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ペア作りと罠
「最初のゲームペア作りです。」
それを聞いて僕等は笑ってしまった。しかしまだ、知らなかった。このゲームの難しさを。僕等は。
「二人一組の、ペアを作り、座っててをつないでください。」
そういうとテレビが入れ替わり、のこり十分のタイマーが動き始めた。
僕らのクラスは、男23おんな15という、二で割り切れるはずだが、のこり一分になり、ぼくも、親友と、手をつなぎすわった。みんなも、着々と、すわってきた。しかし、のこり三重病となったところで、異変に気づいた。
まだ、半数が立っているのだ。そう。あの男は、これを、狙っていたのだった。クラスには、嫌なやつも、いたりする。それが、多いのが、このクラスだったのだ。此の儘では半数が、消える。僕は時計をみた。時計は、十秒を切っていた。
「あ、そうか。」
僕はいいアイディアが浮かんだ。
続く