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ラストダンス

作者: 白丁花

俺の踊りを認めてほしい。


2年間、必死で頑張ってきたから。


頑張ってきたと言っても、誰かを相手にして、というものではない。


自分自身とだ。


自分自身といっても、練習とかでもない。


病気とだ。







2年前、ステージの上で、公衆の面前で倒れたことで全てが始まった。


もはや、完全復活は無理とわかったときから絶望の中の絶望の闇を散々味わった。


けどな、時が経って今、踊ってるんだぜ?


別に完治なんかしちゃいない。


けどな、汗が流れてる。


俺は踊ってるんだぜ?







だから、俺の踊りを認めてほしい。


技術なんかに、少しも自信なんかないけど


蓄えてたこの思い、そして、


2年間まとわりついた病院の匂いを、空気の中に浄化するように


舞う、舞う、舞う。








見てほしい、なんて贅沢は言わない。


けどな、俺が確かに存在したこと、俺が理解したいんだ。


それが俺にとって、踊るほかに何でもないんだよ。


俺が、俺であるうちに、このステージにもう一度立ちたかった。







だから、今は、この瞬間だけは主人公でいさせてくれな。


この瞬間、このステージに、俺の全てを注ぐから。


この踊りが終わるとき、俺は想い出に変わっているから。


俺の思いよ、踊りに乗って世界を照らせ。






俺の踊りを認めてほしい。





これが俺の、最高の、


ラストダンスだから。






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― 新着の感想 ―
[一言] 踊りを用い自分の葛藤を描くのはすばらしいアイデアで単純ながら他が言葉遊びの羅列にしてもまとまって見える。ただ吠えてるだけなので読み手には伝わらない。持ち味がマイナスになっている。踊りを僕はや…
2008/09/19 21:58 退会済み
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