俺の可愛い可愛い妹を怖がらせてくれたほんのお礼だよ。喜んで受けてくれるよね?」
俺はニッコリとしながら抜刀していた『焔刀・カグツチ』に炎を纏わせる。
「ヒィィィィィィィ!?」
パタリ、またパタリと次々に盗賊たちが気絶していく。
「ちっ・・・殺りそこねた。」
「まぁ、このまま引きずってって門番に引き渡しましょうか。それにしてもあの人帰ってこないわねぇ・・。帰ってきたら説教かしら。」
やべぇ・・・俺の足もぶるってきた・・・・。べべべ、べつにぶるってねぇよ?ちょ、ちょっとした武者震いってやつだよ。きっとそうだよ。うん。
そうしてこの後20分後位に帰ってきた父親は母さんの餌食となり、王都についたのは予定した時間よりも1時間も遅れ、着く頃には夕方になってしまった。
「それにしても父さんはどこに行ってたんだ?」
「俺か?ちょっとな、森の奥にでかい気配を感じたから狩りに行ったんだが、途中で余りにも遠いなって思って引き返したんだよ。」
「いや、そこは狩ってから帰って来れば良かったのに。そいつ狩るので遅くなったっていえば言い訳もできたと思う。」
「・・・それは気づかなかった。」
「父さん・・・・。馬鹿なの?アホなの?」
「グフォ・・・・・。」
俺の言葉で父さんは沈んだ。
なんにせよ、王都についた。
まず宿を取って、受験申請をしに学校へ向かった。
学校の門の前に机が並んでおり、そこには先生のような人が立っていた。
「受験したいんですが。」
「なら、この紙に名前と年齢、種族、適性属性を書いて提出してくれ。それと魔装も使えるならこっちの紙に属性と型式を書いてくれ。」
「わかりました。」
えっと、名前はソウマ・スヴェンテ。年齢は15、種族は人間。適性属性はめんどくさいことになりそうだから炎だけでいいかな。魔装も炎で型式は武装型と・・・。
「はい。これで大丈夫ですか?」
「不備は・・・無いな。よし。これを入試のときに持ってきなさい。そこに書いてあるのが君の受験番号だ。」
担当の人から木札を貰い、そこには数字が掘られていた。
ふむ、0721番か。微妙な数字だな。ん?よく見たら卑猥な数字だな。これ。うわぁ・・・。嫌な数字になってしまった。
「セリア、終わったか?」
「はい。ちょうど番号をもらったところですよ。何番でしたか?」
「ほい、これが俺の番号。」
そう言って、もらった木札を見せる。
セリアもこちらに木札を見せてきた。
「ふむ、0810番か。だいぶ離れたな。」
ん?いや、気のせいだろう。うん。
「そうですね。試験の時はバラバラになっちゃいますね。」
「まぁ、きっと不正をさせないためにわざとバラしたんだろう。仕方がない。」
「そうなんですか・・・お互い頑張りましょうね!ソウマ君。」
「あぁ、セリアも頑張れよ。特に歴史。」
「う・・・歴史は苦手です・・・。」
「俺も少しは教えてやるから。宿に帰ったら勉強な?」
「はぁい・・・。」
「やれやれ・・・。そんなんで大丈夫か?」
「大丈夫です!きっと!」
セリアは得意げにサムズアップしてくる。
「・・・その自信はどこから出てきた。試験日まで後3日。死ぬ気で歴史を覚えろ。」
「鬼ですぅ・・・。」
「セリアはそれくらいやらないと覚えないだろ。計算もそうだったし。」
「うぅ・・なら、18+17は!」
「35だ。」
「えっと・・・。」
「わからないのに問題出すなよ・・・。」
「うぅ・・・。」
そんなこんなで王都についてからセリアに歴史や算数、魔法陣に関する勉強を教えながら3日間を宿で過ごした。
今回もいかがだったでしょうか?
ありきたりなファンタジー展開なのですが・・・ソウマ君のキャラがちょっとぶれた・・・?かな?うん、気のせいだ。
というわけで、また次回。
誤字・脱字などありましたら、教えてください。
レビュー・ブクマ・感想などが力になります。