魔女の付き人
第1話 転生
今日、めずらしく早起きした、偶然見たニュースに知っている名前があった、福知 花蓮 4か月前別れた人だ、
バイト先でのいじめが原因で、自殺したらしい、
お父さんが死んでから2年ぶりに泣いた、
結論に至るまでそう遅くなっかった、
「俺も死にたい」
大嫌いな母親から逃げるように家を出た、橋から川にとびこんだ
痛みは、特になかった
悲しみは無かった、後悔もなかった でも、花蓮と、もう一回会いたいと思った、でもそれだけだ、
もう会えないのだから、こんな世界にもう、
「意味なんてない」
言葉にした、、言葉になった、
薄れる意識の中、水面に映る自分が見えた気がした、
目をつぶると、
知らない場所にいた、たぶん死後の世界か、父さんは信じてた、だから俺も信じてた
「これはあたりだ」
不思議と耳を傾けたくなるそんな声が聞こえた後、俺は女の人の腕に抱きかかえられていて、近くに男の人もいた、
死んだと思ったのに、病院か、
いや俺は女の人が抱えられる体重じゃないはずだ、唐揚げばっか食ってたし
じゃあ何なんだよ
男が何か言っている、
聞いたことない言語だ、手が動いた、んんんん、
赤ちゃんの手だ、これって生まれ変わったってことでいいの、、、、、、
いいんですかいいんですかーーーーーーー
俺生まれか割って、ダメなことばっかしたのに、自殺したのに?なんで、何かのばつ?
よく言ううまい話には、裏がある
頭いい風に言ったけどなんもわからん
でも、与えられたチャンスだ、存分に楽しもう、楽しんでやろう、
それからという物、非常に乳幼児らしい生活をしていくうちに、自分の名前がわかった
「シン」だ、ずいぶん日本的な名前だ
それなりに言葉がわかるようになってきた、母のラナーは、教育ママだ前世とは大違いで、、、、
料理も上手だし、顔もなかなか可愛い金髪だ、前世だとハリウッドにでもいそうだが、この世界だと普通なのだろうか、おれ、トンデモナイ不細工だったらどうしよう、まあ、そんなことはどうでもよくて、
本題だ、俺は知ってしまった、この世界の禁忌を、、、、、
そう魔法だ
この世界の父親である、リックという人物がなんと、小難しい詠唱をして、けがをした老人の、けがを治したのである、
その時は世界の秘密を知ったような気分だったが、この世界じゃあ魔法は、一般的らしい、5歳のとき父が本を教えてくれた
まあわくわくするじゃん、魔法なんて
それから俺は、家にあった本から、魔法についてこの世界について知った、
この世界には、人族、魔人族、獣人族、エルフ族が地上で暮らしていること、
魔法には術のすごさ的な、指標が存在し、人域、竜域、神域があり、その中でも、上級、中級、初級が存在するらしい、
その本の中に、魔法陣が一つ書かれた、魔法陣は触れることで、魔力をすいとり、術を発動する
この魔法陣はたぶん風を発生させる、人域中級魔術だ、
手をのせてみる、血の流れに魔力が乗っているのがわかる、その魔力が吸い取られていく、魔法陣が光った
次の瞬間、暴風が起きて家の本棚が倒れた、外に出ていた父が戻ってきて、大丈夫だったかと、声をかけてくれた、
魔物の大群が、村を襲ったのは、その三日後のことだ
父はそれを迎え撃つために死んだ、
そうだ父は魔術ができたため駆り出されたのだ
母は俺を負ぶって逃げるときに死んだ、
なのに泣かなかった、
魔物がすぐ近くまで来たとき
「氷嵐」
そう叫んだのは、きれいな白髪の女だった、父じゃない
敵だ、そう思った
「殺される」
日本語だった
「そうか、もう来たのか」
白髪はきれいな声で言った、日本語が理解された?
まさか、俺の言葉に対して、的を射ていない、混乱した逃げたい、どう逃げる
魔法しかない
魔法の使い方は、わからない、でも
白髪が使った「氷嵐」を見様見真似だ放った
血に魔力が乗る、詠唱はしていない、しかし
目の前に、吹雪が起こった、
でも白髪は倒れない
炎魔法で、打ち消された
意識がとおのいていく
薄れる意識の中、見えたのは白髪が俺を運ぶところだ
目覚めたときには、ベットの上にいた
そこに、白髪と、金髪のおれと同じくらいの女の子がいた
「起きたな、自己紹介だ早くしろ」
「リサ メイデンです、よろしくお願いします」
金髪の短いおさげを揺らした
「シン、よろしく」
不愛想だ、緊張している
「ローザだよろしく頼む、明日から訓練するから今日はちゃんと休めよ」
白髪が言った、、、訓練とは
宣言通り、翌日から訓練が始まった
ローザは、まず武器を選ばせた、
片手剣、両手剣、ナイフ、
近接戦しか考えていない、三つの中から軽そうなナイフをとると、それにつずいてリサは、片手剣をとった、
それを見てローザは何を言うでもなく、
自分の片手剣を取り出し、身体強化魔法について語りだした
「身体強化には魔力がいる、身体の中で魔力を燃やすイメージだ、とりあえずやってみろ」
言われるがままやってみた、リサはすぐできるようになった、前世の基準ではありえないを運動神経を発揮して、飛んだり跳ねたりしている、
俺も体に魔力を込めて、血に魔力が乗るのを感じそれが蒸発するようにイメージした、
身体に、力が乗る深く踏み込んで飛べば、二メートルは軽く飛べた
「二人とも、なかなかだなそれを保ったまま、走れるだけ山を走ってこい」
リサが「行こう」といったので、全速力で走った
結局、二時間くらいでくらくらしてきて、身体強化が切れた
リサは、三十分ぐらいで帰ってきたらしい
俺が返ってきたところで、ローザは話し出した
「すさまじい、魔力量だなやはりお前も、私と同じだ」