第2話|パソコン習いたいだけなのに、なぜか“試験”の罠
――アラカン受験生、初手から白目事件。
「パソコン習いたいんです」
ただ、それだけ言っただけの私に返ってきたのは――
「じゃあ筆記試験ですね」
いやいやいやいや。
ボタンの位置すら分からない60代に “筆記試験” って、
教育の順番バグってません?
今回は、
「試験」と聞いただけで魂が抜けるアラカン受験生のドタバタ劇場をお届け。
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1|衝撃ワード「筆記試験あり」。え、パソコンの前に数学って何?
家に帰って訓練校の案内を見ると、
そこには堂々と書かれていた。
「面接・筆記試験あり」
え、待って。
パソコンできないから来るんですよね私?
その前に試験?
試験のために勉強が必要?
その勉強のための勉強は? (混乱の渦)
内容は――
・国語
・数学
・中学卒業程度
……はい、死亡〜〜〜!
「y=ax+b」?
「√(ルート)」?
私の√は、老眼と肩こりでいっぱい
いや私の脳内にある√は
数字を見た瞬間、脳が安全装置を作動させて強制シャットダウン。
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2|昭和の“テスト地獄”がフラッシュバックし、情緒が崩壊する
答案用紙に汗が落ちた黒歴史。
先生の視線が背中に突き刺さる悪夢。
昭和の木製の学習机が、脳内でガタンと揺れた。
「落ちたらどうしよう」
「もうやめようかな……」
不安が津波レベルで押し寄せる。
その時、友人の声が脳内で再生された。
「パソコンできたら、人生めっちゃ楽になるよ?」
……はい、論破されました。
ここで逃げたら、
またソファで毛糸とコヒーに溺れる生活に逆戻り。
悪くはないけど、そこで人生完結したくはない。
私はまだ、
社会と通信回線を繋いでいたい。
そのただ一つの気持ちが、私を前に押した。
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3|震える子鹿の足で相談した結果、奇跡の“試験なし”判明
震える子鹿の足でハローワークへ戻り、
(もしここで『試験あります』と言われたら、
私はきっと申し込み用紙をそっと畳んで帰っていたと思う。)
優しい担当職員さんに事情を説明。
すると彼女が、春風みたいな声で言った。
「この教室は、面接だけですよ♪」
……え?
え?
え??????
筆記試験、ナシ!!!!!
心の中でクラッカーが100連発。
試験、華麗に回避〜〜〜!!!
あまりの安堵で、帰り道のアスファルトが
綿菓子のように柔らかく見える現象が発生。
そう、不安の90%は
“正しい情報のたった一行”で消える。
これ、人生の裏チートコード。
【質問】
あなたなら「試験あります」と言われたら挑む派?
それとも即逃走派?
アラカン、覚悟だけが空振りした日
思い出すだけで震えるあの瞬間。
「試験あるかも」と覚悟を固め、
私の中の“戦国武将スイッチ”までオンにしたのに。
実際は――
面接だけでした。(肩透かし)
今日の考察テーマ:思い込みの不安は“情報の一行”で崩壊する法則
※あとから思えば、不安の多くは「情報不足」から生まれていました。
でもね、人生はここで終わらない。
むしろここからが地獄の本番。
次の面接で、なぜか私は
“水着の話” に巻き込まれます。
(意味不明でしょ? 私も意味不明だった。)
次回予告|第3話
『穴があったら入りたい! アラカン面接デー』
・面接官の前でうっかりキャラ崩壊
・なぜか水着トーク地獄に巻き込まれ
・緊張のピークでアラカン、赤面
「大人の青春はここから始まる」 を噛みしめる回です。
明日の12時10分にまたお会いしましょう。
お楽しみに。




