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異世界の乗り物で・・・
確か・・あの乗り物は何て名前だったかな・・・
「飛行機・・」あ、そうだ!それだ!
「じゃぁ飛行機をお披露目しよう」
世界君が言うと目をキラキラさせながら見つめ返してくる。
「なに?それ!楽しそう!」
「空飛ぶ乗り物だよ・・異世界のね」
淡々と説明する世界君に対して外からエンジン音がすでにしている。
「この音何?」
疑問に思うのも不思議ではないこの世界にはない乗り物なのだから。
「外に行こうか」
連れ出した先ではエンジン音を目いっぱいさせている飛行機が待機していた。
「これが飛行機っていう乗り物だよ」
世界君が説明する。
「わぁ・・すごい!乗っていい?」
少々焦り気味なのか早々に乗ろうとする彼女をなだめながら入り口を案内する。
「ここから入るんだよ」
やっと入り口を見つけ入った途端「ブロロロロロロ・・・」
飛行機が飛び始める。
「わぁぁぁ!」
空から見る景色は絶景だ。
存在ちゃんにも見せてあげたかったな・・・