ずっと笑ってはいられない 文芸
駅の中で、ビルの中で、店の中で、道のはじで。
電話に出ながら、話をしながら、慌てながら、急ぎながら。
汗をかいていたり、難しい顔をしていたり、頭を下げて謝っていたり。
そういう大人を見ていると、思う事があるんだ。
いつもそうしているなって。
そして。
ずっと笑っててもいいのは子供の時だけなんだって。
ずっと笑ってはいられない。
大人になったら、笑わないようにしなくちゃ。
だって大人は厳しいんだよ。
生きる為に、色々しなくちゃいけないんだよ。
誰かの顔色をよんだり。
お金をたくさん集めたり。
見た目を気にしたり。
動く理由を考えたり。
他にも色々しなくちゃいけない。
ルールを破っちゃいけないし。
間違える事はしちゃいけない。
大人はとっても、大変だから。
子供の時みたいに、ずっと笑っている事はできないみたい。
笑っていたら、怒られるみたい。
だから、大人になったら。変わらなくちゃ。
ずっと笑っていたいけど。
笑わないようにして生きていかなくちゃいけない。
でも、ずっと笑っていたいから
子供のままでいたいなもうちょっと。
できれば、ずっと笑っていたいから。
ずっと子供のままでいられないかな。




