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手紙の内容


親愛なる。千崎ユキ様へ。


梅の(つぼみ)(ほころ)び始めました。

さて。貴方の命も綻び始めた頃でしょうか?


貴方は私の愛する人を奪おうとした。

それが何よりも赦せないのです。

それが何よりも私には赦せないのです。


どうですか?

不幸が続いているのではないですか?

私はそうなっていると確信しております。


貴方は【呪い】は存在すると思いますか?


いや…。

それはもう言うまでも無いでしょう。

だって…。

それは貴方がよく解っていますよね?


はい。

私は貴方に【呪い】をかけましたよ。


知っていますか?

畜生(ちくしょう)の命を使った【呪い】がある事を…。

【犬神】【猫鬼】と云う【呪い】です。

覚えていますか?

貴方は、その畜生の骨や毛に触れた事があるのですよ…。


どうですか?

辛くはないですか?

苦しんではいませんか?

いっその事、死にたくはないですか?



そう感じて頂けるのなら…。

私は幸いです。


略儀(りゃくぎ)ながらお手紙にてお祝い申し上げます。


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