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召喚されたリビングメイルは女騎士のようですが契約しますか? オネガイシマス……マスター  作者: think


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いろんな意味で学園最強が現れました

「カイ、体調は大丈夫?」


「ああ、一眠りしたおかげで大分楽になったよ」


食堂へ向かう途中、ルースが心配そうに声をかけてくれる。

二度ほど生死の境をさ迷った気もするが、今は身体のだるさが残っているくらいだ。


「俺たち一年生の勝利を祝って!」


「「「乾杯!!!」」」


一年生全員が集まったことを確認し、飲み物のグラスを空へと上げた。

まあタダの水なんだけど、こういうのは気分が大事だ。


「レオン先輩になんとか勝てたけど、召喚獣同士の闘いじゃなく二人一組で闘っていたらどうなったかは分からないし、また今度挑んでみたいな」


「ああ、私もセツカ先輩との闘いは非常に学ぶことの多いものだった。今回は引き分けに終わったが次は決着をつけたいものだ」


「私は気づいてしまいました……攻撃こそ最大の防御だということに……」


「リーナがダメな方向に行っている……」


「あはは……今まで守りが主体だった分の反動かな?」


「みんな良い闘いだったよ!早くボクも闘ってみたいなあ!」


「……誰?」


めちゃくちゃ自然に座っていたから気付かなかったが、俺たちの座っている六人がけの丸テーブルに見知らぬ人がいた。


制服の線は三本線、三年生だ。

なぜ三年生がここに?

そんなごく当たり前の疑問を覚えるよりも衝撃だったのが、その容姿だった。


フレアの様に長い髪で、金髪サラサラなストレート。

にっこりと微笑んだ表情はリーナの様に可愛らしい雰囲気を持ち、テーブルの上にたゆんたゆんと乗っかるサリア並の胸を持つ。


「初めまして!ボクはクリス・セインって言うんだ!よろしくね!」


「よ、よろしくお願いします……」

「こちらこそよろしくおにぇ、お願いします」


訳が分からないまま俺とルースが挨拶を返す。

(緊張したのかルースが少し嚙んだのが可愛い)


「私よりもサラサラの綺麗な髪……」


「なんて可愛らしい笑顔ですか……」


「おっぱいで負けた……?いや、引き分け……?」


女子たちは呆然としている。


「君がカイ君だよね」


「は、はい」


「君の闘いは全部見させてもらったよ!ユニークな戦術や召喚獣の強さが素晴らしいね!リビングメイルがあんなに強いなんて思わなかったし、凄いね君は!」


「あ、ありがとうございます……」


べた褒めされてつい照れてしまったが、なんとかクリス先輩へと目を向ける。

タイプは違うが、ファーナに似ているなと思った。

クールな表情を浮かべて、胸を小さくしたら……


殴りますよ?


……失礼いたしました。


「それで君にお願いに来たんだ!」


少年のような笑顔で手を叩いた。


この人本当に三年生か?


「ボクとも模擬戦やってくれない?」


「俺がですか?」


なぜ一年生の俺に相手を?

そんな疑問が浮かぶ。

三年生にも相手はいるだろうし、二年生だっている。

わざわざ一年の俺に言うことではないように思えた。


「そうそう!誰も相手してくれなくなったからお願い!」


うん?相手をしてくれない?


「先輩、ランク何位ですか?」


「学年、学園ともに一位だよ」


この学園で誰も相手にしたくないほどの人ってこと!?

なんだよ?この究極生命体美少女は!


「す、少し考えさせてください」


「むぅ……仕方ないか。いいお返事待ってるからね?」


「……善処します」


「ところで、他の可愛い子たちも良い闘いしてたよね?お名前教えてくれない?」


「フレアです……」

「サリア……」

「リーナです……」

「ルースといいます。お願いします」


「うんうん!覚えたよ!よろしく!」


そう言い立ち上がると、言葉を続けた。


「返事が決まったらボクの部屋にいつでも来てよ!」


「いいんですか!?」


クリス先輩の言葉に興奮して聞き返したのだが、


「あっ、女の子に返事を渡して欲しいって意味だからね?ダメだよ女子寮に入っちゃ」


当然のように一蹴されてしまう。


「それじゃぁねぇ!」


全てを言い終わると満足したのか、嵐のように去っていった。


「すごい人だったね……」


「そうだな……」


俺とルースが呆然としている中、女子たちはいまだに落ち込んでいた。


「アレは無いだろう……ズルいと思わんか……?」

「激しく同意します……胸もすごく大きいですし……」

「ズルい。明るくてかわいい。それにキレイ」


しかし対戦相手がいないとなると、気になるな……

一度ルナ先生に聞いてみるか……


「失礼する……」

「おやすみなさい……」

「またね……」


そのまましょんぼりした女子達と別れ、部屋に戻る。


クリス先輩か……どんな人なんだろう?


また女性ですね。

八方美人はいけませんよ?


確かに女の子だけど、召喚師として気になるんだよ!


ふぅん……そうですか。


なんか冷たくない?


マスターの視線がある一部分に集中していましたので。


それは仕方ない。


そうです、か!


ゴツン!


「いたぁぁぁ!?また殴ったな!?このマスターに向かって!」


セクハラの罰です!


「体罰禁止!」


愛の指導と呼んでください!


最初のころの大人しい感じはどこに消え去ってしまったのか。

俺とファーナがギャアギャアと言い争う中、夜は更けていくのだった。

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