第7話|夢と現実のキャッシュフロー
――アラカン、未来予測で“赤字とキラキラ”に殴られる
「10年後の自分、想像できますか?」
私は正直、ちょっと怖かった。
職業訓練校のライフプラン授業。
名前だけ聞くと小難しそうだが、実態は――
夢 vs 現実(残高) のキャットファイト。
しかも後半では、
19歳男子に褒められて赤面するという、
アラカンには刺激の強すぎる青春イベントまで発生。
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1|夢を書くのは自由。現実を見るのは…ちょっと痛い。
午前はいつものタイピング。
薬指は今日もサボり気味。
(働き方改革を導入した模様)
そして本題、
“ライフプラン授業”へ突入。
10年先までの収支を書き出すのだが、これが意外と楽しい。
私の10年後“夢イベント”はこちら↓
・小説が売れて印税収入(※夢あくまでも夢)
・再就職で収入UP(※希望)
・北海道7日間旅行(※食べ放題必須)
夢を書くとテンション爆上がり。
しかし次の瞬間、現実がそっと囁く。
「……お金必要ね?」
はい、夢の横にひっそり佇む“▲数字”。
未来の赤字がじわ〜っと滲んでくる。
でもその時、ふと思った。
「あ、私……まだ働きたい。」
さすが職業訓練校。
人を“やる気モード”に変換する魔法がエグい。
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2|19歳男子が放った一言で、アラカン赤面事件
午後は
・自己理解ワーク
・良いところ探し
という、青春の匂いがするメニュー。
ペアはまさかの19歳男子。
(息子より若い…この配置、誰の仕業?)
彼がくれた“私の長所”は――
「行動力ありそうです」
「社交性ありそうです」
……“ありそう”。
この優しい保険、ありがたい。
でも、素直に嬉しい。
そして返す番が私。
しかし彼は圧倒的に正直だった。
「まだ一週間だから…よく分からないっす」
潔い!
こんな清々しい“未知”の宣言、ある?
結局私は、
過去に褒めてもらった言葉を自分の口でプレゼンする羽目に。
62歳が19歳に「私のいいところ」を申告する世界線、
冷静に考えるとコント。
でも思った。
他人の言葉で、“あ、私って悪くないのかも”と気づく瞬間がある。
これも学び直しの醍醐味。
今日の考察テーマ:10年後の自分は、“今の自分をご機嫌にする力”で変わる。
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【お知らせ】
より多くの方にお届けできるよう、本日より投稿時間を**「21時10分」**に変更させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
未来を描くことは、今を好きになる練習
この2日間で学んだこと。
・ 夢にはお金が必要 → “働く理由”がクリアになる
・ 自分の良いところは、自分じゃ見えない
・ 10年後を考えると、人生がちょっとワクワクする
キャッシュフローはただの表じゃなくて、
未来の扉の下書き。
未来を見るのがこわい時期もあったけど、
今は“書きながら笑ってる未来”が描けるようになった。
学び直しは、できない自分を責める時間じゃなく、
できる自分を思い出す時間だった。
次回予告|第8話
62歳、ついに「私の取扱説明書」が完成。
診断は“子どもみたいに素直”。
適職はまさかの“学校・相談系”。
理想は輝くのに、求人票はExcel地獄を突きつけてくる――
夢と現実のにらめっこ、ついに開幕!




