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プロジェクト:異世界isekÆi  作者: 魔法烏新聞 幽玄会社
第四部 異世界×駆け出し漫画家 前編
85/124

閑話2 ぢぇむの回想








どうもはじめまして夜露死苦!


私の名前はヂェムといいます!


ジェムではありません、ヂェムです、だから割らないでね!


先日我が家にはヘンナコトがありました。


私たちが住んでるのはそれはそれは悲惨で哀れなほどにボロボロの廃教会なのですが、そこに光る人間が現れたのです!


これにはヤックもびっくり!!!


でもこんなことは前にもありました。


「アマツが来たのってあれいつだっけ?」

と聞いたら、


「九百年くらい前じゃね?」

と言っていました。


妖精族エルフの時間感覚はまるで当てになりません。



かくいう私も妖精族エルフです。


これには困ったものです。


けれど私はちゃんと朝昼晩ご飯の時間くらいはわかります。


けどヤックもセガラも魔導水晶いじりだすとご飯も食べずにずーっとやって、


「あれ?もう夕方じゃん?」とか


「もう朝か…、また徹夜しちゃった…トホホ」


とかよく言ってます。バカです。



そして最近きた光る人間は「しょーや」と言います。


まぁまぁ面白いです。


アマツとはちょっと喋り方も違います。


「なんでやねん」とか「やん」とか一杯言います。


方言と言うそうですが、日本語は難しいです。


魔法の才能はあんまり無いので、そーいったら落ち凹んでました。


時々ニチャニチャしながら私やヤックの耳や羽を見ていることもあります。


その笑顔はオークみたいです。


この前そう言ったらまた落ち凹んでました。


「すまん、あまりに精巧に出来てるから写経の感覚でつい…!!」


と早口に色々言ってました。



王都のシナシナシティーに行くにあたって、この世界の言葉がわからないしょーやには‘’意思疎通の魔法‘’というのをかけて上げました。

この魔法について解説のセガラさん夜露死苦!!!


「これは一種の共感覚魔法とも言えるね。

言語はわからなくても相手の特定の脳波に自身の脳波をシンクロさせることで相手の意図を理解出来るようになる魔法だ。

もちろん、長耳族ハイエルフや一部の獣人族ビースターは耳が良いから言語を覚えるのなんてお茶の子さいさいなんだろうけれど、そうじゃない例えばサイア大陸何かで意見交換をする際など―」


長くてややこしいのでもういいです。

要は速攻翻訳です。

しかし当の本人は魔法を掛けられたことにまるで気づいていません。

しょーやはやはり魔法の才能は無いようですが、これを言うとまた落ち凹むので大人な私は黙っていて上げようと思います。


昨日は【飛竜肉のステーキ屋さん】へ行きました。

いつもどおり美味しかったです。


今日はこれからしょーやとヤックとセガラとこれからセガラのお友達の炭鉱族ドワーフ二人のところへ遊びに行きます。

彼等はドワーフが住む村は田舎で、王都はハイカラーだからやってきた変わり者です

ドワーフの村は私の知らない間に白黒になってしまったようです。

それではそんな本編をどうぞ!!



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