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初こい

作者: 牡丹一華

言葉遊びです。

幾重のストーリーを楽しんでいただけると幸いです。

君を見たのは体育館だった。

偶然、忘れ物を思い出して取りに行ったんだ。


君は一人残って自主練習をしていた。

頑張り屋さんなんだね。

二階の観覧席から、君を見つめていた。

こんな感情、生まれて初めて抱いたよ。


そして、こいに落ちた。

君は気付いて、駆け寄ってきた。

散々な結果な事は分かっているけど、嬉しかった。

君が見付けてくれるなら、良かった。

君が見つけてくれる度に、何度でもこいに落ちよう。


どこでも、君の視界の端にでもはいる場所から。

お気づきになられたでしょうか。

コメント等くださると嬉しく思います。

@anrmone01_k

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