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夏生詩集

正しさに抗えば

作者: 夏生

正しさに異議を唱えることの

難しさ


それでも、私は…

声をあげると鋭い視線が

突き刺さった


行動を取ると忽ち取り囲まれ

羽交い締めにされ

沈黙の闇に連れていかれた


愚か者の戯れ言と一笑にふされ

踏みつけられる


言葉の礫を投げつけたのは

自分が救おうとした人たち

一人で何ができる、と、

疲れはてた声


正しさの中に埋もれた声は

沈黙の闇にこだました


正しければ何をやってもよいのですか!

正しさに切り捨てられた人がいるのです

正しさに縛りつけられた人がいるのです


声は叫びに、叫びは、悲鳴に変わった









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