生徒会室に突入なのです
「ここが生徒会室なのです?」
「みたいだね。なんかやけに禍々しいというか魔力があふれているというか城みたいな馬鹿でかい扉してるよね。まあいいか。失礼します、入っていいですか?」
『…待っていた。入るといい。』
くぐもった、しかしはっきりとした声が返ってきたので入ることになったのですが、そこはセンスのいい庭園と白いイスとテーブルに座ったレイナルド先輩というなんだか異世界のような光景が広がっているのでした。
「よく来た、歓迎しようアルヴィン、ユーリュシュフィア下級生。改めて私はレイナルド。私は君たちを夢で何度か見たことがあってね…不思議な運命を感じるんだ。」
「奇遇ですね、俺もあなたのこと初対面のはずなのに知っている気がするんです。」
「え、ヴィン君と生徒会長さんは電波なのです?」
「「それはない」」
「うに?息ぴったり!」
「…ユーリュシュフィア下級生、私は魔族なのだよ。人間とはまた違う生き方をしているからね、不思議に思うのはいいが少々言葉は選びたまえ。反感を買ってしまうぞ。」
「はい、なのです。すみませんでしたせん…魔族?」
「うむ。魔族。」
「ほえ、はじめて会ったのですよ魔族さん。なるほど、先行条件が違うなら価値観も違うのですね。でも人間の国は住みにくいのではないのです?」
「そうでもないさ。私は個人的に人間がある程度好きだからな、学校を卒業してもしばらくはここにとどまり雑貨屋を開くつもりなのだよ。」
楽しそうに話すレイナルド先輩にレイと呼べと言われそう呼ぶことにしましたがなんだか超展開であまり頭がついて行っていないのです…ヴィン君は普通に呼び捨てになりますし私は最初こそ下級生と呼ばれていましたがユー呼び固定です。別に嫌じゃないのでいいですが。
「それではな。いつでも連絡してくれ。今日は有意義な時間を過ごせた、感謝しようアルヴィン、ユー。」
「いや、こちらこそ。まだ奴らがいる可能性は捨てきれないからな。連絡は随時するとするよ。じゃあな」
なんだかよくわからないですが生徒会とのコネができました。やったね!なのです…
「やっぱりなにか釈然としないのですよー・・・」
「ユー、ユーは気にしないでいいよ。男同士っていうのはさっぱりしているように見えて複雑だからね。」
「うー…?」