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召喚されたリビングメイルは女騎士のようですが契約しますか? オネガイシマス……マスター  作者: think


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ランキング発表です!

二年生になって一ヶ月が過ぎた頃、暫定だったクラス内ランキングが授業中の模擬戦での勝率を経て正式に発表された。

先ほどルナ先生によってクラス内の掲示板に貼られた用紙には、クラス全員の名前が並び現状のランキングが一目でわかるようになっている。

それを一目見ようと、ホームルームが終わった直後の時間にクラス全員が掲示板前に群がっていた。

かくいう俺もその一人である。


〔ふむふむ……一位をキープできているな〕


〔まだまだみなさん、増えた召喚獣と連携が甘くて助かっていますね。今のところ時間制限での引き分けはあれど敗北はありませんからね〕


〔今のところは、だけどな〕


実際、フレアたちとの模擬戦は骨が折れる。

連携にまだ戸惑っている間にファーナの個人技で勝利しているに等しい。

リュノンも健闘してくれてはいるが、やはりまだ弱点扱いにされているのは心苦しく思う。


そんな中での現状のランキングは、俺が一位。

続いてアリシア、フレア、サリア、リーナ、ルースとなっている。

さすがアリシア、もとアルグランド学園首席なだけはある。

とはいえ、俺を除く五人の勝率はほとんど変わらない。

むしろ同率と言っていいほどに均衡している。

なのでそこまで気にする必要はないのだが……

このランキングがフレアの心に火をつけたようだ。


「アリシア、少しいいか?」


「ええ、いいですよ?」


ランキングを見ていた二人が掲示板から離れていく。

そのことが気になった俺も、話に加わるように二人についていった。


「アリシア、一戦どうだ?」


簡潔な言葉はフレアからアリシアへの宣戦布告だった。

つまりランク戦をしようというのだ。

僅差とはいえアリシアより下に位置しているのが気に食わなかったらしい。


「ええ、構いませんよ。ただし、しっかりと決着となる制限時間は三十分で」


「こちらこそ望むところだ」


現状、模擬戦は十分で行われている。

二体の召喚獣の消費魔力に慣れるためとのことだ。

そのため、判定による結果で納得いかない部分もあるのだろう。

(時間切れは大体引き分けだが、召喚士本人への攻撃のヒットや召喚獣の消失による判定での審判もある)


「二人のガチンコ勝負か。楽しみだな」


俺は気楽に二人の会話に入っていったのだが……


「カイはどちらを応援するのだ?」


「ふふふ……私ですよね?」


「何を言う!私だ!」


とんだ藪蛇だった。

ジッと俺を覗き込んでくる二人。


「ど、どっちも応援するに決まっているじゃないか……」


〔まあ決められるわけありませんよね〕


〔うっせぇ〕


「まあそう言うだろうな」


「ふふっ、残念ですが仕方ないですね」


〔彼女たちにとっても予想通りだったようですね〕


〔なんだか悲しい……〕


こうして二人はランク戦を闘うことに決め、ルナ先生の管理のもと翌日の放課後に執り行われることになった。


───翌日、放課後の闘技場───


俺は観戦席にて時間が来るのを待っている。

その隣にはルースとリーナとサリアがいて、クラスメイトたちも全員が観戦に来ていた。


「カイの予想はどうなの?」


隣に座っているルースが聞いてくる。


「うーん……難しいよな。召喚獣ではフレアが一歩リードしていると思うけど、アリシアは召喚獣の扱いが上手いうえに本人も強いからな。五分五分じゃないか?」


「うん、そうなるよね」


「ルースも同じか?」


「うん。カイと一緒の意見」


「リーナとサリアはどうだ?」


「応援したいのはフレアちゃんですが、アリシアちゃんも頑張ってほしくて困っています……」


「どっちも強い。だから時間を使い切っての引き分けもある」


「なるほど。三十分という長丁場をこなせる体力と魔力は二人ともあるからな」


「そうなると、維持コストの低いアリシア優位じゃない?フレアはどちらも高ランクだし」


「ですが、フレアちゃんもそこはわかっていますから短期決戦に持ち込む可能性だってあります」


ルースとリーナ、どちらの意見も間違っていない。

フレアはどちらを選択するのか。

短期決戦か、長期決戦か。


「両者、指定位置へ!」


フレアとアリシアのリング上での挨拶が終わり、ルナ先生が号令を放つ。

そして今まさに、決戦が始まろうとしている。



「始め!」



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