第3話|水着NG!? アラカン面接の赤面コント
――そしてまさかの“イケメン面接官”再登場事件
「面接」。
たった二文字なのに、アラカンの胃にクリティカルヒットする魔法ワード。
今回は、
水着禁止事件 → イケメン再会 → 赤面コント
という怒涛の三段オチ。
あなたはきっと、
「これ、未来の私かもしれん…」
と笑いながら読めます。
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1 |面接前夜、検索沼に沈む
本番前、人はつい検索してしまう。
そして大体、傷つく。
「面接 落ちる人 特徴」
出てきたリストが地獄の五七五。
・就職する気なさそう
・コミュ障
・欠席しそう
・体力なさそう
・……高年齢
最後の一行で心が即死。
はい私、62歳。直撃ストレート。
でも冷静に考えた。
やる気はある。
体力もそこそこある。
記憶力だけ「Wi-Fi弱者ルーター級」だけど。
ここで逃げたら、私はまた
“毛糸玉と静寂”という名の日常ダンジョンに帰還してしまう。
それはイヤだ。
外に出たい。
まだ私、伸びしろの残量ゼロではない(はず)。
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2|水着禁止事件
そんな不安を抱えながら、訓練校窓口へ。
私「面接の服装って…スーツですか?」
職員さん(爽やかイケメン)
「常識の範囲で大丈夫ですよ。まぁ、水着じゃなければ(笑)」
……水着???
いや、還暦でビキニで面接来る人いる?
(いたら逆に尊敬する)
この時点で、変な緊張がほどけてしまった。
相手が爽やかすぎたせいだ。」
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3|そして面接当日
そして迎えた面接の日。
ドアを開け、席に座った瞬間――絶句。
水着発言のイケメン職員、再登場。
はい、終了〜〜〜。
だって私、この人に全部聞いたんですよ。
「62歳でも受かりますか?」
「服装はスーツでいいですか?」
「水着はNGですか?」
(※言ってないけど脳内では言った)
穴があったら入りたい。
いや、自分で穴掘って即入居したい。
私の人生、赤面コントの頻度、多くない?
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4|しゃべりすぎ問題
面接は15分。
聞かれたことには答えた。
……はず。
ただし、
「簡潔に」と言われていたのに、
気づけば、私の人生相談から編み物の情熱まで語り倒すTEDトーク並みの大演説。
「簡潔に」という面接官の視線が、途中から「もうお腹いっぱいです」という遠い目に変わったのを、私は老眼のふりをして見逃した。
でもいいの。
しゃべりすぎるのが私。
黙ると余計あやしい年齢だし。
最後の退室時、私は言った。
「やる気だけは100倍あります!!」
声は震えぎみ。
気合いだけは高校球児。
【 質問】
あなたは面接で“やらかし”、あります?
(私は初回からフルコンボでした)
恥をかいても、アラカンは前へ進める
この日、私の人生は完全にコントだった。
正直、帰り道で「やっぱり私、場違いだったかな」と思った。
・水着禁止が頭から離れない
・面接官、よりによってイケメン再登場
・赤面で集中力ほぼゼロ
昔の私なら逃げていた。
恥をかくくらいなら挑戦しなかった。
でも今は違う。
奇跡は、恥をかく人にしか起きない。
そして私は、その日ひとつ強くなった。
今日の考察テーマ:面接前夜ほど、年齢の重さを実感する瞬間はない。
挑戦できるのが私たちの強み。
次回予告|第4話
『平均年齢の壁! アラカン、20代の光に溶ける』
・初日、20代の肌ツヤにシワが3本増加
・毎月テスト&再試験2回の脱落ルール発覚で蒼白
・やっと友だちできたのに「LINE禁止」で青春即死
・明日からの味方は“座布団”だけ
アラカンの静かな革命、ここからスタート。
お楽しみに。




