霧の中の幽霊戦艦
すみません、文章の差し替えを行いました。
海竜の巣の無人島Side
ミリアSide
その、激しい海流の流れに水深の浅瀬や岩礁に数多の船舶が犠牲になった場所でもある。
更に、それらを無事に抜けたら、今度は無人島が現れる、かって、ボクのご先祖は、この無人島を根城にして、この、海域最大の難所【海竜の巣】を根城に暴れていたそうだ。
先祖から伝わる碑文を見ると、その事が事細かく記載されていた、そして、今この島を拠点にボクたちそこを要塞に改造して秘密ドックに大和を隠して、船体の整備や訓練をしている、尤もこれほど巨大な戦艦は見るのも初めてなので、試験航海はリスクは高いが霧が深い日に出港し夜間に帰港する訓練内容となった。また本国から派遣されて来た技術者が、船体や機械の改修作業に入った。とにかく数千人で大きな竜の体を触っている感じだった、そして、数週間の内に何とか大和を実戦配備が可能な状態に持ち込めた。 ボートでボクは隠しドックに係留中の大和のに乗り込み機関を通常機関から魔導冷却式機関に変更しそしている事や、ボクが余り好きではない対艦砲弾【装甲貫通式内破溶解弾】がシルバーシャーク船団長であるボクに内密にして運ばれて来た事を知った。
この砲弾は敵艦の装甲を突き破るが直ぐには爆発しない、そのまま装甲に突き刺さったまま超高温に成るまで加熱して艦内は灼熱地獄となりやがて弾を喰らった艦はまるで、ポップコーンの膨らむ容器の様になり、やがて、その艦は超高温で溶解するかまたは爆散するかの酷い最後を迎える……。
(チッ、こんな物をよこすなら、もっとマシな物を……そう、例えば最新式の駆逐艦か軽巡をよこして欲しいけど……)
と考える、勿論、大和はディアナ殿下の直属の指揮下にある、私掠船団シルバーシャークの新旗艦で
ボクが直接指揮を取るが、本来の持ち主はシャルロット殿下で僕達はその殿下の指揮下にある。
殿下は【無差別殺戮兵器】の搭載は認めていないが、恐らく軍か誰かの横槍でこんな物騒なおぞましいとさえ思える兵器を移送してきたとしか思えなかった。
「しかし、あんな物が、どうして、送られてきたんだろ?」
大和な艦内を見学した後で一通りの報告書に目を通して左舷デッキで空を呑気に飛んでいる
様で彼等も日々死線を潜り抜けているカモメを見詰めていたら、アリアドネ艦長がやって来た。
「ガルフドルガー船団長、例のエグイ砲弾やけどどうやら【ブラフ】みたいやで?
送り主はカレンさんやった。はい、これ、カレンさんの手紙や」
そう言って、彼女は手紙をボクに手渡す、手紙には、こう記されてあった。
{カレンからの手紙}Side
ミリア、まずは先に、君に謝っておこう、この手紙を受け取る頃には君はアレを見て憤慨しているだろから、しかし安心して欲しいアレは君が危惧している物ではない。
外見こそ似てはいるが貫通式内破溶解弾ではない、しかし、特性は似て非なる物だと言う事を理解して欲しい。
先ずアレの正式名称だが【広域炸裂式拡散弾】と言って、目標の距離までに到達すると小型の炸裂弾をばら蒔き目標の武装等を破壊し戦闘不能に追い込むものだ。
勿論、テストは既に終えてある。そして、この弾を大和の切り札として使って欲しい。
また、私もそちらに向かっている、さらに詳しい事、はその時に話そう。
では、再会を楽しみにして……。
カレンよりミリア船団長へ~Side
と、書いてあった、しかし、似て非なる……物、か……?
出来れば使いたくないけど最悪も考えておかないともしボクが死んでしまった時に天界に居る父やご先祖に合わせる顔がない……。
(うん、地獄に逝くならさ、ボク1人で良いかな?)
そんな事を考えていたら、エレノア艦長が苦々しい顔で凶報を伝えてくれる。
「ミリア船団長、敵が、此処を嗅ぎ付けたみたいや、しかも大所帯やそうや?」
「解りました、エレノア艦長、では直ちに等施設の放棄をし全艦出撃準備をあと敵は大和を中心にして迎え撃ちます」
最大射程42kmととても信じられない射程を誇る巨大戦艦だけど、それだけ射程が長ければ【間接射撃指示】が当然必要になり、観測機のパイロットの練度が試される。
しかし、そんな敵が迫ってきている中で航空機の援護が無い状態で観測機を出すわけには行かない
それで、少々危険だがツバサ艦長の潜水艦に間接射撃指示を出して貰う事にした。
敵の本隊は出来れば来て欲しくないけど、恐らくやって来る可能性が高い。内通した奴が、この戦艦の情報を敵に渡している筈だろうしね?
※※※※※
アイゼン共和国海軍:第267水雷戦隊司令軽巡【ナハト】Side
海竜の巣か……。
まあ、良くも悪くも良いポイントに噂の巨大戦艦を隠したものだ。あの場所は大半の船乗りのトラウマになりそうな場所だしな?
「浅い岩礁を無事にやり過ごしたと思ったら、そこに沈没船が沈んでいて接触したりそれらに気を取られすぎていると今度は潮の流れに気を取られ過ぎて、浅瀬に気が付くのが遅れたり、最悪、海賊が襲ってくるし、まあ、天下の三大難所に入りそうだな?」
「そうですな? 確かに岩盤やら浅瀬に潮の流れは厄介ですが、あの場所は深い霧が発生するのが一番危ない所ですな?」
副官の意見に、艦長は頷く、とあるルートからの情報では、問題の巨大戦艦は直ぐには信じられんが
約二百メートルの最大級の超弩級戦艦との情報で今回の我が水雷戦隊の任務は、その戦艦の存在の有無の確認のみで姿を確認したら速やかに【撤退】せよと命じられている。
今回は情報を詰まり大和の火力射程を推し量る事であって撃沈ではない。
「言うは易しだな? では、予定通り我が第267水雷戦隊は此れより―――」
「司令、本戦隊に向け飛翔体多数接近!」
何!? まさか…… 航空機?
いや、このスピードは【砲弾】か! とにかく今は、敵? の攻撃からの回避を優先するべく
回避運動を……。
その時、今までに聴いたことも無い砲弾の着弾音が、いや轟音が鳴り響き寮艦の軽巡【クレイモア】が一瞬で四散する。
「な、なんだ…… あの砲撃は…… 非常識過ぎる……」
「次、来ます、駆逐艦【ピクシー】【ナイトバット】共に轟沈です!」
何故こんな、常識はずれな砲撃ができる? いや、今は退避し情報を持ち帰らないと………。
「本艦を含む残存艦艇は、速やかに脱出をする、急げっ」
「「り、了解」」
その時、ソナーが彼等の近くに敵の潜水艦が潜んでいる事を知らせるかのように反応しているが、常識はずれな精確な砲撃とその砲撃の威力にクルー達は【未知の恐怖】に怯え冷静さを欠いていた。
勿論、大和の最大射的については事前に教えられていたが、余りにも、この世界の常識はずれな情報を
水雷戦隊の彼等は半分は【誇張】がかった。
詰まり此方に取り入ろうとした内通者の半分はデマカセも入っているか?
或いはまだ完成していない物だと軽くみていたため今はこの場から急いで退避する事しか考えが及ばなかった、それがヒューマンエラーに繋がってしまたとしても……。
※※※※
ツバサSide
潜望鏡から、大和から放たれた砲弾の着弾の瞬間を確認する。着弾と同時に駆逐艦や軽巡が物凄い水柱と共に水面から浮かび上がったと思った瞬間船体がバラバラに吹き飛ぶ。
(凄い…… 出来れば、アタシもあんな砲撃は受けたくないわね? 彼等には気の毒だけど今は生かして彼等を帰す訳には行かない……)
「通信士、直ぐに次弾の間接射撃指示を足の速そうなのから、仕留めるわ」
「了解」
通信士は、直ぐに暗号で次の着弾距離の修正をして、敵のいちを伝えるとにかく今は敵にバレないように祈るしかない。
次からは、潜水艦での射撃射撃は断ろう、やっぱりこんな危険なギャンブルはアタシらしくないし、リスクが高すぎる。
今回は、たまたま運が良かっただけ、それに、観測機のパイロットが着任したら、アタシの出番は対艦攻撃がメインであって着弾指示とかは潜水艦には荷が勝ちすぎる……。
「確かに見付かりにくいけど、もし駆逐艦に見つかったら、逃げるしか無いわね?」
しかも、噂では……。その時、アタシの嫌な予感が的中したソナーが新たに敵の艦を複数捉えたのだ。
「艦長、敵の本隊を確認、距離は一万数までは遠すぎて不明ですが……」
最も、敵の来襲はミリア船団長も予測していたけど?
「じゃ、逃げるわよ? 単艦じゃあ話にならないでしょう?」
「了解、艦長」
「ええ、急いで逃げましょう」
そう、後で判ったのだけれど、この私の判断は正しかった。
何故なら、敵も大和に匹敵する艦を一隻含む約200隻の艦隊を差し向けていたのだから。
次回から、登場した戦艦の特徴を調べてから、詳しく描写に入れていきます。
次回不定期ですが更新頑張ります。




