表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

パンジーちゃん

「おー、さむいさむい」

おばあちゃんが庭にでてきて言いました。

「そんなにさむい?」

どこかで声がします。

「おや、だれかな?」

おばあちゃんは、きょろきょろあたりをみまわしました。

「ここ、ここ」

足元で声がします。

黄色い、かわいいパンジーの花の声でした。

「あれまぁ、おどろいた! パンジーがしゃべれるの?」

「うん、私パンジーちゃん。おばあちゃんが元気がないから神様に声をだせるようにしてもらったの」

「そうなの。もう、わたしゃ、さむくてさむくて何もやる気にならないの」

「私も、ほんとはさむいんだよ。でも、自分でおしゃれしてたのしんでるの」

「おしゃれ?」

「そう、この黄色いお化粧、お気に入りよ」

おばあちゃんは、そういえば最近お化粧してなかったなぁ、と思いました。

「私もお化粧してみようかな」

おばあちゃんが、パンジーちゃんに言いました。

「うん、おしゃれしたら、気分もかわるよ!」


おばあちゃんは、早速家に入って、鏡をもってきました。

「おやおや、しわがふえたこと」

つぶやきながら、ファンデーションを塗っていきます。

肌の色が明るくなりました。

ほお紅をつけて、赤い口紅も塗りました。

「あら、いいじゃない」

おばあちゃんは、鏡をのぞいて、ほほえみました。

なんだか背中もしゃんとしました。

「寒い寒いって、家にこもってちゃいけないね」

おばあちゃんは、庭にでて、パンジーちゃんに言います。

「パンジーちゃん、ありがとう! 元気がでたわ。お友だちに会いにでかけてくるよ」

「よかった」

パンジーちゃんは、うふふと笑って、おばあちゃんを見送っています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ