表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トップアイドルの俺が魔力過多の廃王子に転生しました  作者: 瑠璃
第2部 グードリーヴァアカデミー 〜dance for the first time ~
32/114

剣術大会 中編

剣術大会編 前後編にする予定でしたが、前中後編になりました。

よろしくお願いいたします

決勝がはじまった。1回戦の相手は、アレク2回戦は、ヨハン

3回戦は、ユリアス先輩 全員と試合をし、その勝数で優勝を決めるが同数の場合は、決定戦を行う。


1回戦は、アレクか……例えどんな卑怯な手段でこようと負ける気がしない。

大ホール中央の競技場にこの日はじめて魔道具で灯りが灯された。

いつのまにか、雲ひとつない青い空が薄いオレンジ色が広がりつつある。

足元から響く歓声のなか入場する今日の大会は、生徒だけでなく家族、学園関係者で大ホールが人で埋まってる。足元から響く歓声を感じながら中央ステージまで長い通路を歩いていく、「北斗」時代のライブを思い出した。中央ステージまで長い花道を歌いながら走り抜けていた、そんな事思い出している自分がおかしくなり クスっと思わず笑ってしまう。名前を呼ばれ礼をする、


「試合開始」


という号令が、かかり剣を構えようとした瞬間俺の目に光が突き刺す。

アレクの後方のスタンドからポインターの様な魔法道具で俺の顔面狙って光を放つ。

そう言う事か、エド先輩や他の選手の時もそうやって勝ち抜いてきたのか。

「幼稚なやつだな」思わず声に出してしまった。

悪いけど俺には通用しないんだよ。散々ライトやらカメラのフラッシュ浴びて生きてきたんだよ!バーロー!一発でのしてやるよ。


「バコン」と俺の剣は鈍い音を立てながらアレクの剣を飛ばした。


「勝者!リル・ジーザメリウス君! 」


審判がコールと共に俺の方に旗をあげた。

歓声につつまれながら礼をし、倒れているアレクを一瞥もせず、無言でステージからおり再度礼をした。振り返ると客席で手を振るエド先輩を見つけ手を振る。

スッキリした気持ちで、2回戦を迎える対戦相手はヨハンだ。


控え室で、シャツを脱ぎ、汗を拭っていると大会役員がノックをし、入ってきた。


「ジーザメリウス君、ズメイルカルプス君の回復に時間がかかりそうなので先に

カリオス君との2回戦を始めてもらっていいかな」


「問題ないです、了承いたしました。お知らせいただきありがとうございました」

と立ち上がり礼を言う。


「いや、こちらこそ君からの返事を聞かず入ってきてしまいすまなかった」


その時シャツを脱いでいたのに気がついた。


「いえ、こちらこそこのような姿で申し訳ございません」と逆に照れてしまった

ヨハンといつも手合わせしているが初めて真剣勝負することに少し緊張していたがこのやり取りのおかげで緊張がほぐれた。

シャツをもう一度パッと着て剣を一振りして気合いを入れ、試合会場に向かう。


2回戦 名前を呼ばれ礼をする

「試合開始!」


毎日剣を交えている相手なので、お互いの良い所も悪い癖もよく知ってる。


「ほら、リル そこで急ぐから脇が甘くなるんだよ」


「ヨハン、お前は1点しか見えて無いから視野が狭くなるんだよ。隙だらけだぜ」


何度も、何度も剣が交わる音が響き渡る。


大きなステージで公式の場所でヨハンと剣を交えることにワクワクが止まらない。


刹那、ヨハンの隙を祓った時、ヨハンの剣が宙を舞い、カランと地上で音を鳴らした。

「勝者! リル・ジーザメリウス君! 」


審判のコールともに歓声があがった。礼をし、ヨハンと握手し 肩を組んで歓声に応えると歓声がまた一段と大きくホールに響きわたった。


あ〜! やばい! めちゃくちゃ気持ちいい〜! と、控え室に戻る。


3回戦、いよいよ 対戦相手はユリアス先輩 もう、鼓動が止まらない。








ご覧いただきありがとうございます。

リルとヨハンの試合書いていてとても楽しかったです。

次回は、後編 剣術大会最終編です。7月26日20時更新です 引き続きよろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ