防衛大臣騎士挨拶
来賓の挨拶
「防衛大臣騎士宣雄さま」
司会者から指名が来た
私は上段に立ち
「全員起立」
「頭中」
私は敬礼しながら全体を見渡した後正面を見る
「直れ」
私は司会者へ着席するよう合図する
「全員着席」
ダッと音がする
慣れてきたか音もそれなりに揃ってきた気がする
「防衛大臣の騎士宣雄です。
御入校おめでとうございます
防衛大臣として自衛隊の責務を話さなければいけないのでしょうが、違う話をしたいと思います
私もかつてこの学校の生徒でした。また此処に携わる、指導する教官も元生徒の方も多い筈です
皆さんの生徒としての気持ちもよくわかると思いますので相談して下さい
さて、私はこの学校に入り吹奏楽部に入りました
吹奏楽は一人では奏でる事はできない事を学びました
皆さん一人一人は小さな音を奏でることしかできません
今はプレリュードでしかありません
しかし、此処にいる皆さんが一つの音楽となった時、素晴らしいシンフォニーを奏でる事ができます
三年間で、どのような音楽を奏でられるようになったのか、卒校式で見たいと思います
このまま、プレリュード(前奏曲)のままなのかシンフォニー(交響曲)なのか、それともコンチェルト(協奏曲)となるのか楽しみです
思いを一つにする。
競い合い、励まし合い、助け合いそんな皆さんの行動が最後に奏でるのです
素晴らしい三年間を仲間と過ごして頂きたいと思います
保護者の皆さん、御入校おめでとうございます
大切なお子さんを三年間預からせて頂きます
所員全員でバックアップさせて頂きます
会うたびに成長した姿を必ず見る事ができる事を約束して挨拶に返させて頂きます」