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迷宮へ
俺は待ち受ける大軍に気付くと同時に引き返そうと馬を反転させた。しかし何処へ潜んでいたのか同じぐらいの大軍が後ろからも迫ってくる。一本道の左右から軍勢が殺到してくる。完全に包囲されている!
俺は馬の肩を軽く叩き呟いた。
「今までありがとよ」
俺は馬から降りるとメナの手をとり、彼女も馬から降ろした。
「メナ、俺の剣にありったけの魔力を送ってくれ」
「無茶です!あの軍勢相手に戦うつもりですか‼︎自殺行為です」
「戦わないさ、俺に考えがあるんだ」
俺の自信ありげな表情を見てメナは戸惑いながらも魔力を聖剣に送った。聖剣の魔石が水色に光る。
「メナ、俺の背中に乗れ!早く!」
メナはおずおずと背中にしがみついた。
瞬間俺は水属性の魔力を帯びた斬撃を地面に叩きつけた!
メナの膨大な魔力を帯びた斬撃はたちまち大量の水となり噴水の如く俺たちを空へと叩き上げた。
「まっまさか⁉︎」
「そのまさかだ!」
俺は更に斬撃を繰り出し軌道を変えた。
「崖の上のデボンの森へ逃げる!メナもシールドを練れ!」
「そっそれが1番の悪手です!約束を忘れたんですかー‼︎」
メナの魔力が切れ俺たちは真っ逆さまにデボンの森へと落ちた。




