表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキルを駆使して自堕落生活  作者: チョビ
第五章:最後の戦い
33/35

最終決戦

サルエの頭部から血がたれていた。そしてフラフラしながら小さな声で、

「…もういい。解放だ」

そう言ってサルエは倒れた。次の瞬間魔王から禍々しい魔力が放出された。そしてタクヤに襲いかかって行った。すぐさまタクヤが応戦したが、吹き飛ばされた。そして、魔王がタクヤのもとへ行き剣を振り上げた。タクヤは足を痛めており、動くことが出来なかった。そしてエルゼがテレポートを唱えようとすると、エルゼも吹き飛ばされた。そして剣を振り下ろそうとした。一瞬の出来事で分からなかったが、タクヤが殺される事だけは分かった。そう思った時は私はもうタクヤの所へ向かって走っていた。そして剣が振り下ろされると同時に、私はタクヤのそばまで行き、足を回復した。その瞬間私は魔王に斬られた。タクヤが最後何を言っていたか分からないが、私は最後にタクヤの役に立てて良かったと思った…。

「おい!マミィ!しっかりしろ!」

「タクヤ…マミィはもう…」

「クソッ!」

「何で急に…」

「サルエが気絶する前に魔王の力を解放したんだ!抑制(リミッター)解除(リリース)見たいな感じだ」

「そんな…」

クソッ俺がもっと手を抜かずに戦っていれば…クソックソッ…

「タクヤ。マミィが命をはって守って貰ったのだから決して無駄にはしちゃ駄目よ」

そうだ…今悔やんだってしょうがない。いつも通りに、そして全力で魔王を倒さなければ。

「そうだな…エルゼ!テレポート出来るか?」

「あと数回ならできるわ」

「じゃあさっきの場所で」

『テレポート』

「ポピィンと魔王軍は魔王の足止めをよろしく。くれぐれも無理はすんなよ」

「「「オォォー!」」」

「了解」

そして俺は目を閉じ今まで以上に集中した。もうこれ以上仲間を傷つけない為にも…

「カルエ魔道具」

「もう準備してあるわ」

「サンキュー」

俺はいい仲間に恵まれたな。そう思い、銃口を魔王に向けた。

「みんなもう下がってくれ」

そうしていつも通りに笑い、

超圧縮砲エンド

最凶砲ディザスターキャノン

魔王も最凶の技を出してきた。技同士がぶつかり合った。しかし若干押され気味だ。もう少し魔力を込めようとしたが、もうほとんど魔力がない。クソッもう少し魔力を温存しておけば…

『魔力転送』

俺の中にどんどん魔力が流れこんだ。驚いてエルゼの方を振り返ると、

「最後ぐらい私達も手伝わせて下さい」

「そうだよタクヤ!」

「そもそもこれは私のせいでもありますし…」

「皆…サンキュな!」

と笑いかけた。少し目元が熱くなったが、今は魔王を倒すことだけを考えた。

「じゃあそろそろ終わりにしますかね」

そう言って全魔力を込めた。そしてそのまま押し返していった。

「あ…りが…と…」

最後に魔王が涙を流した。そして俺は小さく、

「ごめんな」

と呟いたのだった。


「タクヤさんこの世界を救っていたただきありがとうございます。そのお礼として何か願いを一つ叶えて差し上げます」

現在俺達パーティとエルゼは城に戻った。魔王軍はそのまま魔王を埋葬すると言って、魔王城に持ちさった。そして今はエルゼに救ったお礼をさせてくれと言い、願いを一つ叶えると言う事になった。

「願いか…マミィを生き返らしたいが流石にそんな事は…」

「いえ出来ますわよ?」

「え?本当か?」

「もちろんですわ。では少しお待ちください」

蘇生リヴァル

「…タクヤ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ