表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/31

ある晴れた昼下がり。


「くねくねって知ってる?」


千崎(せんざき)ユキは、そう言うとー。

倉木英知(くらきえいち)の対面の椅子に腰を掛けた。

ある晴れた昼下がりの図書室の出来事だ。


千崎も倉木も月ヶ岡高等学校に在学している2年生である。


月ヶ岡高等学校は、都内にある高等学校で、周辺には様々な施設が隣接している。ショッピングモール、広大な公園、スポーツ施設、リゾート施設。病院。近くには海があり、潮の香りが風に紛れて運ばれてくる。有名な進学校だ。


「くねくね?あぁ。都市伝説の話の?」

倉木は言葉を返す。


「そうそう。都市伝説の…。少し前に動画とかで見たんだけど…。ああいうのって存在するのかな?」

千崎は机に身を乗り出すと興奮気味に質問をした。


倉木は千崎の方を見ることも無くー。

本を読みながら言葉を返す。

「存在するよ。」


「えっ?いるの?何で知ってるの?見たの?」

千崎は矢継ぎ早に質問を投げ掛ける。



倉木は呆れながらも、深く呼吸をして本を閉じた。

そして千崎の方へ向き直る。倉木の瞳に千崎の姿が映った。


大きな瞳に高い鼻梁。シャープなフェイスライン。キメ細やかな白肌。艶やかな黒髪。彫りは深くエキゾチックな顔立ち。身長166cmで体重46kgと云う誰もが羨む様なスタイルだった。日本人離れしているのは、北ヨーロッパのクォーターだからである。その上、美声の持ち主で、歌手を夢見ているのだった。



「存在はするね。でも僕は見てはいないよ。だって…。見たら精神に異常をきたすからね。まぁ。ドッペルゲンガーの派生みたいなものだよ。ドッペルゲンガーは見たら死ぬけどね。」


倉木は欠伸をしながら言葉を紡いだ。


「あれれ?ドッペルゲンガーは自分と同じ姿の分身でしょ?くねくねとは違うんじゃないの?だってくねくねは白い形をした得体の知れないモノだよね?」


「ん?姿形は違うけど、同じモノだよ。幻覚だから…。」

倉木は、そう言うと…。

また欠伸をした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ