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幻影学園  作者: 音哉
3/22

第3話 「偽者の世界」

更新は毎日。掲載時間は21-23時です。

 俺はいつものように空いた窓際の席を眺めていた。ハルミ……。そんな重い病気なのか? いっそ家に『見舞い』にでも行って……、


―バチッ―


 何かが俺の頭で光った。それはまるで電流の流れているフェンスに、手がふれてしまったかのような衝撃だった。


「……っ。なんだ今のは……。あれ……。今、何を考えていたっけ?」


 俺は椅子を横向きに座り、その体の向いた先にはハルミの席が見える。


「そうだ……。ハルミが早く学校に来ればいいのに……。そんなのだったよな」


 そう考えて再びハルミの席を見つめる俺。その様子を、少し離れた席からシズカは目を丸くして見ていた事を俺は気が付かなかった。



 その日の昼休み、シズカが俺の席に来て話しかけてきた。


「ヨシト……。何か……変わったことない? 体調とか……」


「体調? すこぶる元気だけど?」


「そう……。おかしな物を良く見るとかは?」


「変なもの……? そう言えば……、最近学校の近くの信号ってよく壊れてないか? 点滅を繰り返したりとか。他には、商店街のウインドウに飾られているテレビが砂嵐だったりするよな? あれってなんだろうな?」


「なにそれ……。システム障害かな……」


「しすて……何?」


 そこに男が二人やってきた。ケンタロウとアキラ。俺が比較的よく話をするクラスメートだ。


「二年生が始まってまだ一ヶ月も経っていないってのに……もうクラスのアイドル、シズカちゃんをゲットっすか? ヨ、シ、ト、君!」


 ケンタロウは俺の前でかがみ、その茶色の頭を揺らしながら両手で俺の顔を指差してくる。


「まあ、ヨシト君はケンタロウ君と違ってカッコいいですからね。身長は同じくらいの長身同士だというのに……。残念な差がついていますね!」


「てめー! いいやがったなぁ、アキラ! ちょっとかわいい系で人気だからって!」


「この一年を楽しめるのは僕とヨシト君だけですねー。ケンタロウ君は一人で寂しんぼ!」


「ああっ! もうっ! ……アキラ、お願いだから女の子紹介してくれよ……」


 ケンタロウは強気の態度から一変、両手を合わせてアキラに頭を何度も下げている。

 俺は耳を塞ぐ振りをしながら、楽しいこいつらの話を聞いていた。

 



 ハルミが来たのはそれから数日後だった。いつもの待ち合わせ場所に、いつもの時間、いつもの表情で現れた。……が、顔色は相変わらず悪い。元気に振舞うが、見ていて痛々しかった。


 学校に着き、授業を受ける。休み時間になると俺の席へ来てくれる。いつ倒れてもおかしくない様子のハルミのため、2時間目の休み時間からは俺からハルミの席へ行った。


「もう、ヨシトの方から来てくれるなんて……珍しいね! 私に惚れるなよぉー」


「誰がだよ……。それよりお前、病院は行っているのか?」


「ちゃんと診てもらっているよ。残り短い命、頑張って学校に来ているのだ!」


「なんだよそれ。冗談になってねーぞ……」


 俺はついそれが本当の事なんじゃないかと思ってしまう自分が何か恥ずかしくなり、心の動きを悟られないように教室に視線をなんとなく泳がした。すると、何人かが顔を逸らしたように見えた。……気のせいかな。


「お前……明日は来れるのか?」


「わからない……。でも、ヨシトが来て欲しいって言えば……来る……かも……」


「無理はして欲しくないが……」


「欲しくないけど?」


 ハルミは何かを期待するかのような目で俺を見上げている。


「お前の顔を見ていないと……なんだか調子が出ないんだよ」


「ホント? それじゃあ、来るね! ずっと来る!」


 嬉しそうな顔をするハルミの頭を撫でてあげそうになったが、そんな仲じゃないし、教室のみんなの目もある。俺は開いた手の平をぎゅっと閉じた。




 約束した翌日、やはりハルミの姿は待ち合わせ場所に無かった。


 しかし、2時間目の休み時間、ハルミは教室に姿をあらわした。そして、俺の前まで来ると、笑顔のまま俺に寄りかかってくる。


「きちゃった……。ダメって言われたのに……。ヨシト……私……もう…限界か……も」


 ハルミは俺の胸で眠るように目をつぶった。


「ハルミ!」


 俺はすぐハルミを抱えあげようとしたが、そこにケンタロウが割って入る。


「なっ……ケンタロウ……どうしたんだ……」


 ケンタロウは俺からハルミを奪い取ると、抱えあげる。そこにシズカとアキラも来る。


「この子……どうして!」


「無理したんですよ! ヨシト君のために!」


「無茶だぜ! もう……ハルミは外すべきだ! 外して……ヨシトと……」


 ケンタロウは珍しく声を荒げている。いつもふざけているキャラだと言うのに……。


「そう言う訳にはいかないわ! ただでさえ人が足りないのよ……」


「シズカ! お前……ヨシトと一緒になりたいからって……わざとじゃねーのかっ! この子の最後の一年くらい譲ってあげてもいいじゃないか!」


 そう言ったケンタロウの頬を、シズカは強く叩いた。


「バカにしないで! 私達はあなたのために……、私達のために……」


「二人とも! それより早く!」


 アキラは二人を急かして教室を出て行く。それを俺は追おうとした。しかし、どう言う事か目の前で教室の扉が閉まった。あの三人は誰も閉めるような動作をしていないと言うのに……。


俺はすぐにそれを開けようとするが、鍵がかかったように動く気配が無い。いや、まるで溶接されたように、最初からドアの形をした壁だったかのように動かない。


俺はすぐに開きっぱなしだった教室の前側のドアから廊下に出た。しかし、三人の姿はすでに無い。俺は走って保健室へ向かう。だが、必ずここに来たはずだと思った保健室には誰もいないのだ。


「あいつら……どこへ?」


 俺は保健室のベッドの上に座った。何日か前、ここで寝ていたハルミの姿を思い出す。


「職員室か? それも……変だ」


 あの様子で三人がハルミをおかしなところへ連れて行くとも思えない。救急車の音も聞こえてこないし……。それより……どうして三人は教室で慌てた様子だったんだ? そう言えば……何かについて必死に言い合っていた気がする。それがなんだったかどうしても思い出せない。


ケンタロウは、シズカに殴られていたが……どうしてだった? ハルミを抱えあげたわけだが、「ハルミの変なところを触らないでよ! バチーン」って感じでシズカに殴られていたんだったかな……? 


どうにも頭に霧がかかったようで、ほんの数分前の事だというのに……記憶がバラバラにされたかのように不明瞭だ。


(気が付け……)


「えっ……?」


 誰かの声が聞こえた気がした。俺は保健室の中を見回すが、誰の姿も無い。それはここに入ったときに確認したはずだ。


「空耳……かな」


 そのとき、保健室の隅に置いてある、学習用映像ディスクを見るためのテレビの電源が突然入った。しかし、映し出されている映像は砂嵐だけだ。


「やっべ……。ポルターガイスト……ってやつかも……」


(気が付け……ヨシト)


「うわっ! 誰だよ!」


 その声はテレビから出たようで、先ほどよりもはっきりと聞こえた。


(この世界は……偽物。気が付け……ハルミが……死ぬ……)


「誰が死ぬって? ハルミが?」


[ブツンッ]


 突然テレビは切れた。保健室は入ってきた時と同じように静まり返っている。俺はベッドから立ち上がり、窓際へ行って外を眺める。


「偽物って……何の話だ? あそこに見える鳥か? そこの木か? よくわからないな……」


 俺はとりあえず教室に戻ることにした。保健室の扉を開け、廊下にでる。


「この保健室が偽物で……もう一つあるとか? って……訳わかんね。ずっとこの学校にいるのに、まだ保健室があるとか聞いたこと…」


 俺は勢いよく振り返った。


 誰もいない保健室。いつもの様子だ。


 ……いつもの様子? おかしくないか? どうして……誰もいないんだ? そもそも、保健の先生って……いたことあったか? 俺達以外に……ベッドを使っている生徒を見たことあるか……? 待て、いつもの保健室って……、俺は……この保健室に来たこと……あったのか? ハルミが倒れる前……来た事があったか?


 俺の中では、来たことがあるという記憶と、初めて見たような感覚が混ざった不思議な感じがしていた。


「記憶錯乱? 俺も……病気なのか? 伝染病とか……?」


 俺はゆっくりと歩いて教室に帰る。おかしいと一度思うと連鎖的に気になる事が現れてきた。保健室を通り過ぎてしばらく歩くと1年生の教室が並ぶ。しかし、休憩時間だというのに外に出ている生徒もいなく、中から聞こえてくる声は少ない。


まるで教室を装っただけのチャチなセットのようだ。……偽物の世界……偽物……。


[ガラッ]


 俺は階段を上る前、すぐそばにあった教室の扉を開けてみた。教室の中で気が付いた何人かの下級生が、俺の顔を見て驚いた顔をしている。俺は愛想笑いを浮かべながらドアを閉めた。


もしかして、この世界には俺だけしかいなくて、俺の教室以外学校には誰もいないんじゃないかって……そう思ったが、完全なる妄想劇だったようだ。


 俺は二階に上がり、教室に向かう。手前にある職員室を通り過ぎ、少し先が二年三組の教室だ。


「……さすがに、ここをノックも無しにいきなり開けるとは思わないだろ…」 


 俺はそうつぶやくと、職員室の扉に手をかけて一気に開けようとした。しかし、この扉も鍵がかかったかのように開かない。先ほど自分の教室で体験したように、がたつきも一切無く、扉の形をしているだけで、開く扉だという気配がまったくない。


「なっ……なんだこれ……。職員室の扉が……開かないことなんて……」


 すると、次の瞬間、扉はガラリと開いた。中にいる先生達の目が俺に向く。


「し……失礼しました。間違えました……」


 俺は頭を下げてそっと扉を閉めた。しかし、完全には扉を閉めず、5mmほど隙間を開けておいた。教室に向かって歩き、フェイントとばかりに体を反転、すぐにその職員室の扉の前に戻ると……閉まっている。扉はぴったりとくっついて、隙間無く閉まっていた。


……誰かが閉めた様子は……無かったはずだ……。


「な……んだこれは? この世界……おかしくないか? もしかして……ハルミが……危ないってのは……ホントの……」


―バチッ―


「えっ……」


 俺の頭の中で何かが白く光った。電気……が流れている物にでも触ってしまったような……衝撃を受けた気がする。


「……って、俺何してたっけ? あっ! そうだ! 休憩時間が終わるから早く教室に戻らないとな……」


 俺は走って教室に入る。すぐに先生が来て授業が始まった。



(ハルミ……ハルミ……)


 授業が終わりに差し掛かった頃だろうか、どこかから声が聞こえる。なんでもない、自分の心の声だ。頭の中でハルミの名前を連呼……って。ハルミは好きだけど……なんか恥ずかしい気がする。


ハルミは今日登校してきたが、気分が悪いようで保健室へ向かった。送っていったケンタロウ達ももちろん教室に座っている。クラスで欠席なのはハルミだけだ。……心配だな。


(もう……ダメかも……)


 俺にそっと寄せて弱弱しく言うハルミの顔が思い浮かんだ。何を言っているんだ、ハルミ。お前は高校二年生の一年間、俺と付き合うんじゃないか。映画に行ったり、ショッピングに行ったり……。忘れたのか? 


……忘れた? 誰が……何を? ……俺が付き合っていたのはハルミだったか? もっと…こう、髪は黒くて……長くて……。シズカみたいに……。シズカ? 俺は高校二年生の一年間、シズカと付き合っていたんじゃなかったか? 終業式、シズカは俺に向かって……「忘れないで」って……。


「いや! 待て! 俺は高校二年生が始まったばかりだ!」


 俺はそれを声に出して言っていた。周りの生徒が驚いた顔をした後、クスクスと笑っている。寝ぼけたとでも思われたんだろう。しかし……俺の意識ははっきりしている。


―バチッ―


 くっ……。またこれだ。頭の中で何かが弾ける。……俺は何を考えていた? ハルミだ。ハルミの事だ。弱弱しく俺に何かを言うハルミの青い顔が思い浮かぶ。


―バチッ―


 ……俺は何を……。ハルミが……どうかしたか? 今日は……確か風邪を引いて……休んで……。いや、ハルミは……青い顔をして俺に何かを……。


―バチッ―


 ……ハルミ……。ハルミ……って、誰だっけ?


 俺は教室を見回した。何か物足りないんじゃないかと思っていたが……今日は休んでいる生徒も無く全員出席のようだ。




 授業が終わるチャイムが鳴り、俺は教科書などを机の中にしまおうとした。しかし、手が滑ってノートが落ちる。拾い上げ、何気なくその表紙を俺は見た。


『ハルミ用』


 そう書かれてあった。……ハルミ? 誰かのノートが混じりこんでいるのか? 俺は中を開く。しかしそれは、紛れも無く俺の筆跡でノートが書かれてあるのだ。


「なんだこれ……。まてよ……」


 俺は机の中に入れてあった物をすべて出す。どの教科もノートが二冊あり、その片方に『ハルミ用』と書かれてある。中はもちろんすべて俺の字だ。


「ど……どうなってんだ……。俺は……誰かの分までノートを書いていた? ……二人分?」


 俺はひどい頭痛に襲われた。目をつぶると誰かの……複数の人の声が聞こえてくる。


(忘れるな……)

(忘れないで……)

(もう……ダメかも……)

(偽物だ……)

(ハルミ……ハルミ……)


(嬉しい。ヨシトと付き合えるなんて)


 最後の声は、女性の二人の声が重なって聞こえた。


「ハルミっ!」


 俺は机を叩いて立ち上がった。どうしてだ……どうして……ハルミの事を忘れていた? いつから忘れていたんだ? それすらも思い出せない……。いや、今日……ハルミは登校してこなかったか……? 来た……。そして……俺に寄りかかり……。


―バチッ―


 俺の頭の中で何かが弾ける。ハルミ……。そうだ。どこへ行った?


―バチッ―


 ハルミは……ケンタロウ達が……。


―バチバチッ―


 この世界は……偽物だ!


「うおぉぉぉ!」


 俺は頭痛がする頭を強く振った。すると、今まで頭の中を覆っていたもやが消えた気がした。


「ケンタロウ! ハルミをどこへやった! 保健室にはいなかったぞ!」


 俺は外聞などお構いなしに、叫びながらケンタロウの席まで行き、その肩を掴んでこちらを向かせた。


「け……ケンタロウ……」


 息を飲んだ。茶髪にやや長い髪の毛。後姿は間違いなくケンタロウだったが……。振り向いたケンタロウに、目や鼻、口は無かった。まるで……マネキンだ。


「なんだこれは! おい、……アキ……ラ……」


 その向こうに座っていたアキラも同じように顔が無かった。シズカもだ。


「作り物の……世界?」


 だが、教室を見回してみると、顔のある奴らもいる。そいつらは何事かと俺を見て目を丸くしている。


 そのとき、俺は気が付いた。顔のある奴らは……誰だか名前がわかる。しかし、顔のない奴らは……ケンタロウ、アキラ、シズカはなぜか例外でわかるが、他の奴らは……一体誰だかわからない。顔が無いからではないんだ。その席に座っていた奴の……名前がまったく思い出せない。30人ほどいる俺のクラスだが、半分しか名前がわからないのだ。名前……名前? 


俺はもう一つの事に気が付いた。ケンタロウ、アキラ、シズカ、ハルミ……。そして、俺の名前、ヨシト。……一体、漢字だとどう書くんだ? いや、それよりも、苗字は……何だっけ? 俺達は……俺の名前は……。連鎖的に次々と不思議な事が思い浮かんでくる。俺の名前、苗字。俺の家族は……どこにいるんだ? 俺は……家に帰っているのか? いつ? 家に帰って何をした? 


俺は……いつも……朝にハルミと待ち合わせをして、学校に通い……。それで? 次の日、またハルミと待ち合わせをしている。……なんだこれは……。それ以外はどこで何をしていたんだ? どうして……? 俺の一日は一体なんなんだ? 


たまに遊びに行っているが……それも高校の友達同士。俺の……俺の世界に、この高校の生徒以外の登場人物が……いたことがあったか? 先生? いや、今となっては先生の顔も思い出せない……。



「制御不能だ……このままだと崩壊するぞ……。しかし、どうして急に……」


 俺の後ろで声がした。振り返ると、ケンタロウが立っていた。その後ろにアキラとシズカもいる。今度は三人とも顔がある。いつの間にか、顔のない三人の姿をした人形は教室から姿を消していた。


「ケンタロウ……。ハルミをどこへやった?」


 俺は胸倉を掴んでそう言った。


「待って! ハルミちゃんは……、ハルミは大丈夫だから……」


 シズカが、俺のケンタロウを掴んでいる手を押さえる。その目に悪意のかけらは見えない。信用して、俺は手を下ろした。


「もう、記憶の改ざんは難しいですよ。最低でもこの一年、真実を知って過ごしてもらわないことには……。じゃないと、ケンタロウ君が言ったとおり崩壊して……心が壊れちゃう…」


 アキラはそう言った後、シズカの顔を見た。ケンタロウも同じようにシズカを見ている。


「お前達、何を言っている? 説明しろ。この世界は……なんだ? いや、世界はどうでもいい。ハルミに会わせろ。それだけでいい。後はハルミから聞く」


 どうしてかシズカは唇を噛み、俺の前で悲しそうな顔をした。


「……分かりました。連れて行きます」


「どこに……えっ?」


 シズカが手を軽く上げると、教室にいたはずの俺は知らない場所に立っていた。


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