風間風夜(カザマフウヤ)。
本作の主人公紹介になります。m(_ _)m
『風使い』の17歳。イケメン男子。身長172㎝。体重55㎏の細身。
17歳にして風間家次期当主筆頭。
外出時は、学校の制服であるブレザーとズボンを着用しており、いつも黒のパーカーを羽織っている。
先天性の青色がかった髪質でセンター分けにしようとしても癖っ毛が強く、前髪は目と鼻先でクロスしている。本人は気にしている様子。
髪色と同様に瞳は青色がかっており、ハーフと間違われる。
先代の祖父──風間弥七は、風使いを引退しており息子と孫たちには風使いの異能が引き継がれなかった。
憂いた弥七は、降霊神霊術を用い本妻とは別に恋愛感情を持ち続けていた風の女神と『次元創生』の技術を転用し、身籠もった風の女神から風夜を物質世界へと誕生させた。
実際は実父にあたるが、弥七は風夜にそのことを告げていない。
風夜は、浄霊師学校に通信教育で単位取得しており、実技試験の時のみ登校している。
生まれつき肺が弱く喘息持ち。発作治療薬をいつも鞄に入れて所持している。『次元創生』の転用技術で生まれた異能者は、身体に歪みが生じ、死産か難病を抱える者が多い。
生まれ持った異能を本人は出来るだけ目立たないように隠しており、弥七以外はその能力の大きさを知らない。
所帯持ちの兄たちが他におり、普通の幸せの中で生きる兄たちを羨ましく想っている。
心優しい反面、クールで冷めた感情を持ち、自分の未来に希望が持てないでいる。
口癖は、「運命の人なんて無い」。
風の力を使役することにより、代償として『記憶』が失われる。
そのため、本人は風の力を使いたがらず、極々小さな力の使役に留めている。