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荒波へ

気づけば俺は海岸の巨大な岩の上でメナの心臓マッサージを受けていた。

「…ここは?」

俺の問いかけにメナはビクッと一瞬停止したかと思うと大きな目を見開き涙を流し号泣した。「…グス…グス…死んでしまったかと思いました」


「心配かけてすまない。いや、心配どころか世話になりっぱなしだな。俺がまだ生きていられるのもメナのおかげだ。本当にありがとう」


「私には感謝される資格なんてありません。イーターマンドラゴラは絶命する瞬間に絶叫して相手を道連れにするんです。その声を聞けばドラゴンすら死ぬと言われています。私が迂闊でした。最初に言うべきでした」


「いや、その小さな体で俺を背負って戦ったんだ。そこまで咄嗟に気が回らなくて当然だ」


「心音が聞こえなかった時はどうなるかと思いました…」


「まあ最後まで鳴き声を聞かずに失神したのが良かったのかもな。しっかしあの化け物どっからあんな声出すんだ」

まだ耳鳴りがする。耳の穴に違和感があるので指を突っ込んだら血が出ていた。


「デボンの森を横切るのは不可能だったので引き返して来ました。ここは軍勢がいた海岸に近いデボンの森の沿岸です。2日前に渡し守に使い魔を送ったので後3日この結界を張った岩の上で凌げは海の向こうの大陸に渡れます」


それから3日間俺達は岩陰の結界内でモンスターをやり過ごす為息を潜めて過ごした。節約しながらチビチビ使っていた手持ちの水や食料もつきかけた4日目の朝、一隻の小舟が俺達の目の前に現れた。

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