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幼女です

どうも、私です。ようやく二足歩行が可能になりました。


「あーうーう?」


まだ上手く喋れません。もどかしいです。

でもママもパパもでろでろに甘やかしてくれます。


「ほら、ゆー。くまさんだぞ!!」


「うー♪」


このちょっと男らしいしゃべり方をする美人さんが私のママ、リューシュリアさん。ママはくまさんを魔法で動かしてくれます。よくわからないけど面白いのですよ。


「ゆー、おいで。絵本を読んであげよう。」


「あい。」


とてとてとパパの元へ行く。パパは私と同じ茶色の髪でふんわりした笑顔をしている。名前はユリシディルさん。パパは私に賢く育って欲しいって笑うのですよ。


「あう、うー♪」


孝行できなかった前世。前世でも可愛がられていた私はその幸せを当たり前だと思っていたのです。もう、私は私ではなく、ユーリュシュフィアなのです。後悔は今後の教訓にしましょう。


「こんにちはー!!ゆー、遊びにきたよ♪」


「だー、あう!!」


お隣さんのディラン兄さん。7歳歳上ですが学校帰りによく遊んでくれます。彼の夢は学校の先生だそうで私を生徒役にしてシュミレーションしているのですが私まだ2歳なのです。ちんぷんかんぷんですよ。


(今度は私の好きな人のために頑張って生きたいのですよ!!)


空中に魔法で文字を書くディー兄を、後ろで仲良さげに手を繋ぐ両親を想って私は決心します。


(まずはお手伝いに、お勉強、ゆくゆくは洋服屋で働きたいのですよ!!)


魔法も科学も発達したこの世界は私にどんな役割をくれるのでしょうか。まだわからないことだらけだけど私は幸せです。だから


「うー!!」


みんなにも幸せになって欲しいのですよ!!

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