第6話|ブラインドタッチと敬語の壁
――電池3%のアラカンを救ったのは19歳男子
今日の考察テーマ:学び直しは“思い出の棚卸し”でもある。
ブラインドタッチで薬指が裏切り、
敬語の授業で脳が寝落ちしかけ、
「これ、若い頃に習ってたら人生違ってたかも」と思う。
でも、その全部が「大人の青春」が始まった証拠。
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1|タイピング練習で出る“年齢ギャップあるある”
朝イチは恒例のタイピング。「a, s, d, f…」
5分後――私の指、どこ行った?
脳は「若返るぞ!やればできる!」と意識高めなのに、
指は「今は昼寝モードなので無理です」と全力で逆走。
講師の言葉が突き刺さる。
「企業が一番見るのは、パソコンより“この人と働きたいかどうか”です」
……はい、心えぐられました。
思い返してみれば若い頃の私は、
・人の話をちゃんと聞けてない
・知ったかぶりで浅い会話を量産
・上司への敬意?(どこに落としてきた?)
はい、反省。
午後はロールプレイ。
テーマは「砂漠で遭難したら必要な物」。
19歳男子、見事なリーダーシップ。
声も判断もキラキラ。
アラカンの私はすでに電池残量20%。
若さに照らされ、電池がさらに減る現象。
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2|敬語の壁。唯一の救いは…コーヒー
翌日もタイピングからスタート。
毎日1時間+家でも1時間の自主練の成果がついに――
人生初:キーボードを見ずに打てた!!
机の下でそっと拳を握る。
62歳、まだ進化する。
しかし午後の授業で地獄が開幕。
「ビジネスマナーです」
・挨拶の角度:15度/30度/45度
・尊敬語/謙譲語
・クッション言葉
・電話マニュアル
……脳が、寝る。
尊敬語より先に必要なのは、コーヒーによる延命処置。
カフェインで心臓を再起動しつつ、なんとか最後まで耐えた。
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【 質問】
あなたが社会人マナーで苦戦したのはどれですか?
お辞儀? 敬語? 電話?
大人になってからの学びは、ちょっと泣ける
こうして1週間が終了。
1日6時間拘束は普通にキツい。
でも、その中で気づいたことがある。
・コミュ力は「聞く力」
・敬語は「相手を尊重する姿勢」
・タイピングは「筋肉の記憶」
若い頃には気づけなかった大切なこと。
今だからこそ深く染みる。
アラカンの学び直しは、
静かに見えて、実はめちゃくちゃ深い。
次回予告|第7話
夢を語れば赤字の未来。
キャッシュフロー表は“理想”と“残高”の殴り合い。
そして19歳男子に褒められて、アラカンまさかの青春回。
働く理由、全部ここに詰まってた――!?
次回も、大人の青春ど真ん中でお届けします。




