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トップアイドルの俺が魔力過多の廃王子に転生しました  作者: 瑠璃
第4部 魔弾の射手 〜ブラックジョーカー 〜
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後悔噬臍(こうかいぜいせい)

「リル様も、髪色と瞳の色を3通りに変えて中々お忙しいですね」


「いや、ティコお前に言われたくないな」


 ジーザメリウス領に船を帰港させ、バルトの事務所で着替え、リルとして学園にある自宅に帰ってきた


「それより、飯だ ブルーと入れ替わりにもうすぐシファーがくるだろう」


「ハイネ様の影ですか。大した溺愛ぶりですね」


「何を言ってる 俺のダンスパートナーに指名した責任もあるし、先日はあのようなこともあったし友人として当然だ 」


 もっともらしいこと言ってますけど全然言い訳になっていませんよ

 とティコが心の声でつぶやく


「まあ、そのことでも話がありますし、それにしても主君のつくった食事を食べる日がくるなんて思いもしませんでしたね」


「くだらないこと言わないで食えよ 俺のハンバーグは絶品だからな」


「リル様、私の分もございますか? 」


「おう!シファー 当たり前だろ 手を洗って早く来い」


 食事をすませ、ユキとハナを2階で寝かせたあと1階で3人での話合いがはじまった


 シファーの話によると目立って学園での不穏な空気はないのだがそれがどうにも引っかかるとのことだ


 アルクとパトリシアは以前に比べ目立って乱暴なところもなく静かだそうだ


「逆に気味がわるいな」


「そうなんだ、何かが引っかかるんだがそれが探しきれていない」


「それは仕方ないシファーの仕事が多すぎる」


 確かにティコの言う通りだ。

「そこでだ、俺からの提案だ。シファーをハイネ様の護衛を解任しリル様の影に専任復帰させ諜報部員として動かす」


「では、ハイネ様は? 」


「まあ、最後まで聞け。あの双子メイドをユキをハイネ様付きメイドに、ハナをアリッサのメイドとしてつける」


「まだ、子供ではないか」


「シファー、子供とあなどるな。あのふたりはショウ・ハヤマの娘幼い頃からショウから叩き込まれている」


「あの、ショウ・ハヤマの!! 」


「そんなに、有名なのか」珍しくシファーが体を乗り出して食いついて来た事に驚いた。


「シファーにとっては憧れの存在ですよ」

 シファーがコクコクうなずく


「そうか、わかった。それでシファー、ヨハンはどうだった」


「ヨハン、どうしたんだ。 何かあったのか」


「そうだな、探ってみたが特になにがあるというわけでないが、なにか変だな最近リリアーヌ皇女のことも避けているようだ」


「なんだって」ティコがやはり弟のことのせいか珍しく感情的になる 


「一度俺も話聞くが、ティコお前も一度ゆっくりヨハンの話聞いてやってくれ」  


「リル様、せっかくなので明日にでも奴のところにいってきますよ」


「ああ、それと一番重要事項だ。「蛇の紋章」まだ何もわかってないのだが今日気になったことがあった、最後奴らが散る時「黒い灰」と「白い灰」になる。たぶん「白い灰」のほうは被害者だろう」


「被害者になるだろう人たちをどこかに監禁しているという場所を探すことが最優先だな」


 この後、俺あの日 ヨハンの話を聞かなかった事を凄く後悔するのだった








ご覧いただきありがとうございます

後悔先に立たずということよくあります。

私は、ありまくりです

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