表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界魔王になるってよ  作者: 白河 響樹
プロローグ。いざ異世界
7/35

6.頼轟VSヌシ

コハルは頼轟《 らいごう》を大きく旋回させながら、ヌシに近づかせる。ヌシの視界に入るより、生存率が上がるだろうという判断からだ。しかし、それも時間の問題。ここから出るには倒す必要があるし、そもそもコハルはヌシを置くに行かせないため、囮になる必要もある。


(残弾は……腕部マシンガンはまだまだいっぱい。脚部ミサイルは…あと一発。肩の炸裂弾は二発。あとはワイヤーアンカーとチェーンソーブレードか。どこまで持つかなー)


冷静に戦力分析するが、まず間違いなく火力が足りない。頼轟自体、再起動しただけで万全ですらない。不安をかき消すように、コハルはヌシの右目にミサイルを、右腹部に炸裂弾を撃ち込んだ。


「まだまだぁ! 撃て撃て撃て撃てーー! ファイアファイアー!!」


頼轟をハチの字走行させながら、腕部マシンガンを撃ち続ける。

がしかし、ヌシも黙って攻撃されているわけではない。ミサイル、炸裂弾の爆炎の中からガトリングの嵐が吹き荒れる。


「流石に厳しい! ……なぁー!」


ガトリングによって、頼轟の左腕右脚と次々と壊れてゆく。それでもコハルは諦めず、ワイヤーアンカーをヌシの角に向け撃ち出し、それを使い一気に近づく。接近しきればガトリングは撃てないはずだ。


「くらえー!!」


チェーンソーブレードを展開し、ぶつかるように体当たりしてヌシの右目を貫く。


「ここまでやればちょっとは逃げる時間出来たでしょ……ちゃんと逃げてくれればいいんだけど」




一方、ベルクは奥のフロアにいた盗賊団に捕まっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ