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トップアイドルの俺が魔力過多の廃王子に転生しました  作者: 瑠璃
第5部 星守りし帝国 〜星の認証〜
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ヘイロンの怒り

 ハックロンのところに行くとヘイロンの姿が見当たらなかった

「ご無沙汰しておりまして申し訳ございません、ハックロン ところでヘイロンの姿が見えないのですが、今どこかに出ているのでしょうか」


「ああ、リル久しいな、ヘイロンは実は、コウロンというヘイロンが姉のようにしたっている龍がおってなそのコウロンがこの三日前から行方知らずなのだ 今ヘイロンはコウロンを探すためにずっと出ておるのだ」


 すごく胸騒ぎがした。ヘイロンは今、テレパシーが通じる精神状態なのだろうか? そう思いながらもヘイロンにテレパシーで呼びかけてみる


「ヘイロン・・・・・・ヘイロンわかるか俺だ、ヘイロン届いていたら答えてくれ」ヘイロンが答えてくれるまで何度も何度も送った。時間が経つごとに焦りが募っていく


「ヘイロン・・・・・・頼むから返事してくれ・・・・・」


「リルか? リルどうしたんだ? 何かあったのか? 」いつもの飄々とした感じでヘイロンがやっと答えた


「何かあったはこっちのセリフだ! ずっと呼びかけているのに返事がないから心配したじゃないか」


「ああ!ごめん、ごめん 気が付かなかった」


「それでお前今どこにいるんだ? 」


「龍の渓谷の近くだ・・・・・・実は友達がいなくなって探していたんだが、龍の渓谷から彼女の気配を感じるんだがそれとともに恐ろしく邪悪な力を感じるんだ」


「!! ヘイロン一人で行くな 俺たちも今からそこに行く わかったな 絶対に一人で行くな 待ってろ」


「わかった」そういってテレパシーを切った


「ブルーお前は今すぐティコのところへ行ってティコと一緒に龍の渓谷まできてくれるか」


「わかった」そう言ってブルーは風を纏い空をかけていった


「シファー、ホクトは俺と一緒に今すぐ龍の渓谷へ向かおう」


 龍の渓谷の近くの魔獣の山の頂のところでヘイロンは待っていた。


「リル!」


「ヘイロン、確かにお前のいう通りだな。いやな魔力の匂いがぷんぷんするな」


「ああ、多分あの中央部分の岩場の切れ間のところあの部分が入り口になっている」


「入り口はあそこだけか」


「確かそうだと思う」


 魔塔のグリー師匠に連絡をし、少し様子見をしティコたちを待つ。


 ヘイロンがずっと渓谷を見つめながら震えている。


「おい、ヘイロン・・・・・お前暴走するなよ・・・・」


「ああ・・・・・・わかってる・・・・・」


 そうしているうちにティコが到着した。


「待たせてすまない」


「いや、やはりお前抜きでは進めないからな・・・・じゃあ、行くか」


「ヘイロン、シファーと北斗を乗せて降りてくれ」


 静かに空からおり、渓谷の川沿いにそっと降りる

 渓谷の岩と岩の間を抜けると奴らがいた


「ああ、さすがだね見つかっちゃったね」


「イーリス、この前のようにはいかない お前にもパトリシアにも今までの罪を償ってもらわないとな」


「はん、何を言ってるんだ、リル、お前この世界の王にでもなった言い草だな」


「本当にお前ひん曲がった性格だな、それでコウロン・・・メスの龍はどこにやったんだ」


「コウロン・・・・・そんな名前だったのか。彼女ならこの私の使い魔に相応しい、龍の女王に相応しい姿に今まさに変わろうとしているところだ」


「なんだと!貴様!コウロンに何をした!! 」

 ヘイロンの怒りが絶頂に達し、「龍の雷」を立て続けにイーリスに向けて放ったのである








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