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ぱgoodの騎士様シリーズ

かつて幼馴染だった騎士様


ずっと一緒だった。


「リリ、どうした? 食べ足りないのか?」

「…うん」

「仕方ないから分けてやるよ。あ、でも他の奴には内緒だぞ」


これからもずっと一緒に入れると思ってた。


「リリ、どうしたんだ?」

「リリもでかせぎいく。でかせぎいくとおいしいもの食べれるってヴィル先生いってた。ふぇいは、おいしいものひとりじめしてたんだ!」

「…ヴィル先生の奴、適当なことを…。そもそも、お前の年じゃ無理だろ。」

「ふぇいとリリはおないどし」

「俺は良いんだよ。要領が良いからな。ま、もし何か貰えたらお前にも分けてやるよ」

「やくそく?」

「ああ、約束だ」


だけど別れは突然で


「フェイ、フェイ‼」

「どうしたんですか、リリさん⁉」

「ヴィルせんせい。フェイが……。フェイ全然。でかせぎでたべもの、だからついていこうとして、ばしゃが、りりをふぇい、ふぇいが…」

「取り敢えず落ち着いて下さい。大丈夫、先生はこれでも宮仕えをしていたくらい凄い医師なんです。フェイ君も直ぐに治して見せますよ」


あなたは一人、旅立った。


「ヴィルせんせい、フェイは?」

「…大丈夫ですよ。リリさんが血を分けてくれたからすっかり元気になりました。」

「そっか‼よかった」

「ただ…」


あなたが消えたあの日から


「ねぇ、なんでふぇいと、おわかれ、しなきゃ、いけないの?」

「泣かないでください。リリさん。フェイ君は大けがを負った日から目が緑色に変色していたのですが………緑の瞳と生死の境を超える生命力から、聖騎士様がフェイ君を自分の子と言い出したそうで…」

「ちがうよ!ふぇいはリリたちのかぞくだもん‼」

「そうですね。なら、信じて待ちましょう。フェイ君が返ってくるのを」


私の隣は空いたまま


「ふぇい、いつかえってくるの?」


☆☆☆


窓の隙間から入ってくる朝日を受け、私は瞼を開ける。

さっきまでずっと昔の夢を見ていたような気がしたのだけど、どんな夢だったっけ?

…まあ、いいか。

私はそう思い、グッと伸びをする。

そして、ベットから出ると着替えや歯磨き、洗顔など朝の支度をテキパキと整え、リビングの扉を開ける。


「おはようございます」

「あら、おはよう。今から起こしに行こうと思っていたんだけど…」

「ははは、どうやら、リリには必要ないみたいだな」


私が挨拶をすると中にいた、おじさんとおばさんが出迎えてくれる。

私こと、レジットリロ・リリィは現在、孤児院を出てこの優しいおじさんとおばさん、エリザさんとルイスさんのお店に住み込みで働かせてもらっているのだ。


「とりあえず、ご飯にしましょうか。リリちゃん、座って頂戴。」


おばさんが私にそう優しく促してきたため、私もエリザさんとルイスさんのいるテーブルの前に移動し、席に座る。

私たちの前にはサラダの置かれたお皿とスクランブルエックとカリカリのベーコンが乗っているお皿が置かれており、パンバスケットの中にはたくさんのパンが入っていた。

私のお腹はそれを見ているだけで『グぅ』となる。


「ははは、好きなだけ食べなさい。パンなら山のようにあるからな」

「あなたが一杯作るからでしょう?」


ルイスさんの言葉にエリザさんが少しだけ困ったように手を頬にあてながら告げる。

その様子にルイスさんは少しだけ居心地悪そうに頬を掻く。


「…う、だがな、うちのパンを買いに来てくれるお客がいるんだ。

仮に売り切れて買えずに帰ってしまうなんてことがあったらいけないだろう」

「全く、あなたって人は」


エリザさんは困ったような表情を作っているが、口元が少しだけ笑っていた。

きっと、エリザさんもルイスさんのお客さんを大事にする姿勢が本当は好きなんだろう。

それと、ルイスさんたちの名誉のために言っておくと、別にルイスさんたちが営むパン屋は売れていない訳ではない。


むしろ、人気なパン屋として巷では有名で街の人だけでなく、騎士様や兵士さん、かなり名のある商人さんが買って行ってくれることもある。


実際、売れ残ることがあっても決して赤字になったことが無いのが良い証拠だろう。


つまり、ルイスさんたちはすっごいパン屋さんなのだ。


私は頭の中でそんな当たり前なことを考えながらもパンを運ぶ手を止めない。

次から次へとパンを手に取り、口一杯に頬張る。

例え、売れ残りでもルイスさんとエリザさんのパンは最高においしいのだ。


ただ、エリザさんが凄いのはパンだけじゃない。

私はパンの間にスクランブルエッグとカリカリのベーコンを挟むと口の中に運ぶ。


「ん~、おいしい‼」


それからどれだけの時間が過ぎたのか、は………食べるのに夢中だった私には分からないが、お腹いっぱいになり、ごちそうさまをする頃にはパンバケットの中に積み上げられていたパンは無くなっており、エリザさんとルイスさんも食事を終え、食後のコーヒーを飲んでいた。


「はっはっは、何度見てもリリは良い食べっぷりだな~。

パン屋冥利に尽きる。」

「ふふ、そうですね。意外にうちの店の一番のファンはリリちゃんだったりして。」


うっ、恥ずかしい。

私の食べっぷりをエリザさんとルイスさんがコーヒーを飲みながら微笑ましげな表情で見ていたことを知り何だか耳まで赤くなってしまう。


そんな私の様子に気付いたのかルイスさんが私にお仕事の話をする。


「そうだ、リリ。九時ごろになったら小麦粉を買ってきてくれんか。今日の分は仕込みを終えているが明日以降の在庫が少し不安でな。」

「勿論です。何袋くらい必要ですか?」

「うむ、欲を言えば大体四十袋くらい欲しい。勿論、大変なら五袋くらいでも構わんが………」

「そうよ、あんまりリリちゃんに無理させちゃ駄目よ。」

「もう、子供じゃないんですから、四十袋くらい楽勝ですよ。」


エリザさんとルイスさんはきっと、私が小柄だから心配しているのだろうけど、体は小さくても私はもう大人だから小麦粉四十袋くらい楽勝なのだ。


でも、エリザさんとルイスさんが子ども扱いをしているのは私を大切に思ってるってことでもあるから少しだけ嬉しいのはここだけの秘密。


九時まではルイスさんが焼き上げたパンを棚に陳列する作業をしていた。

その最中にお腹がなってしまったが、そのお腹の音を聞いていたエリザさんが幾つか、焼きたてのパンをくれた。


ルイスさんとエリザさんのパンは何時でもおいしいけど、焼き立てのパンはやっぱり格別だ。


私の食べっぷりを見たエリザさんが私に更にパンをくれたが、これらはあくまでも店の商品。


だから、食パンを十斤だけ追加で貰って後は我慢した。


☆☆☆


九時になったため、私は小麦を買うために台車を引いてとある商会に訪れた。

ルイスさんが昔から懇意にしていたところで、私も時折、飴やクッキー、スコーンなどを貰ったりもしていてとても親切にしてもらっている。


「こんにちは。小麦粉下さい。四十袋です‼」

「おや、リリちゃんかい? 小麦粉四十袋だね。ちょっと待っててくれ。後、もしよければ牛車でお店まで運んでもいいんだが………」

「大丈夫です! 大人なので!」

「そうかい? まあ、リリちゃんは力持ちだから大丈夫か」

「そ、そんな…私なんて体も小さいし、細っこいし………」

「ふむ……なら一杯食べなくちゃだね。もし良ければ、パウンドケーキとマフィンを食べて行かないかい? 何でも最近話題のお店らしいんだ」


ケーキ?マフィン?


じゅるりとよだれが垂れそうになるのをグッと我慢する。

店長さんの提案は非常に魅力的だけど………今はケーキもマフィンも我慢しなくちゃ、お仕事中なんだから。


「すいません。今はお仕事中だから……。」

「そうかい?残念だな。なら、ルイスさんたちの分も持って行ってくれ。」


店長さんはそう言うと店員さんの一人に声をかけパウンドケーキとマフィンの入った袋を店員さんに持ってきてもらっていた。


「はい、リリちゃん。落とさないようにね?」

「はい、ありがとうございます、店長さん。店員さんも持ってきてくれてありがとう」

「はは、そうだね。私も持ってきて貰ったんだからお礼を言わなくては………リック君、持って来てくれてありがとう」


私が店長さんと店員さんに頭を下げると、店長さんも店員さんの方を向いてお礼を言う。

…やっぱり、大人の人って凄い、自分の方が偉くてもしっかりお礼が言えるんだもん。


ま、私ももう大人ですけどね


私は心の中で胸を逸らしながら、自慢をしながらも、台車の取っ手をギュッと握り、パン屋に向かって発進する。


「また来てねリリちゃん」

「はい、店長さん。また来ます。」


帰り際に店長さんがそう言ってきたので私は店長さんに手をぶんぶん振りながら答えた。


☆☆☆


「ただいま戻りました」

「お帰りなさい、りりちゃん。道には迷わなかった?」

「大丈夫です。大人ですから」


私が家に帰るとエリザさんが出迎えてくれた。


「そう、良かった。あ、ルイスから小麦粉は倉庫の中にしまって欲しいって言われてるの。

もし良かったらお願いできる?」

「勿論です。」


私はそう言うと台車を引き、倉庫に向かう………途中で店長さんからパウンドケーキとマフィンを貰っていたことを思い出し、これらを貰った経緯と共にエリザさんに渡しておいた。

エリザさんも店長さんに「お礼を言いに行かなくちゃね」と言いながら笑顔で受け取ってくれた。


きっと、エリザさんもパウンドケーキとマフィン、食べたかったんだね‼



☆☆☆


倉庫についた私は荷車を止めて倉庫に一つ一つ丁寧に小麦粉を入れていく。

小麦粉は嵩張って一度に一杯持てないのが不便だなぁと、こういう時によく考えてしまう。

私がそんなくだらな………いや、とても大切なことを考えながら作業をしているといつの間にか小麦をしまう作業は終わっていた。


小麦粉をしまう作業を終えた私はエリザさんとルイスさんに声をかける。


「小麦粉仕舞い終えました」

「あら、早い。じゃあ、次は接客をしてもらおうかしら?」

「そうだな、リリが接客をすると客足も伸びるからな」


エリザさんとルイスさんがそう言いながらエプロンを渡してくれる。

接客をするときは何時もつけるものなのだが、実は私はこのエプロンを気に入っている。

何故なら、これはエリザさんとルイスさんとお揃いのエプロンなのだ。


私はエリザさんに渡されたエプロンを身に着けると店内に入る。

店内に入った私は周囲を見渡す。

今日も凄い人だ。

おっ、騎士様もいる。

一人はブロンドの髪をロングにした碧眼の美女。

もう一人は黒髪に緑の瞳をした………


「ふぇい?」


私の口から言葉が漏れる。

意識したわけではない。

ただ、勝手に口が動いていた。


………でも、間違いないふぇい、ふぇいだ。


「ふぇい、ふぇいぃ」


私はふぇいと思しき騎士様の服をギュッと掴む。

すると向こうもこちらに気づき、目を大きく開ける。


「り、り?」

「団長?どうかしましたか?」


美人な騎士様がふぇいに話しかけるが私はそれどころではなかった。

声が遠くに聞こえ、瞳が潤んで良く見えない。


「お、おい、りり、泣くな泣くな」

「だって、だって~」

「団長、こんな幼気な子に一体何を?」

「おい!ショコラ、変な言いがかりはよせ」


私が我慢できずにポロポロと涙を零すとふぇいがアタフタし始めて、綺麗なお姉さんがふぇいを白い目で見る。


「あらあら、リリちゃん大丈夫?もし良ければあなた達も一緒に来てくれますか」


エリザさんが私たちにそう言うと、私を持ち上げて抱っこしながら、私たちが暮らしてる住居の方に向かって歩き出した。


ふぇいが見てるのに恥ずかしいよ、エリザさん


☆☆☆


住居の方には直ぐについた。

というより、住居は店の上にあるため、厨房を抜けた場所にある階段を上るだけでつく。


住居の方につくとエリザさんはリビングの椅子に私を下ろすとフェイたちにも座るように促す。


エリザさん怒っているのだろうか?

きっと私が接客中に泣いてしまったからここに連れてこられたんだろう。

私は恐る恐るエリザさんに視線を向ける。


「ふふ、大丈夫、リリちゃんは何も悪くないわ」


私の視線に気づいたエリザさんはにっこり微笑むと頭を撫でてくれる。


「………それで、あの~、俺たちは何でここに呼び出されてるんでしょうか?」


ふぇいがそう言うと、私のとき同様エリザさんがにっこり笑う。

きっとふぇいを安心させるためだろう。


「あら、それはあなたが一番分かってるんじゃない?」

「え、えっと、どういうことですかね?」


エリザさん曰くふぇいには心当たりがあるようだ。

私はじっとふぇいを見る。


「………ショコラ、俺は何でここに連れてこられたかわかるか?」

「それは団長があの子を泣かせたからでは?」

「話し合いはそこら辺にしてもらえないかしら?」


美人さんとふぇいが話し合っている中、エリザさんが話に割って入る。


「え、えっと何か勘違いしているようですが、俺とそいつは腐れ縁というか幼馴染というやつでして………。」

「そうなの?リリちゃん」

「うん、じゃなくて、はい、でも………ふぇいは小さい頃に孤児院を出たから凄い久しぶりで、感極まって泣いちゃいました。ごめんなさい」


私はエリザさんにそう言うと頭を下げる。

エリザさんはああ言ってくれたけど、営業中に泣いてしまったのは不味かっただろう。


「っもう、そんなこと気にしなくて良いって言ってるでしょ?」


エリザさんは何てことないようにそう言ってみせる。

………やっぱり、大人の人って凄い。


「それで、結局あなたは何て名前で、何をしている人なのかしら」

「はい、俺はリリの幼馴染のフェイクールミー・ジェミニ………。いえ、今はフェイクールミー・ホーリー・ジェミニ。聖騎士見習いで現在は王国騎士団の団長をしています。

それで、こいつはショコラ。本名は………えっと、ショコラッタ?ショコーラ?」

「団長、団員の名前くらい覚えてください」


そう言うと美人なお姉さんは立ち上がり、姿勢を正すととてもカッコいいポーズを決めながら自己紹介をしてくれる。


「初めまして、私は王国騎士団、副団長を務めているショタッコーラ・ラヴコールです。以後お見知りおきを」


あまりのカッコよさに私がぱちぱちと拍手をするとショコラさんが照れくさそうに頬を掻く。

その際にとっても小さい声で「私の守備範囲ではないですが、悪くないですね」って言っていたけどどういうことだったんだろう。


でも、騎士様だからきっとみんなを守ろうとしてくれてるんだよね。


私がそんな風に考えているとエリザさんが二人に話しかける。

「分かりました。取り敢えずは、あなたがリリちゃんに害のない人間だと信じましょう。ただ、もしリリちゃんを悲しませることがあれば………」


エリザさんはそう言いながらふぇいの肩を掴む。


「あ、あの痛いです。肩ミシミシ言ってるんですけど?」

「あら、不思議なことを言うのね。私みたいなおばあちゃんにそんなこと出来るわけないでしょ?」


二人はそう言いながら笑いあう。

ふぇいはちょっと乾いた笑いのようにも見えたけど、お互い会っていない間に変わった部分もあったのだろう。


その後は特に何事もなく、ふぇいたちとは別れた。


今日はふぇいに会えたし、エリザさんとふぇいが仲良くなれて良かった。


………でも、ショコラさんとふぇいの関係ってどういうものなんだろう。


そこがちょっとだけ、モヤモヤした。


☆☆☆


あの後もフェイとショコラさんはよくお店に来てくれた。

その際にフェイはルイスさんとも肩を組んでコソコソと男の子同士で話し合っており、とっても仲良くなっているようだった。


ショコラさんとフェイの関係に関しては………うん、恋仲というやつだろう。

何時も一緒にいるし、フェイに好きな女の子のタイプを聞いた際に「ゴリラのような怪力を持っている奴」って言ってたから間違いない。


私は自分の姿を鏡で見る。

クリーム色でちょっと癖ッ毛な髪、大きく丸っこい金色の瞳、丸い顔、ちっこい背に力があるとは思えない細い体。


ショコラさんとは正反対だ。

綺麗な癖のないストレートに大きいけど切れ長な瞳、シュッとした輪郭、高い背に騎士をやれるだけのパワー。


それに、ショコラさんは子供好きみたいだ。

この前も、子供にお菓子をあげていたり、抱き着いていたこともあった。

子どもと手を繋いでいたこともあって、その時はフェイに叩かれていた。

きっと、フェイも子供に嫉妬してしまうくらいショコラさんのことが好きなんだろう。


子どもが好きならいいお母さんになるだろうし………


敵わないな、本当に………。


そんな時だった。

フェイにとても大切な話があると呼び出された。


「どうしたのフェイ?」

「実は盗賊を討伐しに行くんだが、何かきな臭い。だから、その、えっと、うん、う~む」

「どうしたの?」

「あ、そう、だな、帰ってきたら、また、パンを買いにきてもいいか」

「うん、勿論だよ」


フェイはそれだけ言うと帰っていった。

パンを買うのに許可なんて要らないのに変なフェイ。


ただ、この願いは叶えられることはなかった。


暫くしてとある噂が流れたのだ。

聖騎士見習いが盗賊が自爆用に持っていた爆弾を抱えて安全な場所まで運んだ。

ただ、爆弾を運んでいた聖騎士見習いは爆発に巻き込まれ死亡。

後から、捜索に向かったショタッコーラ副団長により、血の付いた兜だけ見つかったと。


私は泣いた、凄く泣いた。

拭いても拭いても涙が止まらなかった。


それでも、お腹は空くから、仕事をした。


「いらっしゃいませ」

私は入店してきたお客さんに挨拶をした。

すると目深にフードを被っていたお客さんはフードを外す。


「フェイ?」

「言ったろ?また食いに来るって、まあ今日は金持ってきてないから………そうだな、俺の人生をお前に売るから、俺にパンを分けてくれないか?」


 ?



………フェイが何を言っているかよく分からなかったけど、お腹が空いているようだから、エリザさんとルイスさんに許可を貰って食パンを二斤ほどフェイに渡してあげた。


仮に私の秘めた思いがフェイに届かなくても


フェイが他の人と所帯を持っても


やっぱり、私はフェイが好きだ。





どうでもいい補足


一応、ヴィル先生はヴィル・ランドルフという名前でネームドキャラとして作ってたりします。

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