表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トップアイドルの俺が魔力過多の廃王子に転生しました  作者: 瑠璃
第4部 魔弾の射手 〜ブラックジョーカー 〜
98/114

策略

 朝4刻の鐘と共に俺はホクトを連れて風を纏う そしてブルーの背中に乗せられてティコ、シファーそしてユリアスも一緒に離宮に向けて離宮上空から突入した


 同時刻カリオス王国の正門から魔塔塔主ニコラス・グリー・魔術師30名そしてシルフィ・ジーゼメリウスが入城して行った


「あら、先ぶれもなくこんな朝早くから魔塔塔主自らどうされたのかしら」


「皇妃様、お久しぶりでございます。突然訪問いたしまして誠に申し訳ございません。失礼ついでに申し訳ございません」グリー魔塔主がそういうと右手を挙げた瞬間全ての扉が閉まりカリオス城の全ての人間が拘束された


「これはどういうことですか!!」


「カリオス王国、皇妃デボラ・カリオス、そして第1王子イーリス・カリオス、パトリシア 禁忌の魔術による犯罪 全ての罪は我々の調べにて全て明白になっている 魔塔にて取り調べそして城内全て家宅捜査及び国王ユル・カリオス陛下からも事情をお聞きしたい」


「何を言っているのかしら、失礼にも程があるわ。禁忌の魔術って何かしら」


「「蛇の紋章」そう言ったらわかるかしら・・・・・デボラ」


「あら、シルフィ久しぶりね どうしてあなたまでがここにいるの 確かあなたずっと好きだった男の残した子供を育てていたんじゃなかったっけ」とデボラがニヤニヤしながらシルフィーにそう言う。


「何よ、それ、どうして素直にジーゼメリウスと結婚したって言えないの 本当に根性曲がってるわね」


「そうだぞ、今は、コンティと仲良くやってるぞ」


「ニコラス!!そんなことはどうでもいいのよ そんなことよりデボラあなた本当にいいかげんにしなさいよ どうしてこんなことやっているのよ」


「こんなことって何? 私は自分のあるべきもの 持つべきものを持とうとしただけ」


「はあ?何言ってるかよくわからないわ」


「あなたも、ずっとそう思わなかった?どうしてジュリアなんかがポーリィと結婚したの どうしてあんな子があの帝国の王妃であんなにポーリィやコンティの愛を独り占めしないといけないの? ああ、ニコラスあなたもジュリアが大好きだったわね」


「えらく、古い話を持ち出してくるんだな それがなんの関係があるんだ」

 否定しないんだ・・・と魔塔の魔術師達は聞いてはいけない事を聞いてしまった気分になった


「私はカリオスに嫁いできて、なのにユルは侍女なんかに夢中になっている最中にヨハンを産んだの たった1人でね 彼はヨハンが生まれても顔を見にきたのは1回だけだった そんなときジュリアから出産祝いの花束が届いてきたのカードと一緒に」


「「おめでとう!うちのリアイアルと同じ年ね 素敵なお友達になれるわね」ってね 本当に能天気な女だわ 小さな王国のヨハンと帝国の皇太子よ またこの女は私を見下すつもりなのかってそう思ったわ」


「それは、あなたの被害妄想だわ!それにその話が今回のことと何が関係あるの」


「関係あるわ!その時思ったの この女から全て奪い取ろうってズメイルインペリアルもポールステンシャルも全てね」


「あなたまさか・・・・・・」


「そう全て奪い取って可愛いイーリスの帝国にしようと思ってね だって、イーリスだけよ ユルに愛されて生まれた私の本当の子供 イーリスが成長するまでに少しずつ、少しずつね バカなサタームスは使い勝手がよかったのに、本当にあいつは結局使い物にはならなかったわ」


「デボラ、お前まさか!」


「そう、それなのに!あのこが現れた、しかもヨハンの友達だって!笑っちゃう でもね私とイーリスにもちょうどいい「駒」が現れたの「魅了」の力を持った勘違い女の彼女がね・・・・・、今もイーリスと結婚して帝国の王妃になるって勘違いしているけどね」と、デボラの高笑いが部屋に響いた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ