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ファッションは文化なのです2
「うん、上出来なのです。」
パフリーブのフリルブラウスにかぼちゃパンツ、三角巾。ハートの飾りがついています。コレは私の作業着なのです。動きやすく、邪魔にならない服がほしかったのです。
「みーくーん!!できたのですよー!」
「ん?う…わ。それ作ったの?!スゴイ!かわいいよ、お姉ちゃん。」
「んふふー、そうでしょー。いつかみーくんの服も作ってあげるので覚悟しておくといいのですよ!」
「それは覚悟なの!?どんな服着せるつもりなの、お姉ちゃん!?」
後ろでは少しあせったようなみーくんの声が聞こえますが、そんなことは関係ないのです。いつもモデルになってあげているのです、たまには私のおもちゃになると良いのです。
「ヴィンくんとかの服も考えないとなのです。ファッションは文化です、発展させてもっと素敵な服が売られる世界になればハッピーなのです。」
意気揚々と自分の部屋に私はもどり、デザイン画を起こすのでした。
「ああ、楽しいのです!!」




