第八話〜岩石兄弟〜
長かった、ここまで来るのに長かったです。ようやくチート系主人公として名乗れる戦闘回です。
初めての戦闘描写で上手く書けたかは分かりませんが、皆様に楽しんでいただけれです。
それと感謝が遅れましたが、総合評価点が100を超えてブックマーク数も50を超えました。皆様には感謝感謝です。
それと感想を送ってくれた方と評価ポイントをくれた方にも感謝です。おかげでここまで頑張れました。
魔法科の初授業で、ただの拳圧で穴を空けるという偉業を成し遂げたレイルは、午前の授業も終わって学院食堂で昼飯を摂っていた。
やはりと言うか流石と言うか……。食堂は広大であり、長い長いテーブルが幾つも並べられており、そのメニューは一級品ばかり。
ここで雇われている料理人は、王都で名のある料理店の総料理長を勤めていたり、宮廷で働いていた料理人がいたりと、間違いなく一流の者たちが作り上げている。
そこでレイルは、パスタを三つとペンネグラタンを六つとシチューを五杯とバゲットを四本とミディアムレアのステーキを八枚とシタビラメのムニエルを十二枚とローストチキンを七つとデザートのケーキをホールで二つ食べていたのだが、そこに余計な客が現れた。
「はむはむもぐもぐ、ごくっ、ごくっ、ごくっ……ぷはぁ! って、なんだカルナスじゃねぇか」
「……よくこんなに食べられね、見ているだけで吐きそうだよ」
客とは、入学式の日にレイルと一悶着起こしたカルナスであった。ちゃんと取り巻きのマッチョでデカイのとガリガリのチビもいる。
カルナスとして開口一番に侮辱してやるつもりだったのだが、目の前に繰り広げられているレイルの圧巻な食いっぷりに胸焼けを起こして口を抑える。まさかの出鼻を挫かれてしまった。
「それで? もぐもぐ、俺もぐ、はむって、ぷはぁだよ?」
「食いながら喋るんじゃないよ! まったく、これだからマナーのなっていない平民は……」
「ごめんごめん、それで?俺に用ってなんだよ?」
「ふん! 僕はね、キミのような魔法の才能が無い落ちこぼれの平民が、魔法騎士科にいるという事実が認められないんだよ!」
「そっか。だったら、互いにやる事は決まっているよな?」
「ああ、このカルナス・ファルナーは、貴様に決闘を申し込む! 貴様のような図に乗った平民を膝まづかせ、僕たち貴族が上だという事を体に教え込んでやろう!」
テーブルに、カルナスは手袋を投げつけた。それはつまり、貴族が決闘を申し込むという儀式だ。投げられた者は、その決闘を受けるしかない。それを断るという事は、敗北を認め惨めに逃げるという事だからだ。
本来ならば貴族同士でしか意味の無い儀式なのだが、闘いを求められて断るようなレイルではない。ギラギラと目を輝かせて、口が裂けるのではないかというくらいな獰猛な笑みを浮かべた。
ただならぬ雰囲気を感じ取ったのか、周りの生徒たちがゾロゾロと集まりだしてきた。
「にはは、薄々と感じていたんだ。最初に挑んでくるのは、おそらくお前だろうとな」
「それは残念な事だね。あれだけ大口を叩いた翌日に、しかも初戦で負けて魔法騎士科から追い出される事になるのだから」
両者の合意がなされた。最早、この決闘を止めらる者はグランパル大陸にはいない。例え神や悪魔でさえ、合意の上になされた決闘を止める権利は無いのだから。
入学式に言い放った宣戦布告からたったの一日、闘争の火蓋は切られたのだった。
「その前にローストチキンとホールケーキをおかわりさせてくれ」
「食い過ぎだ!」
***
パルス魔法騎士学院には、様々な施設がある。生徒同士の闘いの場で使われる闘技場も、その一つだ。
全方位に敷かれた客席は今や満席であり、それでも座れなかった者たちは、学院長が展開した水と希少属性である光を複合させた映写魔法で観戦している。
決闘は、学院の中でも一大行事だ。今日の授業は全て中止であり、教職員もこの決闘を観戦している。学院長もこのためだけに映写魔法という大魔法を使って協力しているのだ。
学院としてそれはどうなのかだって? 生徒たちは今日の分を明日の分と合わせてやれねばならないという事を、まだ知らないのだ。夢だけは見させてやるべきだろう。
そんな、後々に待っている地獄を知らず、学生たちは大歓声をあげて中央にいる者たちを叫ぶ。
闘技場の中央、正方形の石が敷き詰められた舞台で闘争をする者たちを。
「すげぇな。まさか、こんなに集まるなんてな。負けたら赤っ恥どころじゃすまねぇぞ?」
「そのセリフをキミに返してあげるよ。もしかしたら、この学院にいられなくなるかもしれないからね」
向かい合った両者は、互いに好戦的な笑みを相手に浮かべる。
ぶっ潰してやると、膝まづかせてやると、相手を本気で倒そうと激しい火花を散らしている。
「はいはい、本日この決闘の審判をさせてもらうセレーナ・レヴィルネイアだ。決闘のルールは至って簡単。武器・魔法、何を使っても構わないから相手を倒せ、以上。何か質問はあるかい? ……無いようだね。それじゃあ始め!」
セレーナの合図に大きな鐘の音が鳴り、それ以上の歓声が闘技場全体に鳴り響いた。
遂に始まった、貴族と平民との決闘。魔法を扱う者と魔法を扱えぬ者との決闘。本来ならば圧倒的に不利な筈なのに、レイルは獰猛な笑みを崩さない。
心の内に躍るは興奮、騒ぐは血。レイルはカルナスへと歩み寄ろうとした瞬間、取り巻きの二人が前に出てきた。
「ふん! 僕が平民如きに、わざわざ戦ってあげる訳がないだろ? 僕に挑むなら、まずこの二人を倒してからだよ」
「貴様如きがカルナス様と戦うなどおこがましい!」
「我らが相手だ!」
突然の三体一という構図に、観客からは嵐のようにブーイングが鳴り響いた。
『汚ねぇぞ貴族!』『正々堂々戦いやがれ!』『卑怯者!』などなど限りない非難の声が鳴り響くが、カルナスにはそれすらも勝利を唄う凱歌に聞こえる。
対して、レイルは特に怒る素振りを見せていない。そもそも、何人でもかかってこいと言ったのはレイルだ。今更そんなのダメなど言わないし、多人数で来るなら寧ろウェルカムだ。
「セラス」
「はい、お側に」
「これを預かっててくれ。汚れたら大変だ」
女子たちから、黄色い歓声が鳴った。
レイルはいきなり上の服を脱いで、側に控えていたセラスへと預けたのだ。
線は細いものの、よく鍛え込まれたレイルの体が大衆の面前で露わになる。
貴族だろうとなかろうと、彼女たちは花も恥じらう10歳の少女、恋に恋するうら若き乙女だ。それなりに異性を意識するお年頃でもあるだろう。そんな乙女たちが、鍛え込まれた同年代の男の子の半裸体を見て、興奮しない訳がない。
特に貴族のご令嬢などは温室育ちで、男性との接触を遠ざけた生活を送ってきたので尚更だろう。共に興奮したり、真紅のチューリップのように顔を真っ赤に染めたり、刺激が強過ぎて目が眩む者もいた。
そんな女性陣の黄色い声も関係なく、レイルは目の前の敵を凝視する。
「さて、こっちの準備はいいぜ。いつでもかかってきな」
「なんだと……っ?」
カルナスの取り巻きからは、憤怒の視線が向けられる。
それもそうだろう。
準備ができていると宣っときながら、レイルはポケットに手を入れてその場に立っているだけなのだから。
これから戦う者にしては、あまりに相応しくない構え。いや、最早構えですらない。あきらかに見下されていると感じた二人からは、憤怒の感情が湧き上がってくる。
「貴様、どういうつもりだ」
「我々を侮辱しているのか!」
「違う違う。折角の決闘で、こんなにも観客がいるんだ。すぐに終わらせるなんざつまらねぇだろ? 俺はお前たちの攻撃を全て受けてから反撃する。だからほら、遠慮なくこい!」
あまりに不遜で、余裕な態度。それに怒りを覚えた二人の感情に比例するように、魔力が高まっていくのをレイルは感じた。
こい、こい、かかってこいと、レイルの内には切望が渦巻く。
「……よかろう、ならばその不遜な物言い、我ら岩石兄弟が沈めてくれよう! 我が名はデコーズ・ズール、岩石兄弟の末弟なり!」
「我が名はボコズ・ズール、ズール男爵家の跡取りにして岩石兄弟の長兄なり! 覚悟しろ平民!」
「お前らも双子かよ、ってか似てねぇ! 似てねぇ以前に体型に差があり過ぎだろ!? なんでデカイ方が弟で、ちっちゃいのが兄なんだよ!? もしかして実は三人兄弟で、もう一人を弟が食っちまったとかじゃねぇだろうな?」
「我らを侮辱できるのもここまでだ! 今までの不遜な言動を悔いるがいい!」
デコーズとボコズのデコボコ兄弟は剣を抜くと、デコーズは小さな兄を持ってそのままレイルに投げつけた。そして自身も強烈な突進力で突き進み、互いにレイルを左右から斬りつける。
「──ぐっ!?」
「──なにっ!?」
驚愕するは岩石兄弟。レイルの首を目掛けた斬撃は避けねば首を跳ね飛ばす勢いであったが、結果として飛ばされたのは二人の剣。
力の限り振られた剣は、代償としてその刀身を折る事になった。そして持ち主も代償として、弾かれた反動で手から出血した。
そしてレイルはというと、全くの無傷。線すら入っていない。
ポケットから手を抜いて何かをした訳ではなく、もちろん魔法による仕掛けでもない。そもそも、レイルは魔法が使えない。
レイルは、何もしなかった。何もせずに二人の剣を受け、何もせずに二人の剣は折れた。ただそれだけであり、それ以上でも以下でもない。
「……どうして? もう終わりか?」
「「──っ!?」」
その言葉に、言い知れぬ恐怖を感じ取った二人は即座にレイルから離れた。
あそこで動かなければ、大変な事になる。きっと恐ろしい事になる。そう予感してしまったから二人は離れたのだ。
二人の頬を伝うは冷や汗、しかし心にあるのは安堵であった。
「やるな、あいつ。よもや我らの必殺のコンビネーションを防ぐとは」
「兄上、魔法科の者から聞きましたが、あいつは身体強化が得意だという情報を聞きました。おそらく直前に身体強化を施して我らの必殺の斬撃を防いだのでしょう」
「ふん、猪口才な。ならば身体強化ではどうしようもできぬ一撃でねじ伏せてやろう。デコーズ、あれをやるぞ」
「はい!」
まだまだ諦めてはいないデコボコ兄弟に、思わずレイルは顔がにやける。
次は何をしてくる? どんな一撃をしてくる? 期待に胸を膨らまして、デコボコ兄弟の動きを静観している。
「『集う瓦礫、不屈の戦士に不落の城塞、吠えるは大地の胎動』──【岩装兵士】!」
「『集う瓦礫、其は大地の牙にて折れぬ刃、天を衝く大地に轟く凱歌』──【岩装大剣】!」
周囲の大地は砕け、瓦礫となった断片は兄弟を覆う。
やがて多くの瓦礫たちが兄弟の全身を覆い、次第に兄弟たちの要望が変わっていく。変身というか変体が終わった頃には、二人は全くの別人となっていた。
「がっはっはっは! どうだ思い知ったか!? これが我ら兄弟の絆が生み出した最強奥義!」
「巨大化して強化を施したデコーズに、同じく巨大化して剣の形になった俺を振る! 貴様の小手先だけの身体強化など、ねじ伏せてくれるわ!」
全長およそ3m程の巨人となった弟のデコーズに、同じく剣の形となって己の身を武器とした兄のボコズ。どうやらこの形態が二人の奥の手らしい。
たしかにその質量の剣を振るわれたら、殆んどの人間はミンチ確定だろう。暗雲が立ち込めたように見えた戦況に、観客も静まりかえる。
「──にっはっはっは。いいなぁおい、面白そうじゃねぇかこの野郎。ほらこいよ、お前らの全力をぶつけてこいよ」
しかし、それでも尚レイルは笑っていた。まるで、とってもとっても美味しそうなご馳走が目の前で並んでいるかのように。レイルは面白くて堪らなかった。
これから襲いかかってくるであろう強大な一撃を全力で受けようと、地面を思い切り蹴って自分の体を固定させる。
「この姿を見ても逃げようとせぬその威勢は褒めてやろう。望み通り、粉微塵に吹き飛ばしてくれる!」
大きく振るわれた岩石の大剣。それはレイルに当たると同時に轟音を響かせ、その衝撃で大剣は崩れ辺りを砂埃で覆う。
当たれば、絶命は免れない必死の一撃。そして兄弟には、当たったという確たる手応えがあった。しかしその手応えはいつもとは違う。
二人は何か嫌な予感がしていた。起こってはほしくないが、しかし今まさに迫ってくるであろう嫌な予感。そしてそれは、現実となる。
「──良い一撃だ、腹に響いたぜ。それで、もう終わりか?」
土煙が晴れると、そこにはレイルの姿があった。しかも、相も変わらず無傷である。それどころか、人体が受ければミンチになるであろう一撃を食らったにも関わらず笑っているのだ。これには兄弟も顔を顰めるしかなかった。
「おのれ、我らが兄弟の必殺の一撃を食らって無傷とは……」
「ですがいつかは魔力が切れて身体強化も使えなくなります! 兄上、攻撃を続けましょう!」
「え、待てデコーズ──」
「おおおぉぉおおぉぉ!!」
兄の言葉も聞かぬまま、弟のデコーズは兄を振り回す。攻撃し続ければレイルの身体強化は解け、後は粉微塵になるだけだから。
しかし、デコーズは忘れている。魔力を使っているのは、何もレイルだけではない。
振る度に衝撃で大剣は砕ける訳だが、それを修復するのは誰の魔力である? 兄のボコズだ。弟のデコーズは兄を振り回しているだけなので、特に魔力の消耗が激しいという訳ではない。
たしかに身体強化よりも土属性の強化は遥かに燃費が良いが、それでもゼロという訳でもないしボコズの魔力も無限ではない。
そして弟よりも賢い兄のボコズは気付いたのだ。
レイルから魔力を感じるが、それを体外に放出していない事を。
異変に気付いて弟を止めるが、兄に比べて脳が小さい弟が止まる事はない。我武者羅に兄を振り回してはその剣の再生に兄の魔力を使わせる。
そんな事を繰り返したら、当然ボコズの魔力が無くなる訳で。
「? 兄上……ああぁあぁぁ! 兄上ぇぇぇ!?」
異様に軽くなった剣を見れば、兄のボコズが口から泡を吹いて白目を向いていた。魔力切れに加えて弟にブンブン振り回されていたのだ。当然だろう。
「おい、大丈夫か? お前の兄さん、あきらかにヤバイ振動数で痙攣してるけど──」
「ちっくしょおおおぉぉおぉっぉぉぉおおおぉぉ! 貴様よくも兄上をををぉぉををぉぉぉを!」
「おいおい俺が悪いのかよ……」
弟のデコーズは、失神している兄のボコズを大事に抱えて、鼓膜がバカになりそうな程の大声で叫んだ。目からは大量の涙が堤防を壊したかのように流れ、まるで兄が死んでしまったような悲劇のワンシーンである。実際は生きているけど。
そして泣きながら舞台の端に兄を丁寧に置く姿がなんともシュールである。
「貴様ぁ、貴様よくも兄上を! 許さん、絶対に許さんぞぉおぉぉぉぉおおおぉ!」
「いや、だからお前が兄さんの話を聞かないから──」
「兄上の仇ぃぃぃいぃ!」
癇癪を引き起こしたデコーズは、もう手に負えなかった。
レイルの言葉を遮っての突然のパンチ。レイルは真正面から食らうけど、勿論無傷である。
しかし、それでデコーズの癇癪が収まる訳でもなかった。
「ぐおおぉぉお! 死ぃぃぃいぃね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ぃいいぃいぃいぃねぇえぇぇぇえ!!」
大雨のように止まない拳の連撃。兄がいなくても今のデコーズは3mの岩石巨人だ。その拳は人などを挽き肉にする程の凄惨な威力を秘めている。
当たろうが当たらなかろうが関係ない。ただレイルがいそうな所を殴るという、殆んど子供の喧嘩のような幼稚さであった。ただその威力は人を用意に捻り潰す程だから、堪ったもんじゃない。
力の限りにただ殴り続けていたデコーズも、流石に披露と魔力を使い過ぎたようで怒涛のラッシュを止め、息が上がり肩で呼吸をする。
「ふしゅうぅぅ、ふしゅうぅぅ、ふしゅうぅぅ、ひゅ、ひゅ、かひゅ……っ。どうだ、兄上の無念を思い知ったか」
「──兄さんを勝手に殺すんじゃねぇよ」
「っ!?」
地面が抉れてそこら中に砂埃が舞い、そしていてはならない者の声が聞こえる。
レイルは、尚も健在であった。砂が付いて汚れてズボンもボロボロになっているが、それだけである。デコボコ兄弟の怒涛な攻撃の数々は、結果レイルのズボンを傷付けただけというものであった。
レイルは地面から埋まっていた足を引き抜き、ポケットにしまっていた拳をついに抜いた。
「兄さんは魔力切れでグロッキーだし、お前も殆んど魔力は残っていないもう動けなそうだな。これで終わりだけど、まあ中々に楽しかったぞ」
「う、うああぁぁあ!」
レイルが一歩踏み込んだ瞬間、デコーズは最後の力を振り絞って殴りつける。だが無駄なのだ、効かないのだ。もう、彼等ではレイルに傷を付ける事はできないのだ。
デコーズの拳を受け止めながら、レイルは一歩ずつ歩き出す。デコーズが必死に力を込めるが、レイルを止める事すら叶わず逆に押し返される。
そして、遂にレイルはデコーズの懐まで近付いた。
「腹筋締めろよ。──【槌拳】」
「ぺごぉ!?」
それは、あらゆる障害を砕く破城槌の鉄拳であった。
レイルの拳は岩石の鎧を砕き、デコーズの腹を貫いた。デコーズの口からは何か漏れてはいけないような空気が漏れているが、レイルはお構いなしにデコーズを地面に叩き付ける。
その衝撃は地面を砕く程であり、デコーズは口からよく分からない液体を出しながら気絶していた。
さて、雑兵は倒したし、残るのは敵の大将ただ一人。もう呑気に玉座に座っている訳にはいかなくなった。
「──さあ、次はお前だぜ。貴族さまよ」
どうでしょうか? 初めての戦闘描写。楽しんで頂けれたら嬉しいです。
次はサラサラヘアーとの決着です。また楽しんで頂けたらなと思います。
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