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異世界魔王になるってよ  作者: 白河 響樹
一章。ハーフエルフと女騎士と
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10.戦いの予感

戦闘が終わってからは早かった。まず盗賊団たちを外に出し、ベルクの転移魔法でベルクたちはフォイルナー=ゴッドフリート領へと帰還する。新しい拠点に配置するものとか色々決めなくてはならないからだ。


ゴッドフリート領。つまるところ、ベルクの実家であり、名目上ベルクの父ゴッドフリートが管理している領土だ。帝国の未開拓地を挟み、海と山がある領土で地図には載っていない、領民は1500人前後いるらしい。いるらしいというのは、ゴッドフリートが「ちょっくら海賊王になってくる」と領民の半数を引き連れ大海原に旅立ったからだ。基本的に客船を改造しただけなので、安全な範囲での航海しかしていないはずである。

そんな領地で、ベルクはアンナ、ガトリングホーンのメンツで集まった。ミシェルはお疲れだったので、休息中だ。ついでにガトリングホーンは「ほーちゃん」と呼ぶことにした。


アンナをぼーっと観察する。サラッサラの金髪ロングヘアーに主張の激しいアホ毛とわがままな胸をもつ。騎士甲冑は胸がきついらしく腕周りしかつけてない。動きやすさ重視の胸のラインがはっきりわかるようなのをきている。ベルクを探して寝不足だったのか薄っすらと目の下にくまができている。はっきり言って眠そうだ。ちなみにミシェルは対照的に緑色のショートカットで平たい胸族である。胸囲の格差社会ではないか。というのがベルクの2人に対する見た目の感想だ。


「……うん、アンナ。ちょっぴり休もうね?」

「報告だけでもさせてください!」

「それじゃ、手短にやって寝てね」

「はーい。まずは人材集めについてですが、17人の騎兵と2人の歩兵、それに5名の騎兵整備士。そしてミシェルのスカウトに成功しました」


かつてのベルクが予想していた通り、騎兵中心の増員だ。騎兵は頼轟などのロボ専任の兵科で、転向が難しい兵科だし元より男だらけだ。アンナが普段通りの格好で話しかけるだけでかなりの色仕掛け効果がある。


「うん、上出来だね」

「それで、次に問題が…帝国のほうで皇帝を海に連れて行くための遠征があるとのこと、高い確率でこの領内を気付かず通過すると思います」

「まだ戦力的に帝国が目をつけてくるの困るんだけどなぁ。予測日と戦力は?」

「最短で3日後。皇帝直属部隊の一つ『赤の涙』が護衛みたいです」

「マスターその赤の涙って?」


赤の涙。エリート中のエリートが集う少数精鋭の部隊であり、返り血の赤をイメージカラーとしている。その返り血塗れでも戦いが終わらない事を嘆いている為、赤の涙と名乗っているようだが、他の少数精鋭部隊に比べれば何段か落ちる。所詮家系優先だという話をアンナにやってもらう。


「仕方ない、僕も出よう。領内にいれず、未開拓地で迎撃しようか。歩兵戦はアンナに任せてもいいかな? 戦力も戦法も任せるよ」

「んー……じゃあ、閣下。30人だけ借ります。これで誰も失わず勝利したら一日中膝枕しながら頭ナデナデしてくださいな」

「よしいいよ。ほーちゃん、力借りるよ」

「いいわよ。戦えなくちゃつまらないもの」


なお、ここまでアンナはベルクの膝の上に座って会話している。ほーちゃんもちょっと呆れ顔だ。

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