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オープニング

すみません、文章と登場キャラを一部差し替えを行いました。



ミリアSide


今、ボクの指揮する私掠船団【シルバーシャーク】は、ボクの祖国のレムトリア王国の北水晶海の無人島の陰に隠れて、とある船団の通過するのを、息を潜めて待っていた。

現在、ボク達の属する『レムトリア王国』と『ブリスベン王国』は戦争状態にあって、ボク達のような『海賊』でも、必要とされていて、状況に応じて『海賊行為』を合法的に認めてられている『私掠船団』が各国で暴れ回っている、しかし、ボクの船団はちょっと『特殊』で、どちらかと言うと海賊と言うより『傭兵』の色合いが強い、そして、ボク自身も、無益な殺生より、略奪は敵船団のみに限定し

引き受けている『依頼』を重視している。

ま、このまま、普通に『海軍』に居ても、冷や飯食いの官職がいい所で正直な話、ボクの仲間に、危険に見合うだけの出世とかが、望めないのも私掠船団を引き受ける理由の一つで、もうひとつはボクのご先祖が『大海賊』がボクが、今まで冷遇されている原因にの一つでもあるのだから。


まぁ、やりたい放題の愚連隊より、ある程度分を弁えた狼かもね? ボク達は、そこへ待っていた通信が入り、暗号を解読した通信士官が暗号を読み上げる。


「ミリア艦長、潜水艦【シー・サーペント】より入電、【獲物が網に掛かった、之より漁を開始する】です、以上」


電文を読み上げた士官は、スズネ・桜庭中尉、『大和王朝』から、レムトリア王国に亡命してきた

半獣人の女の子で、外見はボク達<人族>と何等変わりはない、外見は蒼い髪の毛に黄色い瞳が猫のような光彩だけで、綺麗な瞳女の子で、船団の男子士官達にも人気が高い。

彼女との出会いは、偶然、同じ士官学校で知り合って、それ以来、ボクの相棒をしてくれている

さて、獲物が掛かったからには、絶対に逃がさないのが、ボクの戦いのスタイルでもある。


「よし、じゃあ、直ちに、エレノア艦に連絡して【海賊旗を掲げろ】全艦、島影から出た後、直ちに獲物に食らい付くよ!」


「「了解」」


船内が慌しくなり、重いエンジンの駆動音が聞こえてくる。ちなみに、ボクの指揮する船団の大半が装甲艦で、その機関は旧式の魔道機関で動いている、そろそろ、新しいふねが欲しいね。

今の装備では追尾中の船団を仕留めるのがやっとの事で、この任務が終わったら、コレよりましな艦船が、ボク達にも譲渡されることになっている。

そして、全艦の準備が完了しボク達の船団は、先行している、エレノア艦に続いて獲物に襲い掛かる。


※※※


エレノアSide


さて、今回も何時も通り、一番槍はうちやな? ミリア艦長のご先祖様は元は海賊で、うちらのご先祖とはちょくちょくやり合ったらしい。

その後、どんな事があったんかは知らんけど、うちらの暮らしている【レムトリア王国】に海軍の指揮官として戦い死ぬまで海軍を全うした。

しかし、歴史家の評価は最悪で、世紀の大悪党と評価されていてその、行いも一々口にするのも馬鹿らしくなるくらい、いい加減な評価で、コレは、現代と同じく海賊が無法集団であることが、本来の人物像を大幅に歪めて脚色されたしまったことに起因している。

まあ、ミリア船団長は本当に人が良いから、うちは黙って付いていくだけやな?


「さて、うちらの獲物は、何時通り護衛駆逐艦や、左舷格納ハッチ開閉機雷を、遠慮無く、ありったけばらまけ!」


「はっ、左舷格納ハッチ開閉、機雷散布開始した後本艦は陽動行動に入る!」


うちらの襲撃艦隊には、木造戦闘艦がメインやけど試験的に試作潜水艦が一隻配備されてる、型式は旧式艦を改良した試験運用艦で、海軍に正式採用されなかったのを、使い潰すつもりのデーター収集を目的にしている。 そして、うちらの本隊は軽装甲巡洋艦二隻とミリア船団長の旗艦の装甲戦艦【セイレーン】号が全てや。そろそろ、本格的な軍艦が欲しい所やな、そう考えていたら、左舷の機雷格納ハッチが開き二隻から放たれた酒樽位の大きさの機雷が海流に乗って目標の駆逐艦に向かう。

敵艦は急いで回避をしようとしているが三発が命中し艦首が吹き飛び、海中に沈んで行く。


「エレノア艦長、敵軽巡洋艦が主砲をこちらに向けて発砲、攻撃来ます!」


「ん、慌てんでも、ええ、落ち着いて回避運動始め、でも、あの敵軽巡洋艦も少し可愛そうやな?」


飛んでくる砲弾を、巧みに避けながら、うちはそう考えていた。


※※※※


ツバサSide


私は、この世界に『転移』してきた、確か『Uポート』を参考にして開発された試作潜水艦を指揮している、そう、この世界には、あちこちに『次元の亀裂』が存在していて、稀に、違う時代の乗り物や人が入り込んでくるの、この艦も海軍には正式採用されなかった、どうしてかと言うと、海軍には【艦隊決戦をもって圧倒的勝利をすべし、潜水艦は艦隊決戦に好ましくない卑劣なる兵器】と言うのが、上(上層部)の決定事項だが、一部の提督の意見で少数生産で偵察や警備任務についている。

そもそも、潜水艦は異世界の技術なので、自分達の確立した技術に頼る事を嫌う傾向が根強い老将達は

先の海戦で、なりふり構わず、異世界の技術を取り入れたブリスベン王国に惨敗し、たまたま、一時休戦になったから良かったものの、本来は我がレムトリア王国が消滅してもおかしくなかった。

そこで、試験的にその外部の技術を利用しながら、何とか国を発展させてきた。

他国でも、もちろん、危険な技術は厳重に封印し、使える技術や今の私達の技術に対応出来そうな

物は、改造を加えながら発展してきている。


そして、今、私は潜望鏡でエレノア艦の様子を確認中……。

うん、流石はエレノアね? 上手く敵の、攻撃を引き付けてかわし続けている。さて、私達も仕掛けましょうか?


「よし、魚雷一号~四号は無弾頭で発射! 目標は、敵軽巡洋艦のスクリューと舵を破壊する魚雷……

てーーっ!」


魚雷が四本航跡を上げて目標に向かう、まだ、有り難い事に音波探信機は、まだ、向こうにもない

でも、そろそろ、それらを装備した艦が配備されそうね、だから、敵の音波探信に備えての設備や訓練を活かさないとね? そして、魚雷が命中しバランスを崩した敵軽巡洋艦が後方にいた護衛駆逐艦とぶつかり動けなくなる。


「さて、護衛は、あらかた片付けたから、白兵戦は、何時ものようにミリア艦長達に任せて私達は・・・・・・」


「ああ、見物とあちらさんの救助ですね?」


副官は、航海長と敵の乗員の救助の準備をはじめる段取りをしながら、アタシ達は用心しながら、辺りを潜望鏡で見てると既に、エレノア艦やもう一隻の駆逐艦が漂流、者の救助を始めている。

アタシも艦の浮上を命じて、救助を開始し始めた。


※※※


ルイセSide


あたしは薄暗い奴隷船の中で身を小さくして騒ぎを見守るしかない、あたしは半獣人だから、獣人は体力が人間族に比べて丈夫で、力も有るから高く売れるらしい……。

あたしは長くて紅い髪にオレンジの瞳が特徴だけど、今は、薄汚れていて、髪も尻尾も茶色く汚れている。それよりも、フェリオに会いたい……。 

フェリオは幼なじみの半獣人の男の子で、蒼い髪に黄色の瞳が特徴で、そしてかわいい男の子だった

でも、この船には、多くの半獣人の人や私達とは違う、別の世界の人たちも私達も、一緒に奴隷船に掴まっていた。

その時、船が大きく左右にゆれるまるで……。


(地震? 違う、か、海賊だ!?)


「大変だぞっ、海賊にマストと舵をやられたぞ!」


「チッ、海賊が……。 オイ、お前等、行くぞっ」


船員達の怒声や爆音に銃声が聞こえてくる、どうやら海賊が乗り込んで来たらしい。

ど、どうしよう? 私は恐怖で、泣き声を上げそうになった時誰かに、口を塞がれる


「ふぐっ!?」


「しっ、大丈夫だよ、そのまま静かに、いいね?」


「総一郎、真琴、大丈夫か? 怪我は無いかい?」


「アストリアさんもね? ルミちゃんの翼とか大丈夫?」


「ええ、問題はないわ」


いきなり、口を塞がれてしまって怖くなったけど、声の主が優しい人だとわかった。

だって、わたしの他にも沢山の半獣人の人達の足枷を外してくれていたから。


「さて、これから、どうなるかな? いや、どうするかだけれど」


「そうね? 海賊と戦うのは無謀だから、ドサクサついでにボートで近くの島に

逃げようかしら?」


「でも、いきなり、近所の洞窟探検していたら異世界に来るなんてな?」


異世界? この人達が、船員達言っていた【異世界の人達】なんだ。

ううん、今は、この人たちの事よりも海賊と奴隷商人達が此処に来るかもしれない。

アストリアさんが開錠の魔法を使ってみんなの枷を解いてくれた、そして、皆で話し合って即席のバリケードとかを作ろうとしたその時一人の女の子がわたし達の居る部屋に入って来て。


「はじめまして、獣人族の皆さん。ボクは、私掠船団シルバーシャークの船団長のリーダーのミリア・ガルバードだ、君達を捕らえていた奴隷商人達は全員捕らえたよ、そして君達を我がレムトリア王国女王陛下の密命で保護しに来た、だから、安心して欲しい」


「ミリア・ガルバード?」


「レムトリア王国の、私掠船団だ、た、たすかった……」



ミリア・ガルバードって、あの有名な、ガルバード提督のご子孫で彼女はまだ、十代後半ながら、この私掠船団のリーダーとして活躍しているって聞いたことがある、若い女の子で銀色のロングヘアーを三つ編みにして左眼に眼帯、そして綺麗な瞳の色は水色だって、船に乗せられる前に船員達が話しているのを耳にした事があった。

そして、目の前の彼女は海軍の制服ではなく海賊の船長の服を着ている、この女性ひとは本物だ。


「で、君達が、ブリスベン王国が捕らえていた異世界の来訪者ですか? ボクは君達を本国へ無事に客人としてお連れしろとの命令を受けている、出来れば、このままボク達とご同行してくれると有り難いのだけど?」


「そ、そうだけど」


「信用出来るかな? アストリアさん」


「大丈夫ですよ、ミリアは彼女は信用できますよ、第一、俺達をいきなり殺す気ならこの船ごと吹き飛ばしているはずですよ?」


こうして、わたし達はレムトリア王国へ送られる事になった、私達はそれぞれの船に乗り換える

アストリアさん達が、あたし達を見つめていたので、わたしは思い切り手を振って、保護された軍艦に乗る事になった。

次回更新は、不定期ですが更新を頑張ります!


ちなみに、この作品の主人公のミリアは養護学校からの古キャラで海賊物に変更した時に自然に主人公になってしまいました。

修正いたしました。



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