表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/48

第45話 62歳、まだまだ成長期 〜訓練校で開花した“ポジティブおばさん”〜

訓練校に通って、一番よかったことは何か?

3か月前の私なら、迷わずこう言っていた。

「パソコン? ……触れません。爆発するので。」

でも今の私は、胸を張って言える。

「自分に、自信が戻ってきた。」


1|やってみたら、案外できた

Word、Excel、PowerPoint。

最初はどれも呪文のように見えていた。


でも、

●保存ができた


●書式が揃った


●表がきれいに動いた


そんな “ちいさな成功” をひとつ積むたび、

心がじんわり軽くなった。


気づけば私は、フリーズしたパソコンに

「今日は機嫌悪いわね?」

とツッコむ余裕さえ持てるようになっていた。


そして悟る。

62歳って、まだまだ伸び盛り。

むしろここからが本番。

──────────────────────────

2| 気づけば、笑顔がひとつ増えていた

授業の合間、若者もアラフィフもアラカンも、

なぜか私のひと言でクスッと笑う。


一瞬、本気で思った。

「芸人として生きていこうかな……?」

※もちろん調子に乗っただけである。


でも、人が笑うって、

ほんとうに最高のご褒美だ。


笑わせる私も嬉しいし、

笑ってくれる誰かがいることも嬉しい。


訓練校で、気づけば私は

“ポジティブおばさん”として開花していた。

──────────────────────────

2| 訓練校で学んだ“本当のこと”

MOSの点数でも、関数の仕組みでもない。


私がいちばん深く学んだのは――


「年齢で線を引いていたのは、自分自身だった」

ということ。


やってみれば、できる。


そして、思っていたより世界は優しかった。


この3ヶ月で、

●仲間ができた


●自信が戻った


●“まだ学べる自分”を見つけた


「62歳、遅咲きなんかじゃない。

ただ、次の成長期に入っただけだ。」

──────────────────────────

3|62歳、まだ発展途上

学びは終わらない。

挑戦も終わらない。


これからもきっと、

つまずいて、

笑って、

また立ち上がる。


でも、今の私なら言える。

明日が来るのが、ちょっと楽しみ。

この先どうなるかは、まだ何もわからない。

それでも――私は進んでみようと思えた。

46話・予告

「卒業の日に見た、7人の笑顔」


3ヶ月の最後の日。

8人の教室は “ただのクラス” から、

ゆるくて、温かくて、

なんだか家族みたいな場所に変わっていた。


18歳くんの勇気。

若者たちの本音。

先生の照れた笑顔。

そして――62歳の私は気づく。


人は、何歳でも。

誰かとつながることで、強くなれる。


次回、 胸がじんわり温かくなる “卒業の日の奇跡” をお届けします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ