1.はじめての異世界
「いい?よく考えて私」
私はとある問題に頭を悩ませていた。
何があったって?気がついたら大草原に一人寝てたんだよ。
何があったか思い出せない。でも私はこんなところ来た気がしないし、そもそもこんな広い草原なんて日本にある気しないよ?草生えるとか言ってる場合じゃないレベルだよこれ。
もうホントに誰か何が起こってるか教えて下さい何でもしますからぁ。
「ん?今なんでもするって?」
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」
「うわっうるさっ。とりあえず落ち着きなよ。落ち着いてくれなきゃ話もできない」
「すはーすはー。あー落ち着いた。いや、いきなり話しかけないでよビックリしたんだよ?で、あなたは誰?ってか何者?周りに誰もいない気がするんだけど?」
「落ち着くの早いねー。まぁいいや、自己紹介しようボクの名前は白虎。この星の大体25%位を監視してる神みたいなものだよ。」
「え?か、神なんだ?(しかも白虎とかセンスなさすぎじゃない?)でまあその神様がなんの用ですか?私なんかやらかしましたか?」
「む?僕が神だって信じてないね君?まあいいや用件を言おうか。用と言っても偶にあることだけどこの星外から何かが入ってきたから見に来たまでだよ。仕事だからね。」
「星外からの何か?」
「うん。まあ端的に言えば君だね。」
「ウワー」
どうやら日本どころか星が違ったようだ。
「ええ、はい。分かってたんですか?はぁ、ええ。で、どうなんです?え?本当に?はぁー。また面倒な。ええ。了解です。」
「何話してたの?」
「君について分かったよ。どうやら異世界人らしいね、また面倒な。」
どうやら星どころか世界が違ったようだ。
「異世界?ホントに?あの?」
「どの異世界かは知らないけど異世界だよ。」
「これから私のチート時代が始まるのか!」
「あー悪いけど君、弱いよ。」
「え、嘘でしょ。テンプレどこ行った。」
「可哀想だから色々教えてはあげるけどね。」
「えー話聞くのー?めんどー。」
「脳に直接ぶち込んであげようか?」
「おーいいねー。よろしくー。」
「オラっ」
そこで私の意識は途切れた。
「うー。頭が痛いー。で、情報はどうやって…っおぉー」
目の前に薄い膜が出てはじめにとか武術とか色々書いてある。
とりあえずはじめにをポチー。
[はじめに]
剣と魔法の世界フェルトリアへようこそ。
まず何をするより先にステータスを確認しましょう。ステータスと念じれば見れますよ。クラスはないと思いますが街の神殿に行けばつけられます。変える時も神殿です。能力に応じてつけられるクラスが変わるので積極的にスキルを取ったりやレベルを上げたりしましょう。
「色々ツッコみたいけどまずステータスからだ。ステータス!」
[ステータス]
名前:アデル
称号:
クラス:
体力:20
魔力:1000
筋力:F
守備力:F
敏捷:E
運:A+
スキル:鑑定、案内
「クラスはないね。あとスキルとか称号ってなんだろ」
(スキルとは特定の動作によって与えられる能力を拡張するものです
称号とは多くに認知された二つ名を主とした名前とは別の呼び名です)
「おぉーう。なんか喋った!案内ってスキルかな?」
(はい)
「案内って名前だしナビゲーション機能とか付いてるのかな?」
(はい現在のおすすめはピラージュ王国です)
「どんなとこかは知らないけどとりあえずナビゲートして!」
(了解です)
(テレポート!)
「え」